
■舞子大山組 卯年まつり 御神廻
御神廻の始まりは、宝永8年(1711年)辛卯からと伝えられているが、今から300年前の長い歳月を経た事であり、
その起因については定かではない。
また、当時の御神廻は、各村落ごとに行われていたようである。
その後、文政の時代から約50年間、この御神廻行事は中断されていたとも伝えられている。
舞子山組八ヶ村で組織する舞子大山組として御神廻が行われるようになったのは慶応3年(1867年)の卯年からで、
それから12年ごとに行われ、平成23年(2011年)の大祭で12回目を数える。
当時の惣代庄屋今井藤兵衛の舞子山組八ヶ村に対する働きかけによって、以来、敬神崇祖、無病息災、五穀豊穣を
捧持し、地域の親睦と融和を基調として、舞子大山組の住民が主体となり伝統と由緒ある珠玉の大祭典として引き
継がれてきたものであり、その後昭和の年代に入り、大原と五丁歩の二ヶ村が開拓地として誕生し、この二ヶ村を
舞子山組に包含するに至り、舞子大山組十ヶ村の大組織で、卯年式年御幸渡御大祭典を行う運びになったものである。
(1999年 第11回大祭委員長 今井敏英氏資料より引用)
写真は第11回(1999年) 撮影 星俊夫
