みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

肋骨にヒビ(5)---<症例から>

2011-08-29 | いろいろな症状

「肋骨に入ったヒビは、1~2ヶ月で自然に治る」と言います。

「自然に治る」と言われれば、大方は、

「ヒビが修復され、元の肋骨に戻る」ようにイメージします。

が、元の健康な肋骨に戻らないことが、往々にしてあり、、、

それは、自身の肋骨の問題でもあるので、、、。

 

-----症例より--------

その日の整体は、Hさんの首~肩の変異を修整することでした。

右肩が下がり、頭(首)が右に傾いているHさん・・、

その体のルートを探っていくと、

右肋骨の小さな凹みに到達。

そして、凹みに触れたとたん、

「痛ッッ!!」という反応。

 

「そこは、小学校の運動会で、打ったところだわ。

お医者さんにも行ったけど、完全には治らなくて」

 

なるほどねぇ、と合点しました。

打撲で生じた右肋骨の凹みは、横に並んだ肋骨の整列を歪めます。

歪みが修復されないまま、右側の胴体が微小に下がり、

肩が下がり、首が傾き、、、

頑固な肩凝り、首凝り、のどや口内の症状、が発生するようになり、

それが、Hさんの今の体の状態、でした。

この状況を、どう修整するか。。。

-----が、私の仕事です。

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ひるがえって、私の肋骨のヒビの状況も、

痛みは感じなくなっているものの、

肩甲骨下の肋骨が張り、

肋骨の正中線がやや左に向いている、という感触があります。

この状況を、どう修整していったらいい、かしらね。

 

「復水、盆に返らず」ということわざがあります。

確かに、一度起きてしまった事はけっして元に戻す事は出来ない」

しかしそれをバネにして、「別のより良い状況を作り出す」

・・それを目指そう、と思う、の。

 

 

 



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