先週(6/19-22)、米国サンディエゴで開催されたBIO International Convention 2017に参加してきました。
BIO International Convention(BIO)は毎年5-6月に米国で開催されている世界最大のバイオ・医薬系の展示・商談会です。このコンベンションは、バイオ・医薬系の企業や大学・研究機関向けに設計されているようで、ここ数年は企業間・産学官間のパートナリングシステムが強化されているように感じます。
その一方で、法務、コンサル、会計、翻訳などのいわゆる周辺産業の関係者も参加しています。記憶では00年代中頃から知財関係者が参加するようになり、知財関係者のミーティングやネットワーキングの場として活用されるようになっています。
私の場合も、海外の知財関係者とのミーティングが主な参加理由となっており、今年も弊所と取引がある現地代理人を中心にミーティングを行ってきました。世界各国への出願と権利化は、信頼できる優秀な代理人との関係維持や情報交換が重要であり、BIOをface to faceのミーティングの場として活用しています。
ちなみに、BIOに参加する意味はありますか?ということをよく聞かれます。海外の知財関係者と会うのであれば、INTA、APAA、AIPPIなどの各種知財関係団体の会合を利用するか、直接訪問することで対応できそうですが、私の場合は会いたい人がBIOに参加しているというのが参加の動機となっています。
但し、バイオ以外の専門分野の知財関係者はほとんど見かけず、また、興味がある取引先やキーパーソンがすべてBIOに参加している訳ではないので、自分が会いたい人がBIOに参加していれば参加する意味はある、というのが答えになろうかと思います。