今年の正月は、三が日まるまる休みなので両方の実家に里帰り。
元旦は贅沢なおせち料理を頂いたり、一日中何かを食べていた。
久々に正月らしい元旦だった。
次の日は茨城へ帰省したが、ちょっと辺鄙な蔵の街石岡へドライブ。
しかし、まだ二日ともあり店は開いてないし、普段でも人口が少ないところであるからさらに人が居ない。
蔵の街と言う事もあり、重要文化財の蔵屋敷は立派だが、それよりも僕の目に入って来るのはトタンの家の方だ。
蔵も良いが何故か寂れたトタンに魅かれた。
ちょっと田舎に行けばまだまだ古い佇まいが残っているのだ。
確かに古臭い蔵も良いけど、圧倒的庶民感を醸し出すのはトタンの方なのだ。
井戸も無いかな?と捜していると、灯台元暗し的な所にひっそりとあった。
しかも枯れ井戸で何時取り壊されるかわからない代物だ。
石岡を適当に流した所で、次はさらに僻地な真壁へ移動。
石岡や真壁は昔通り過ぎた事はあったが、立ち寄る事はたしか無かったと思う(特に立ち寄る理由も無かったし)。
しかし、「何も無いところ」で「何かを探す」のもまた楽しいのである。
で、途中の筑波鉄道の廃線跡に弟が案内してくれた。
そう言えば思いだした。
筑波山へ行く単線が子供の時に、車から見たのを記憶していた。
ん?と言うかかなり昔に、筑波山に登るのに土浦から乗った事が有る様な無いような...思いだせない。
この筑波鉄道は1987年に廃線になったとの事で、今ではサイクリングロードになっていた。
さて、真壁方面に車を走らせているその途中、一瞬目の端に異様な光景が入ってきた。
今のは一体何だったのだ?と、車をUターンさせた。
ロータリーの奥に、どどーんと後方に山を従えた廃バスが陳列されていたのだ。
これは圧巻だった。
弟も「廃モノ」好きなので二人してテンションが上がってしまった。
20年、いや30年くらい前のものか知らないが、それぞれその役割を終えてひっそりと朽ちていく事を受容しているのだ。
足を見ると、チクチクの種(調べたらセイタカウコギと言うみたい)が沢山付いていて、取るのが大変だった。
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