Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

フォークギターの話

2020-04-18 | Weblog
家に籠もってギターを弾きまくっている。
そんで、久々にサムピックを出してスリーフィンガーピッキングをやってみようとすると、コレが中々難しい。

普段、サムピックなんか付けないものだから感覚が狂ってしまっている。
なんでもそうだけど、練習とかしてなかったら忘れてしまうものだよね。

僕がギターを初めた頃は周りで長渕剛が流行っていた頃であったから、必然的に僕も聴くようになった。
当時は日本のロックバンドとかはあまり興味がなく、どちらかというとフォークソングの方が好みであったのか古い歌を聴いていた。

そして「乾杯」というアルバム(よく聴いた)に「顔」という曲が入っていて、そのギターは一体どうやって弾いているのかと当時は不思議に思った。
何だかふたりでギターを弾いている感じだが、実は一人で弾いていると知った時に「弾けるようになりたい!」とそこからフォークギターにハマっていた。





実際にやってみるともうコレが本当に難しくて、途中で何度か挫折しそうになったが、小指をギター本体にくっつける事で手が安定してきた時から弾けるようになった。

今では個人が動画なんかでアップしてるからわかるけど、当時はタブ譜しかなく、小指などの詳細は一切載っていなかったのだ。
しかし、この「顔」や「プライベート」といったギターの音は、今聴いても無茶苦茶良い音で、いくら工夫しても絶対に同じような音は出せない。

そして、「プライベート」でナッシュビルチューニングで音を重ねているギタリストの石川鷹彦さんの存在を知るようになった。
この石川大先生の音がまた凄く、なんというか、時には優しく、時には力強くと、まるで人柄が音に出ている感じなのだ。


Anji - Konosuke Sakazaki & Takahiko Ishikawa



とにかくスリーフィンガーが大好きで、ポールサイモンやさだまさしなどフォークソングを聴きまくっていた。

ギタリストは石川鷹彦さんの他に吉川忠英さんも素晴らしく、ユーミンの「優しさに包まれたなら」を今までDのキーで弾いてたんだけど、なんとこれが本人はCキーでやっていたから驚く。
いや驚いたわけじゃないど、何かちょっと雰囲気が違うなと思ってたら、DじゃなくてCだったのかよ!と目から鱗。

もちろんCキーに直したところで、全く同じ音は絶対に出せないけど。
本人も当時と同じ音を出すのは難しいのではと思う(環境とか機材とかもあるし)。

でも、それでも少しでも原曲に近づける(または雰囲気を出す)というのは、僕にとっては冷蔵庫の残り物でいかに店の味に近づけるかというものに似てなくもない(つまり難しいということ)。

そうなると、すぐに時間が経っちゃうんだよね。








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2 Comments

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Unknown (Little harbor)
2020-05-10 10:45:13
ギターは素敵ですよね
とても若い頃に親に頼みこんでギター教室に通いました
クラシックギターだったので基礎は学べたのですが
後は、フォークソングにどっぷりと浸かり、いつの間にか
年月も経ち、ギターから離れ自然と左指の指紋も柔らかくなって
弦を押さえると痛むようになりました
とても残念な思い出です
今の情熱を大切にしてくださいね
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Unknown (manabu)
2020-05-13 21:58:02
コメント有難うございます。
外出自粛のせいも有りますが、楽器に触れる時間が増えます。
早く収束に向かって、思う存分釣りがしたいです。
もちろんギターも大好きなので、今のうちに少しでも良い音が出せればと思っていますが…。
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