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南魚沼~わが故郷から~

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天地人 第18回 「義の戦士たち」

2009年05月03日 | 天地人
面白かった!
登場人物みんな印象に残る、素晴らしいです。
一昨年の「風林火山」を思い出します。興奮します。
脚本、演出、多少CGが気になりますが、申し分ありません。

以下、今回印象に残った数々・・。
①上杉は総力を挙げて魚津城攻防に出ざるを得ないだろうとの織田側の予測を覆し、
 そうみせかけて信濃や上野から敵をおびき出し、一網打尽にする。
 この兼続の戦略を即座に理解し決断する主従の信頼関係。
 景勝「危うい賭じゃ。万に一つ狂いがあれば、この春日山も落ちる。・・出陣の仕度にかかれ!」

②景勝正室菊姫「仇を取ってくださりませ」、この人は存在感のある女優さんですね。

③出陣前夜の満月、お船から贈られた髪を手に、景勝とのやりとり
 緊張感のあるシーンの連続の中に織り込まれた一服の清涼剤のような効果。
 「お船か?」「はい」「相変わらず威勢がいいの。あの顔をもう一度みてみたいの。」
 「はい。」「・・はい?」「おかしな意味はないぞ。」

④毛利攻めの羽柴秀吉、物見櫓の上での石田佐吉とのやりとりで・・
 「いや上様のご出陣を仰ぐ・・」しかし、秀吉様は抜かりない。
ここは勝利を主君に譲る・・処世術でもスペシャリストだ。

⑤明智光秀・・・プライド高いエリートが陥りやすい運命の罠、でも信長ごときが国を治めるなど
 もってのほか、というところはいいね。
              他にも盛り沢山のみどころ。

今回のMVP・・・吉井宗信・・上杉の侍
 今回のハイライトは、単身魚津城に乗り込み、戦略を伝える兼続と吉井・安部以とのやりとりのシーン、
 ここは涙なくしてはみられない。
 吉江「ここで降伏すれば、我々の戦は無に帰す、織田に命乞いするために戦ってきたのではない。
 越後のため上杉のために戦ってきたのだ。」
 兼続「一人でも多く越後に帰ってきて欲しいのです。これは殿の御意にございます。」
 吉江「もうよい、我らはここで命を捨てる。」
 兼続「ならば、私もここに残ります。」
 吉江「兼続、そなたは家老、越後を背負っていかねばならぬのだ。」
 安部「ここで情に流されてどうする。」
 吉江「殿のこころざし、お礼申し上げる。しかし我らは上杉の侍、敵に生き恥をさらすより、
 死して我意を貫くとお伝え願いたい。」
  (聴き取りなので、少し違うかもしれません。)

第2位  上杉景勝
 しかし、大将は辛いなあと思う。国を守りお家を守るためには、常に冷静で非情さもなければつとまらない。
 北村さんの演技は、素晴らしいと思う。

第3位 菊姫
 景勝をおくることば、「仇をとってくださりませ。」これで決定。

本当は、ラストで兼続とのシーンで泣かせてくれた安部政吉なのですが、次回のMVPに決めているので今回はパス。
兼続は、安部とのシーンでしかめっ面で涙を流してしまいましたが、涙があってもいいのだが、もう少し
クールに決めて欲しいと思ったので、これもあえてパス。

次回は、魚津城落城、そして本能寺の変に突入か。
楽しみじゃ!
     第19回 「本能寺の変」