Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

渋谷、裏路地の皿うどん

2020-01-23 | Weblog

なんだか渋谷駅周辺も再開発で物凄く様変わりして、前に上州屋があった界隈は全て更地になっていて驚いた。

新たな商業施設や駅までもが新しくなっていくが、その反面未だに取り残された場所も勿論いくつか残っている。

 

食事をしようと思い再開発エリアを抜けると、そこには雑居ビルや小さな飲食店やらがひしめきあった区画がある。

少々ゴミゴミしていてあまり綺麗とは言い難いが、オシャレでスッキリとしたエリアよりも、この様な庶民的な感じの方が断然面白い!

 

さて、何を食べようかなと思い路地を抜けると、何やらこれまたこきたない路地があった。

 

 

 

 

駅前の商業施設とは雲泥の差だけど、その薄暗い路地裏に赤色の旗が目に入った。

本場ちゃんぽんと書いてあるが、中を覗くと結構な数の客で賑わっていた。

ここはなんだか良さそうだと中に入る。

 

奥の円卓に案内されたら、その奥のサラリーマン風の人は皿うどんを食べていた。

皿うどんは、あげた麺と柔らかい麺があり、迷わず柔らかい麺を注文した。

 

そのサラリーマン風の隣にはOLさんが2人入ってきて、僕の両隣りは男性であった。

それほど広くない店内では相席が当たり前で、それを縫う様に店員は注文をオーダーしていたり、出来上がった料理をテーブルに運んでいた。

とても活気があっていい感じだ。

 

 

 

 

そして料理が運ばれてきた。

円卓の中央のさらに小さなテーブル(なんて言うのか)をくるくる回して辛子を取り皿に盛る。

餡掛けの下から少々太めな麺を持ち上げると、その重みが箸に伝わってくる。

一口食べると、なんとも絶妙な食感と味であった。

いつものチェーン店のを想像してたが、食材の旨味がきっちり味に出てる感じである。

 

スープも鶏ガラ(?)だろうか、まろやかな出汁が出ていて非常に美味。

最後まで飽きることなく食べることができた。

 

今度は皿うどんではなく、長崎ちゃんぽんを食べてみたいが、客の半分は皿うどんを注文している様であった。

 

店は古い感じであったが、これは久々に良い店であった。

 

 

 

 

 

 

 



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