日々・戯言の叫び

感じた事とか色々、表に出せない事を吐き出す独り善がりで嘘つきな日記

初対面

2008-03-15 16:18:08 | 零崎
初めまして、と挨拶をするときや誰かを紹介するときどういったら良いのかちょっと分からなくなる。お堅いのは苦手なんですよ…。
一賊小話、舞織ちゃんとレンアストキです。よろしかったらどうぞ


「舞織ちゃん。この年中ランニングの麦藁帽子がアス…零崎軋識だよ!」
「レン、お前なぁ……。
お前が舞織っちゃか。話はレンから聞いてるっちゃよ。よろしくな」
「……ラムちゃん?」
「うふふ。そうだねラムちゃんだね。まぁアスのこの口調はただのキャラ付けだから気にしなくても良いよ。私も初めてこれを聞いたときはアスが狂った!と思って泣いてしまったけどね。
大丈夫、アスは良い奴だよ。
ちょっとヘタレで前振りを忘れず真面目で無駄に神経遣ったり繊細だったり、そのくせ釘バットで豪快に人を殺したりするけど、良い奴さ。
ああ、ちなみにキャラ付けにも本人なりの意味があるから突っ込んではいけないよ?
ロリコン疑惑もあるけどアスに言ったってどうせ全力で否定するだろうから、それについては触れないであげて欲しいな。
まぁ全体的に見れば真人間ぶって格好付けてるけど、実は全然そんな事は無い殺人鬼、かな。
仲良くしてあげるんだよ、舞織ちゃん」
「………………」
「はぁ、わかりましたお兄ちゃん」
「ちなみにアスのあだ名は大将だから、舞織ちゃんも気さくにそう呼ぶと良いさ」
「アスはあだ名じゃないんですか?
ええと、お兄ちゃん?」
「うん? 何かな舞織ちゃん?」
「その、大将?さんが先ほどから静かに泣いているのですが」
「ええ!? どうしたんだい、アス! 具合でも悪いのかい、どこか怪我をしたのかい!!」
「なんでもない……なんでもないっちゃ。だから、放っておいてくれ………」


「トキートキー! 舞織ちゃんだよ、妹だよ!!
舞織ちゃん、こっちはトキ、零崎曲識って言うんだよ!」
「初めまして、零崎舞織です」
「そうか。レンが喜んでいるのなら悪くない。嗚呼、悪くない」
「……あの、お兄ちゃん。このお兄さんの舞織ちゃんを見る目がちょぉっと怖いのですが?」
「ん? ああ、大丈夫だよ。
トキはクールで淡白で何を考えてるのかわかないように見えるけど、実際は天然で思い込みが激しくて女の子を殺すのが好きで腸を引きずり出すのが好きなだけの、見た目通りの音楽家極まりない殺人鬼だから。
だから安心して良いよ、舞織ちゃん」
「その説明のどこに安心できる要素があるんですか、お兄ちゃん……」
「うふふ、本当に大丈夫だよ。トキは人識に比べてずっと聞きわけの良いタイプだからね!
トキ、舞織ちゃんは大事な家族だから殺してはいけないよ?」
「レンがそういうのなら仕方が無い。我慢しよう」
「うなー、人識君に比べたら誰だって聞きわけがよいですよ。
それよりも仕方ないって、我慢って根本的に駄目じゃないですか……!」
「うふふふふー、仲良くするんだよ。二人とも」


「私、これからこの一賊で上手くやっていけるんでしょうか?」
「ああ、まぁ気にすんな。あれは兄貴たちが強烈過ぎるだけだ」
「と、言う事は他の家族の方は強烈ではないと?」
「………………あー、普通の殺人鬼だ」
「目を逸らさないでくださいよ、人識君!!」


類は友を呼ぶ?朱に交われば赤くなる? 知りませんよ、そんな言葉!

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