今日見た夢のほうが気になるよ!
何あの夢? 長細い○ックみたいのが音も無く気配も無く追ってきたよ…。めっちゃ怖ぇ。
ロッカールームみたいな部屋にいて、ふと横を見たらロッカーの影からこっち見てたぁ!
何食わぬ顔でそこから出て、鍵もかけたのに。…追いかけてきたんだよ。怖いよ。
代わり映えしないDODっす。
外に出ても追いかけてくるし。
怖くて細い一本道には入れないし。
奴はちょっと後ろを振り向いた瞬間に前に出現してる、絶対。
何アレ?
なんであんなのが出てきたのか?
謎。
代わり映えしない夫婦。
つまりいちゃついてます。
嫁、子供化?
そんな話。
べいびーはーと
結論、ドラゴンがちっちゃくなりました。おわり。
いや、終わりじゃなくて。
みぎゃ!!
カイムの目の前にいるそれは、そう鳴いた。
――声が高いな。
感じたのはそれであり、立派な現実逃避だった。
目の前にいる中型犬ほどの大きさの赤いドラゴン。
カイムの契約相手のドラゴン…のはずだ。
泡吹いて倒れている神官長を蹴り起こし、踏み付けつつ問いただしたら、どーにも魔法反射が妙な具合に作用したのではないか、といういい加減な答えが返ってきた。
フェアリーはけたたましく笑いながら飛び回り、幼子は大喜びし、隠者は慌てふためいている。
ちなみに人食い未亡人はドラゴンを一目見るなり涎を垂らしたので隔離中。
人じゃなくてもいいのか。
意外と範囲は広いようだ。
身体に溜まった魔力が抜ければ自然と戻るはずだと言われたが、それがいつになるのわからないし、当てになるかもわからない。
とりあえず、カイムはドラゴンを抱き上げようとして、
がぷ。
噛み付かれた。
幸い篭手の上からだったので、怪我は無いが。
ふしゃ~!と唸ってこちらを威嚇しているらしいドラゴン。
『声』で呼びかけても明確な意思を感じないから、どうやら正真正銘子供――もしかした赤ん坊レベルまで退化しているようだ。
仕方ないので無理やり抱き上げたら、じたばたと暴れて落としそうになってしまう。
そのまま天幕に連れて行く。
――大人しくしろ、ドラゴン。
呼びかけて、宥めるために撫でてやればうにゃうにゃと唸りながらも、足をばたつかせるのは止めた。
撫でながら、溜息を吐く。
仔竜に関する資料は少なく精々が御伽噺の類。
なるほど、子供時代がこんなに小さいのなら、無駄に誇り高いドラゴンはそれを他者に知られるのは屈辱だろう。
あぐあぐと、腕を甘噛みしてくるドラゴンを見ながら思う。
ちなみにカイムの膝の上で丸くなったドラゴン。
撫でるのを止めると不機嫌に、みぎゃぎゃっ!!と鳴く。
撫でられるのがお気に召したらしい。
そういうところはやはりドラゴンだと、カイムは少しだけ笑った。
いつもより高い声でくるるるるると鳴くドラゴンは、カイムの手に頭を擦り付けて上機嫌。
もっとという風にべろべろと顔を舐め、身体ごと摺り寄せて。
甘えてくるドラゴンを、カイムは優しい笑みを浮かべつつ撫で続けてやった。
――十日後、ドラゴンは元に戻った。が、幼児化していた時のことをしっかりきっちり憶えていたため、物凄い勢いで悶えたとか、連合・帝国問わずに犠牲になったとか。
好き好き大好き! いつもは素直じゃないけれど、私はあなたが大好きよ!!
何あの夢? 長細い○ックみたいのが音も無く気配も無く追ってきたよ…。めっちゃ怖ぇ。
ロッカールームみたいな部屋にいて、ふと横を見たらロッカーの影からこっち見てたぁ!
何食わぬ顔でそこから出て、鍵もかけたのに。…追いかけてきたんだよ。怖いよ。
代わり映えしないDODっす。
外に出ても追いかけてくるし。
怖くて細い一本道には入れないし。
奴はちょっと後ろを振り向いた瞬間に前に出現してる、絶対。
何アレ?
なんであんなのが出てきたのか?
謎。
代わり映えしない夫婦。
つまりいちゃついてます。
嫁、子供化?
そんな話。
べいびーはーと
結論、ドラゴンがちっちゃくなりました。おわり。
いや、終わりじゃなくて。
みぎゃ!!
カイムの目の前にいるそれは、そう鳴いた。
――声が高いな。
感じたのはそれであり、立派な現実逃避だった。
目の前にいる中型犬ほどの大きさの赤いドラゴン。
カイムの契約相手のドラゴン…のはずだ。
泡吹いて倒れている神官長を蹴り起こし、踏み付けつつ問いただしたら、どーにも魔法反射が妙な具合に作用したのではないか、といういい加減な答えが返ってきた。
フェアリーはけたたましく笑いながら飛び回り、幼子は大喜びし、隠者は慌てふためいている。
ちなみに人食い未亡人はドラゴンを一目見るなり涎を垂らしたので隔離中。
人じゃなくてもいいのか。
意外と範囲は広いようだ。
身体に溜まった魔力が抜ければ自然と戻るはずだと言われたが、それがいつになるのわからないし、当てになるかもわからない。
とりあえず、カイムはドラゴンを抱き上げようとして、
がぷ。
噛み付かれた。
幸い篭手の上からだったので、怪我は無いが。
ふしゃ~!と唸ってこちらを威嚇しているらしいドラゴン。
『声』で呼びかけても明確な意思を感じないから、どうやら正真正銘子供――もしかした赤ん坊レベルまで退化しているようだ。
仕方ないので無理やり抱き上げたら、じたばたと暴れて落としそうになってしまう。
そのまま天幕に連れて行く。
――大人しくしろ、ドラゴン。
呼びかけて、宥めるために撫でてやればうにゃうにゃと唸りながらも、足をばたつかせるのは止めた。
撫でながら、溜息を吐く。
仔竜に関する資料は少なく精々が御伽噺の類。
なるほど、子供時代がこんなに小さいのなら、無駄に誇り高いドラゴンはそれを他者に知られるのは屈辱だろう。
あぐあぐと、腕を甘噛みしてくるドラゴンを見ながら思う。
ちなみにカイムの膝の上で丸くなったドラゴン。
撫でるのを止めると不機嫌に、みぎゃぎゃっ!!と鳴く。
撫でられるのがお気に召したらしい。
そういうところはやはりドラゴンだと、カイムは少しだけ笑った。
いつもより高い声でくるるるるると鳴くドラゴンは、カイムの手に頭を擦り付けて上機嫌。
もっとという風にべろべろと顔を舐め、身体ごと摺り寄せて。
甘えてくるドラゴンを、カイムは優しい笑みを浮かべつつ撫で続けてやった。
――十日後、ドラゴンは元に戻った。が、幼児化していた時のことをしっかりきっちり憶えていたため、物凄い勢いで悶えたとか、連合・帝国問わずに犠牲になったとか。
好き好き大好き! いつもは素直じゃないけれど、私はあなたが大好きよ!!
威嚇して王子を噛むってとこに悶えましたww
意志疎通が出来ないのも個人的に物凄く美味しいですww
とっても美味しいお話ご馳走様でしたっ!!
この後、王子は嫁に付きっ切りで非常に楽しく過ごしました(笑)。
ちなみに、王子以外には懐きません。何せ、嫁ですから!