教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

コワーキングにおけるマッチングボードアイデア

2013-09-06 | 雑感(教育以外の話題)
コワーキングオフィスが都内を中心に多くできてきました。
固定したオフィスを持たない独立した事業者が、活動場所として使う空間です。

シェアオフィスとの違いは、シェアオフィスは同じ建物なり1フロアに複数の会社が固定して入っているものです。
つまり、こちらは固定席ですね。

さて、コワーキングオフィスにおけるマッチングボード(会員の互いのプロフィールなどを閲覧する仕組み。昔は駅にあった伝言板や、マーケット内などにある「売ります・買います」コーナーのようなもの)は、どんなデザイン・設計にしたらよいかというワークショップがありました。

コワーキングオフィスでは、一人一人がPCなどを使って働く風景がよくありますが、同じ空間にいても相手が何をしているかがわからなかったり、こんな人と一緒に仕事ができたら助かるのにと思っても、なかなか仕組みがないと出会えないわけです。そこで、こうした人たちのマッチングをうまく取るにはどうしたら良いかというアイデアが必要です。

私の案では、レストランメニュー方式をおすすめしました。
レストランにいくと、冊子になった写真つきのメニューが渡されますよね。あれです。
コワーキングオフィスの入り口に、マガジンラックがあり、そこにクリアファイルのようなバインダーが置かれています。
そのバインダーには
A4用紙1枚程度に、個性豊かな、コワーキング利用者のプロフィールが印刷されています。(フォームは自由ですが、顔写真や何をしているかなど最低限、書くべき事項は指定)
どこまで個人情報を公開するかも、利用者によってコントロールできます。

そして、入れ替えたい時は自分で入れ替えます。百円均一ショップなどで売っている透明クリアファイルで十分だと思います。

1枚の大きなボードに、細かい写真が貼り付けてあったり、ランダムに小さな紙でプロフィールが書いてあったりするマッチングボードがありますが、みづらいです。

そして、次のような区別もプロフィールの中で宣言されているといいですね。
 1)自分が提供できる資源、リソース
 2)提供してほしい資源、リソース
 3)協力型(すでに事業は行われており部分的な協力が欲しい)か立ち上げ型(新しい事業を創造したい)か

また、マッチングボードを制作する際、考えておかなくてはならないのは、オペレーションをどうするか。
コワーキングを尋ねてきた人の流れを考え、うまく会員とマッチングができるような工夫をどうするか。
つまりコンシェルジェみたいな人が、うまく相互のマッチングをサポートするという仕組み、互いにマッチした人を知らせる仕組みです。


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