『はいっ、こちら林業普及スタッフです!』

島根県庁林業課林業普及スタッフからのお知らせ

乾しいたけ島根入札市場が閉鎖されます

2006年11月30日 | 森林・林業関係者の皆さまへ
 大変に残念なお知らせです。
 乾椎茸は本県の農山村の収入源の一つでもあり、最盛期には760㌧30億円の生産がありましたが(昭和59年)、昭和60年頃からの円高で輸出が伸び悩み、さらに近年は中国からの輸入により生産者(生産量)の減少が続きました。この結果、本県の生産量はいまや30㌧台となっています。

 この乾椎茸の販売は生産量の80%以上がJA全農島根県本部の「島根椎茸入札市場」で全国の30社あまりの商社の参加で入札が行われてきました。しかし、近年は生産量の減少から入札は年に2回程度しか開催できなくなってきています。このため、入札開催経費等をはじめとして市場の維持が困難になってきました。

こうしたことから本年度に「島根椎茸入札市場」を閉鎖することとなりました。
来年度からは埼玉県久喜市にあります、全農椎茸事業所へ輸送し同所の入札市場でおこなうこととなりました。

これは、先日開催されました県椎茸対策委員会において了承されました。
しかし、輸送経費がかかる一方で入札価格の上昇と経費が削減され、トータルではメリットがでると見込まれています。

来年度は一つの大きな転機となりますが、私たちも生産者組織をはじめ種菌メーカーとともに生産振興対策、県品評会の開催等支援していきます。
生産者の皆さん、プラス思考でがんばっていきましょう。


平成18年度の入札下見状況(約1,000箱)



平成18年度島根県乾椎茸品評会のひとこま


平成18年度島根県乾椎茸品評会入賞者の皆さん



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