磯に立つ

深夜３時に仲間が迎えに来てくれた車で三浦半島へ向かった。高速をノンストップで走ったので掛かった時間は１時間半という早さだ。

約２ヶ月も竿を降っていなかったので久々の釣りだった。シーズンオフになると僕はかなりモチベーションダウンになってしまうので、やはり仲間の存在は有難い。朝方、前日の雨が少し残っていたが、気合で磯に乗ることにした。連休ともありアングラーが結構いて、開いているポイントを探す。早速今年に入っての一投目をしようかなと思ったら、すかさずライントラブル！ブツブツ文句を言いながらノットを組み替えた。

それにしてもさすがに真冬の海は寒い。沖の方から冷たい風が容赦なく吹き付けているし、時たま白い細かい物がアウターを打ち付けた。指先が寒くて感覚がなくなってくる有様だ。仲間はトップで根回りを探っている時にヒットさせたが、惜しくもバラしてしまったらしい。あまり磯場には立たない僕らにとっては、なかなか難しいフィールドなのだ。

日が昇り、体力、精神力ともに落ち込んで近くの温泉に入り、車で仮眠する。その後夕マズメ狙いでまた磯に立つが、アタリすらない状況であった。

三崎で鮪の漬け丼に舌鼓を打ち、仲間に今年の目標は？と問うと、「食える魚を釣りたい」との事だ。確かに金目鯛なんか釣れたら、ソレハソレハ確かに刺身なんかで食べたいよなあと思ったが、どうやって釣るんだろう...。