教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

”分断から統合へ”の2023年

2023-01-01 | 雑感(教育以外の話題)

ブログ読者の皆様
2023年、新年あけましておめでとうございます。
ご覧いただいている「教育のとびら」も本年中に、100万アクセスに到達する予定です。

本年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、私はキャッチフレーズを自身の中で意識しながら生きているのですが、2023年のキャッチフレーズを”分断から統合へ”としました。

2022年2月末に勃発し、現在なお終わりの見えない、ロシアのウクライナ侵攻。この現代社会にあって、国が武力により力づくで他国を暴力侵攻するという暴挙というものが起きるのかという衝撃が走りました。

私は宇宙思想家として、まだ公式には出会っていないけど、無限にあるであろう宇宙文明のレベルにおいて、地球はいかほどの位置にあるのかなと考えることが時々あります。この人類の歴史の中で、まがりなりにも人類は進化していると思っています。生贄や奴隷制度、人身売買や植民地制度による現地住民への圧政などは、今はなくなりました。少なくてもそうした行為は野蛮とみなされます。女性の政治参加やダイバーシティを認める傾向、SDGsや気候危機への意識など、人類に意識は進歩しているのでしょう。

しかしながら、まだまだ他の宇宙文明と対等に対話できるレベルかというと、そこには至っていない部分があります。皆さんが賢い宇宙人だと仮定して、今のこの問題おおき地球に着陸、観光したいと思うでしょうか? 訪問しようとすれば疑心暗鬼で攻撃がしかけてこられるかもしれないというこの惑星で・・・

私たちは、こうした宇宙文明視座での人類の進化をそろそろ意識すべき時に来ているように思います。そのときの、キーワードが分断から統合だと思っています。

「こちらの世界観が正しく、あちらの世界観は間違っている、遅れている。だからこちらに従わせる、排除する。あの人はこの地域文化、組織文化になじんでないから排除する。」

どうしたらこうした考えから、多様性を認めつつも調和的に平和的に生きることができるようになるのでしょうか?

その鍵が「分断から統合」という概念であると思っています。
これは単に、「みんな違ってみんないい」というのとは違います。地球という共有スペースで生きている限り、いろいろな利害対立は起きるので、違いを乗り越えて武力などの暴力でなく、知恵で解決していくインテリジェンスが必要となってきます。

統合のためには、癒しや許しといった意識をもつことが不可欠です。
そして、それは自然状態では身についていかないのです。
ここに教育の効果が大変重要だと私は思います。

敵と味方に分かれ、相手を攻撃によって従わせる。自分都合だけの世の中していこうとする。自然状態ならそうなってしまうことでしょう。しかし、地球全体視点が必要であることを気候危機やパンデミックなどは訴えてきているのではないでしょうか?

互いを責めるのではなく、両者の良いポテンシャルを引き出しあい、知恵をしぼって、小さいスケールから大きなスケールまでの課題をチャレンジングにクリエイティブに解消・解決していくということ。

そのために、皆でアイデアを出し、実行していきましょう。
そんな元年にしたいと思います。

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