日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

新しいバイク買おうかなー

2012-07-14 22:25:48 | Fate系
また中古で。
だって新品は高いんだもん!
いや、新品の方が安全安心だってわかってますよ?
でもほら、お財布の中身的に、ね?
はい、聖戦ものでーす!

前のバイクは処分したからね。
二回も後輪が駄目になって、私の心が折れました!

Fate/Zero。
モブが可哀想な話。
張り切って原作救済を目指したら、木っ端微塵だった件。


悪魔は朗らかに君を欺く


さよなら、これまでの平凡な人生!
こんにちわ、新しい俺!!
これから俺は楽しく可笑しく面白く、そして最強に生きていきます!!
はい、そこー、え、何言ってんのお前? 頭可笑しいの?って顔しない。
いやいやい気持ちはわかるけどさ。
俺もちょっとテンションが上がっちゃっただけなんだ。おーらい?
どうしてこんな風にはしゃいでるかって言うと、トリップしたから。
そうあれはある寒い日、氷の張った道路、転ぶ俺、運悪く突っ込んでくるバス。
……あとは、わかるな?
うん、つまえりそーゆーこと。
おお、勇者よ死んでしまうとは情けない。
コンティニュー? いえーす。
神様的なものに能力もらって生き返り? いや、トリップ?
てなもんで、俺降臨!
それも型月世界。Fateだぜー!
し・か・も! 四次。
あのお先真っ暗鬱展開てんこ盛り。バッドエンドしか無い、アレね。
ぶっちゃけ、あの話って得した奴神父とウェイバーだけじゃね?ってつくづく思ってたんだよ。
みんな可哀想といえば、可哀想。
何も死ぬこたなかったんじゃないかな、と。
正義の味方目指してる割にはやり方がえぐ過ぎるぜ、切嗣さんよぉ…。こいつだけでも止めたら被害はもっと減る気がする。
蟲おじも先生も黒子も婚約者も幼女も主人公もみーんなまとめて俺が救ってやるぜ! だがキャスター陣営、てめーらは駄目だ。
あー、原作剥離でSNがなくなるのは哀しいけど、人命には代えられないしな!
大火災とか、悲惨過ぎんだろ?
だからこそ決意を込めてサヨウナラ衛宮士郎! こんにちわ■■士郎!!
いいじゃないか、エロゲ主人公になれなくったって!!
神様っぽいやつにもらった力は、投影と凛と同じアベレージ・ワン! そんでもってすんごい魔力!! 桜と同じ架空元素も欲しかったけど、扱いきれる気がしなかったので止めました。でもゲート・オブ・バビロンはもったいなかったかな?
んでもって魅了。ソレも男女関係無く効くの。
ほらあれですよ、にこポと撫でポってやつ。
やっぱ基本だよねー。
いきなり見ず知らずの人間が聖杯は穢れてるぜーとか言っても信用されないだろ?
だからさ、まずは好意を持ってもらいたいな、と。
そのためにはチャームって有効だと思うんだよなー。
人間関係円滑に進めるためにも。
むしろ四次は肝心のマスターとサーヴァントの関係が悪すぎて…。
こいつらもっとちゃんと信頼とか築いてたらましになったんじゃねーのってのがさぁ。
話し合いって大事! 解りあえなくても、お互いの本音とか言葉にするだけで違うと思うんだけどな。
まぁ四次のマスター陣って、大人が多いから体面とかプライドとかあるんだろうけど。
ぶっちゃけ殺し合い、自分以外は皆敵の中で味方同士で何やってんの?とか本気で呆れました。
もっと大人になろうぜ、あんたら?
そんなわけで、俺は頑張って全員救済目指すのさ!!
あ、アンリ・マユだって助けるからな!!
よーし、待ってろよお前らー!!

「止まりなさい!!」
貴様、待てー!!」
凄まじいスピードで追いかけてくる金髪の少女と、金髪の青年。
青年の方はスライムみたいな銀色の何かに乗っている。
なんで、なんでこうなってんのー!?
俺はただ街で見かけたセイバーの後を付けて、アイリスフィールから説得して切嗣に会いたいと思っただけなのにー!!
金髪男の方は、あれだ先生だ。ケイネス・エルメロイ・アーチボルト。皆大好き噛ませ犬先生!!
でも若いよ、セイバーよりちょっと上ってだけだよ?!
チャーム? 無理です! 効きませんでしたぁ!!
抗魔力ですか、もしかして? 
嘘ぉぉぉぉぉ! 有なのそんなの? あーでもランサーの黒子もそういやセイバーには効いてなかったっけー?
「ええい、止まらんと言うならば…!」
「ぎゃー!?」
水銀を槍みたいに飛ばしてきやがった!!
こなくそ!
ガンドで撃ち落したら、思いっきり舌打ちされました。止めて、俺死にたくない!
「兄上、ここは私が!」
「む、大丈夫か? アルトリア?」
「はい。私とて誇り高きアーチボルト家の者です!!」
足を止めて見詰め合う二人。
絵になるけど、絵になるけどさ!? 兄上って言った! アーチボルト家の者って言った!?
どうなってんの、これー!
「はぁぁぁ!!」
セイバーっぽい女の子は両手に構えた剣に意識を集中して――あ、やっべ。
凄い風の力?魔力?みたいなのが集まってる。
「ストライク・エア!!」
「はんぎゃー!?」
うっそだろ。何とかかわせましたけど、だから舌打ちしないで先生!!
とりあえず、とりあえず…逃げろー!!
「あ、待て! 逃げるなー!!」
「待ちなさい、大人しく捕まりなさい!!」
背中に飛んでくる声は聞こえない聞こえない。
なんとか逃げきって、小さな公園のベンチに座り込む。
怖かった、すんごく怖かった。
セイバーとケイネス先生。
もしかしたら先生がセイバーを召喚したのかもしれないけど、年齢とか兄上とか超気になる。
うん、どーすっかなー?
そうだ、間桐に行こう。
桜助けて、おじさん助けて、臓硯消そう。
そうしよう。
で、どうしてこんなことにぃ!?
「間桐の屋敷に忍び込むとはいい度胸ですね。一体何処の手の者ですか?」
くすくす。
身体を拘束する影。目の前に立つのは特徴的な藤色の髪と目の妖艶な美女。
どうみても間桐桜です。しかも完璧に成人してます。本当にありがとうございます!
もっと問題があるのが彼女の背中にしがみつく二人の子供。
どちらも紫の髪で緩くウェーブしてて…子ワカメと子ランスロットですか。どうなってんの、これぇ!?
内心パニックになる俺にラスボス系ヒロインは笑みを深くして。
「だんまりですか? じゃ、いいです。食べちゃいましょう」
くすくすくすくす。
怖いから笑わないでー、ごーごーしないでー!!
逃げました。全力で。投影したルルブレ直接影にがつんしたよ。
俺逃げて、超逃げて!!
ちょっと落ち着こう、すーはーすーはー。
通りかかった言峰教会ではアイリスフィールっぽいシスターが、バゼットっぽい女の子とおしゃべりしてました。
何これ?
え、なんなのこれ?
お、俺どうしたら良いの!?
ここって型月世界だよね、今四次の時間軸だよね!?
これでいいのか、冬木市! 表向きは何の変哲も無い街、ただし裏では魔術師たちがコロシアム!が定番だろ、JK!
一体何がどうなってんだよぉぉぉぉぉ!!
「誰か、説明プリーズぅうっ?!」
ずがん!
え? いきなり視界がジェットコースター。
全身がりがりアスファルトに擦れて痛い。
あれ、どうなったの俺?
「いてぇ…」
半泣きで腕を動かして、背後から吹っ飛ばされて道路の上をローリングしたんだと解った。
洒落にならないくらい、痛い。
てか、誰が? 何が?
首を巡らせ見たのは――、
「殺すなよ、駄犬」
「わかっている!」
代行者っぽい黒服の、金と青。

膝に乗せた幼い娘が、懸命にテーブルに向かって体を乗り出している。
目当ては皿に盛られた苺。
「ああ、落ちてしまうぞ、雁夜。母が取ってやろう」
綺礼は幼い娘のはしゃぐ体を押さえ、一粒摘んだ苺を手元に持ってきてやった。
「いちお! いちお!」
嬉しそうに笑って、雁夜はその手に赤い果実を握る。
「ん、んぅ~」
一口齧り、顔全体をくしゃりと歪めた。
「ちゅっぱい。いちおちゅっぱい」
べぇ~と舌を出すその様に、綺礼は少し考えて小さな歯型の付いた苺を雁夜の手から取ると自分の口に放り込む。
租借して、飲み込んで。
「ふむ、確かに甘さが足りないな」
ミルクでもかければ別だろうけれど、幼子には酸味がきついかもしれない。
「これは明日ジャムにでもしよう」
そう頭を撫でてやれば、雁夜はにこぉと可愛らしく顔を綻ばせた。
「ああ、綺礼のジャムは美味しいからね。私も楽しみにしているよ」
綺礼の正面のソファに腰掛けていた時臣。
優雅に微笑む夫の言葉に、綺礼は楽しみにして下さいといつもの無表情で答える。
時臣の膝に乗せられたカレンは双子の姉の百面相が気に入ったのか、上機嫌に体を揺らしていた。
「そういえば、先日捕らえた魔術師はどうなりましたか?」
「聖堂教会の方で色々聞き出そうとしているようだが、支離滅裂なことしか言わないとクーが愚痴を零していたよ」
「…やはり狙いは聖杯で?」
「その様だね。ここの、冬木の聖杯が穢れているなんて周知の事実だが、溜め込んだ魔力は本物。
ソレを求めて有象無象が集まってくる。
冬木の守護者として、見過ごすことは出来ないが。こうも多いと頭が痛いものだね」
「無理を、しないで下さい」
「はは、わかっているさ。君と娘たちのためにも、やらなければならないことだからね」
微笑む夫に、綺礼は静かに頷いた。

三百年前。
この世から悪の根絶を願った魔術師が居た。
衛宮切嗣――心の底から争いの根絶を望んだ男。
彼は己の志に賛同したもう一人の魔術師マキリ・ゾォルケンとともに、冬木の霊脈を無理矢理に奇跡の聖杯へと造り変えた。
しかし無理矢理造り変えられてしまった霊脈は暴走し、望みの反転――最悪の呪いアンリ・マユを呼び覚ました。
異変に気付いた冬の聖女ユスティーツァは自ら聖杯と一体化することで暴走を抑え、彼女にこの地を託された遠坂の人間が代々冬木を守護するようになった。
アンリ・マユを内包する聖杯から漏れ出した魔力によって、冬木の地には数々の異変が起こり、ソレを防ぐために、また聖杯の研究・解体の為に多くの魔術師が住むようになり、時計塔に並んで魔術師の聖地となった。
そして聖杯の魔力を狙い、何がしかの企みを持った魔術師や死徒が潜り込もうとするのだ。
ゆえに、冬木の地は一般人には決して知られぬところで常に戦いが起こっている。
平穏を生きる人々に知られぬよう彼ら魔術師は歴史の裏で、世界の影で、日夜戦い続けていた。


目指すべきゴールは見えていました。貴方の走る道には繋がっていなかった、それだけのことなのです!!

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