亀田興毅

ボクシングのＷＢＡフライ級１位の亀田興毅（２１）が、メキシコを拠点にして２階級制覇を目指していくことが４日、分かった。所属先が決まっていない現在、日本国内での活動ができないため、しばらくの間、活動の場をメキシコに求める。
　メキシコでのデビュー戦は、７月５日に予定している。現地プロモーターからオファーを受けたもので、ＷＢＡフェザー級タイトル戦の前座カードが用意されている。週明けにも正式に交渉が始まる。
　興毅は年末にも世界戦を計画しており、それまではメキシコで調整試合を積んでいく。今夏をメドに「亀田ジム」設立を目指しているが、ジム設立直後はプロモート面など国内での試合が困難なため、足場が固まるまでメキシコのリングに上がる。
　現在、興毅は２人の弟とともにメキシコで合宿を張っている。スパーリングを中心とした実戦練習を行い、７・５のメキシコデビューに向けて調整している。また父・史郎氏は今月末にもメキシコ入りを予定している。