みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

クイズ2の答え= 腰痛は「恥骨~骨盤底の下垂」が原因でした

2012-10-03 | Mizの整体法

今日は<ボディクイズ>の<クイズ2>の答えと、その説明です。

<クイズ2の問題>は、

下の写真 ”整体前と整体後” を見比べて、

腰痛の原因を当てるという問題でした。参照=ボディークイズ


前  

 

前  

  (尚、上の写真は、2回目の整体時に撮影したものです)


<クイズ2の答え>は

「腰痛は、恥骨~骨盤底の下垂(下がる)によって発生した」です。

       _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _  

上の写真から、ご主人の股間の形態が、

整体前では大きく膨張し、整体後は縮小しているのが、分りますね。

腰掛けの姿勢も、前と後では変わっていますよね。

前後の写真は、骨盤(恥骨~骨盤底)の改善を物語っています。

 

  ~~~~~~~~~ 説明と経過~~~~~~~~~~

   ・・・この先は、少~し長い説明になりますが、要は、

      腰痛は、腰椎や骨盤の変形だけに注目すべきではない

      ということを、知ってもらいたい、と思って・・・・。

 

恥骨や骨盤底が下がると、なぜ腰痛が出るのでしょう?

腰痛は、股間の変形とどんな関係があるのでしょう?

~~~の説明に入ります。

 

さて、話は初日に戻りますが、

初めて、ご主人がMiz 整体室を訪れたとき、Miz は、

ご主人の股間が大きく膨れて下がっている姿に、いち早く目を止めました。

「あ、この方は骨盤底が下がって、そのため腰痛を来している」

と、ピンときました。

股間(男性器)の大きな膨らみは、骨盤底が臓器を支えきれなくて、外にはみ出している状態と判断しました。

ご主人は「腰が痛い」と背中側をさすっていますが、

原因は、腹側(恥骨~骨盤底)にあると見当をつけたのです。


そこでMiz は、Yさんのご主人に説明しました。

「あなたの腰痛は、恥骨と骨盤底の下垂が原因だと思います」と。

 

-------骨盤底がどこにあるかは、下の参考図を見て下さい-----

  


そして、さらに、

「恥骨と骨盤底の下垂は、内転筋の弱まりが原因だと思います」と。


   


 

骨盤底(=骨盤の底面)は筋肉、筋膜で出来ていて、骨はありません。

骨盤底は、足の内転筋に支えられています。

上の図から、

恥骨も骨盤底も、足の内転筋に支えられている様子が分りますか。

足の内転筋群が弱まると、恥骨も骨盤底も下垂する様子が、想像できるでしょうか。


しかしこのメカニズムは、簡単には理解できそうもありません。

「センセイに任せるから・・、よろしくお願いします」

と、ご主人に任せられて・・・。

 

直ちに、Miz 整体が始まりました。

目的は、下垂した恥骨を押し上げること、

    下垂した骨盤底を押し上げること、でした。

  

整体の一環として、ご主人には、

恥骨や骨盤底を押し上げる運動を行なってもらいました。

 (~~この運動は、ヒップアップ効果も抜群なので、

    特に女性のみなさんに、お教えしたいですね。)

また、内転筋群の弱まりについては、Miz 手技でカバーしました。

 

初日の整体が40分ぐらい経過した頃、ご主人に、

ベッドに腰掛けてから、立ち上がる動作をしてもらいました。

椅子から立ち上がる動作が、痛くて出来なかったご主人でしたが、

「あ、痛くない。・・治った!」

と言うやいなや、スタスタと整体室から出て行こうとするのです。

傍らで見ていた奥さんに、叱られました。

「お父さん、まだ、終わってないのよ! 戻って!」と。

~~~まったく、気の早い人だこと!

 

こうして初日の整体が終わり、

ご主人の容姿を見たのですが、

ご主人の股間は、まだかなり膨れていました。・・う~ム。

「この分だと、2~3日したら、腰痛が再発するかな?」

と心配でしたが・・・、

 

2週間後に再び来室したご主人にお聞きすると、

「2~3日は腰の痛みがあったが、その後は痛みはないです」

とのこと。・・・それはまあ、よかったけれど、

ご主人の股間はまだ問題が残っていて、

その容姿は=整体前の写真=でしたので、整体を継続して行いました。

その結果、ご主人は=整体後の写真=となりました。

  ~~まずまずの結果です、かね。

 

さて追記ですが・・・、

Miz には疑問がありました。 

恥骨が下垂すれば、泌尿器にも影響が出ていると思うのですが・・?

「いいえ、小便はふつうに出ます。問題はないです」

  ご主人はすまし顔で答えました。

また、

恥骨が下垂すれば、男性器はふつう、萎縮すると想われます。

が、ご主人の場合はその逆で、膨張していました。それはなぜ?

これについては、奥さんからの説明がありました。

「センセイ、主人は脱腸ヘルニアを持っていますが、関係ありますか」と。

 ・・なるほど、もともと脱腸ヘルニアをお持ちなら、

   この症状は、あり得ることかもしれません。

かかりつけの医師によれば、ヘルニアは

「痛みがないなら手術する必要はないだろう」とのことだそうです。


~~ということで、少し長い説明になりましたが、

腰痛と、骨盤(恥骨・骨盤底)と、足の内転筋の関係、についての話を終わります。

 


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