
今日は<ボディクイズ>の<クイズ2>の答えと、その説明です。
<クイズ2の問題>は、
下の写真 ”整体前と整体後” を見比べて、
腰痛の原因を当てるという問題でした。(参照=ボディークイズ)
(尚、上の写真は、2回目の整体時に撮影したものです)
<クイズ2の答え>は、
「腰痛は、恥骨~骨盤底の下垂(下がる)によって発生した」です。
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上の写真から、ご主人の股間の形態が、
整体前では大きく膨張し、整体後は縮小しているのが、分りますね。
腰掛けの姿勢も、前と後では変わっていますよね。
前後の写真は、骨盤(恥骨~骨盤底)の改善を物語っています。
~~~~~~~~~ 説明と経過~~~~~~~~~~
・・・この先は、少~し長い説明になりますが、要は、
腰痛は、腰椎や骨盤の変形だけに注目すべきではない
ということを、知ってもらいたい、と思って・・・・。
恥骨や骨盤底が下がると、なぜ腰痛が出るのでしょう?
腰痛は、股間の変形とどんな関係があるのでしょう?
~~~の説明に入ります。
さて、話は初日に戻りますが、
初めて、ご主人がMiz 整体室を訪れたとき、Miz は、
ご主人の股間が大きく膨れて下がっている姿に、いち早く目を止めました。
「あ、この方は骨盤底が下がって、そのため腰痛を来している」
と、ピンときました。
股間(男性器)の大きな膨らみは、骨盤底が臓器を支えきれなくて、外にはみ出している状態と判断しました。
ご主人は「腰が痛い」と背中側をさすっていますが、
原因は、腹側(恥骨~骨盤底)にあると見当をつけたのです。
そこでMiz は、Yさんのご主人に説明しました。
「あなたの腰痛は、恥骨と骨盤底の下垂が原因だと思います」と。
-------骨盤底がどこにあるかは、下の参考図を見て下さい-----
そして、さらに、
「恥骨と骨盤底の下垂は、内転筋の弱まりが原因だと思います」と。
骨盤底(=骨盤の底面)は筋肉、筋膜で出来ていて、骨はありません。
骨盤底は、足の内転筋に支えられています。
上の図から、
恥骨も骨盤底も、足の内転筋に支えられている様子が分りますか。
足の内転筋群が弱まると、恥骨も骨盤底も下垂する様子が、想像できるでしょうか。
しかしこのメカニズムは、簡単には理解できそうもありません。
「センセイに任せるから・・、よろしくお願いします」
と、ご主人に任せられて・・・。
直ちに、Miz 整体が始まりました。
目的は、下垂した恥骨を押し上げること、
下垂した骨盤底を押し上げること、でした。
整体の一環として、ご主人には、
恥骨や骨盤底を押し上げる運動を行なってもらいました。
(~~この運動は、ヒップアップ効果も抜群なので、
特に女性のみなさんに、お教えしたいですね。)
また、内転筋群の弱まりについては、Miz 手技でカバーしました。
初日の整体が40分ぐらい経過した頃、ご主人に、
ベッドに腰掛けてから、立ち上がる動作をしてもらいました。
椅子から立ち上がる動作が、痛くて出来なかったご主人でしたが、
「あ、痛くない。・・治った!」
と言うやいなや、スタスタと整体室から出て行こうとするのです。
傍らで見ていた奥さんに、叱られました。
「お父さん、まだ、終わってないのよ! 戻って!」と。
~~~まったく、気の早い人だこと!
こうして初日の整体が終わり、
ご主人の容姿を見たのですが、
ご主人の股間は、まだかなり膨れていました。・・う~ム。
「この分だと、2~3日したら、腰痛が再発するかな?」
と心配でしたが・・・、
2週間後に再び来室したご主人にお聞きすると、
「2~3日は腰の痛みがあったが、その後は痛みはないです」
とのこと。・・・それはまあ、よかったけれど、
ご主人の股間はまだ問題が残っていて、
その容姿は=整体前の写真=でしたので、整体を継続して行いました。
その結果、ご主人は=整体後の写真=となりました。
~~まずまずの結果です、かね。
さて追記ですが・・・、
Miz には疑問がありました。
恥骨が下垂すれば、泌尿器にも影響が出ていると思うのですが・・?
「いいえ、小便はふつうに出ます。問題はないです」
ご主人はすまし顔で答えました。
また、
恥骨が下垂すれば、男性器はふつう、萎縮すると想われます。
が、ご主人の場合はその逆で、膨張していました。それはなぜ?
これについては、奥さんからの説明がありました。
「センセイ、主人は脱腸ヘルニアを持っていますが、関係ありますか」と。
・・なるほど、もともと脱腸ヘルニアをお持ちなら、
この症状は、あり得ることかもしれません。
かかりつけの医師によれば、ヘルニアは
「痛みがないなら手術する必要はないだろう」とのことだそうです。
~~ということで、少し長い説明になりましたが、
腰痛と、骨盤(恥骨・骨盤底)と、足の内転筋の関係、についての話を終わります。
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