日本教育再生機構

先日有名人を集めた教育再生会議がおこなわれた。ニュースではそこが報道された。しかし，実際これは名目だけで，日本教育再生機構という組織が会議を推進していっている。HPも一般のblogを使用していたものから独自のものと変わっている。


日本教育再生機構設立準備室
　http://kyoikusaisei.blog73.fc2.com/
　「日本教育再生機構」　５つの基本方針

　　　１　伝統文化を継承し、世界に発信します。
　　　２　心を重視する道徳教育を充実させます。
　　　３　男女の違いを尊重し、家族を再興します。
　　　４　教師力を向上させ、学力を取り戻します。
　　　５　教育再生を願う志と志をつなぎます。
日本教育再生機構設立準備室　HP
以下が準備室のリンク集です。最初に官邸があるのですけど　どんなリンクなんでしょうかね。

首相官邸
全日本教職員連盟
ＴＯＳＳ
日本私立中学高等学校連合会
全国学習塾協会
民間教育臨調
全国教育問題協議会
日本教育文化研究所
全国連合小学校長会
全日本中学校長会
全国連合退職校長会
モラロジー研究所
倫理研究所
日本を美しくする会
青少年育成国民会議
心の東京革命
日本躾の会
日本弘道会
師範塾
新教育者連盟
日本漢字教育振興協会
栃木県教職員協議会
岐阜県学校職員組合
兵庫県教職員連盟
愛媛県教育研究協議会
全国中学校社会科教育研究会
日本政策研究センター
産経新聞社
扶桑社
日本教育新聞
明治図書
光の集い

日本教育再生機構　公式HP

[2] 「教育再生」への提言／山谷えり子（内閣総理大臣補佐官・参議院議員）
と教育改革を担当する大臣補佐官が提言を寄せているというのは，中立性の点でいかがなものなのか・・・
素人のボクには判断できませんが。

彼女の提言は
「現在四十万部のベストセラーになった安倍総理の「美しい国へ」で紹介されているが、担当政務官で構成した「家族・地域の絆再生プロジェクトチーム」、あるいはサッチャー首相の教育正常化に関する「教育調査団」、自民党の「過激な性教育・ジェンダーフリープロジェクトチーム」など、こうした教育政策にかかわるプロジェクトに私自身がまとめ役、事務局長等として携わってきたなかで、私は、政治家・安倍晋三氏の教育改革に対する強い決意を感じてきた。
　今こそ「教育再生」の基本ともいえる「家族や地域社会の絆を大切にする」という哲学に基づき、子育ての経済支援も環境整備も考え直していく段階に来ているのではないだろうか。
　伝統文化や技能、芸術、郷土の偉人伝といった宝物を子供たちにプレゼントし、ふるさとの歴史に抱かれて生きる子供たち、生命をつなぐ感覚を大切にして、子供たちが自信と喜びをもてる国にしてかなければならない。」
と締めくくられています。

ジェンダーフリーに関しては地元紙に載せられた三重大学教授の（お名前は忘れましたが）　ジェンダーは生物学的な男性女性（♂♀）とは異なり，心理的社会的identityとしてのジェンダーと言うことが山谷さんなど全く分かっていないと批判されていました。従ってジェンダーフリーという社会学的な概念は生物学的な男女差は当然認めた上での話しとなっていることを山谷さんはご存じないのでは？と基本的なところであれれ？と感じる。
女性が夫の元で「主婦」として生活してるのはまだ歴史的に浅く，元気に家の外で働いていた女性が活躍していた時代が長かったのだと，地元紙の最後は書かれていたように記憶しています。

尚，先日週刊誌に安倍家・岸家の家政婦さんの言葉がありました。
晋三氏の住む安倍家に生まれた３男は産まれる前から，総理が尊敬する祖父である岸家の養子になることが決まっていたようです。そして今政治家となった岸氏は大学になるまで自分が安倍晋三の弟であることを知らなかったようです。
岸家の墓参りでニュース映像が出たあの方です。今どきなんじゃ！です。びっくり。

家族のことを強く主張する総理ですが，結構内面に深いコンプレックスがありそうで，どうも一体何が彼の精神生活の中で起きているのか理解が困難ですね。
親戚間で生まれたてきた男児を取り合っているようで，血筋を大切にするセレブな皆様の思考には私たち庶民はついていけません。