手のひび割れ（手荒れ）// 特殊な事情

「手荒れ」は冬のお困り症状です。
ドラッグストアには様々なキャッチフレーズ付きで
クリームや塗り薬が並んでいますね。

しかしHさんの手荒れ(ひび割れ)には、別の原因がありました。

Hさんの話によれば、
「家に生えている木が伸びてしまったので、剪定したんです。
その後、肩コリが出て『手がおかしいなぁ』と思っていたら、
その後、手に湿疹が出てきて・・」と。
そこで、Hさんは、
軟膏を塗ったりクリームを擦り込んだりしたそうですが、一向に治らず、手の平がゴワゴワして硬くなり、ついに、
「こんなひび割れが出来ちゃったの・・・」と言います。
「ピリピリ痛い」そうです。

前記の「脳梗塞の前兆？」の施術時もそうでしたが、
今回の施術も、Mizは血流活性のテクニックが症状改善に有効だろうと考えました。
なぜならHさんの手荒れの状態は、皮膚の問題よりも、胸〜肩からの血流障害（＝血路障害）が絡んでいると感じたからです。

血流活性のテクニックを使った施術がうまく進み、
１時間の施術終了時には、Hさんの手掌に改善が見られました。



「手荒れに改善が見られた」ということは、Hさんの手荒れは、肩〜胸にかけての血流（血路）に障害が生じていたことが一原因だったことを物語っていると思います。(但し一原因であって、全原因ではありません）

血流活性のテクニックというのは、言うなれば、
血管路に現れる脈拍リズムをたどり、追いかけていくテクニックです。脈拍リズムが弱くなっている部位や消えかかっている部位には血流路を圧迫している筋肉（骨・関節も）の存在（＝変位）がみられます。
筋肉の変位を見出し、筋肉の方向性を修正すると、弱まっていた脈拍リズムが活性しはじめます。
筋肉の走行の変位は、手指→手首→肘→肩→胸へと連なっていて、それを一つ一つ修正していかなければなりません。〜〜これは結構、時間がかかる仕事です。

つまりHさんの手のヒビ荒れは、
「木の枝の剪定によって、腕・肩・胸の筋肉の走行が変位し、血管を圧迫したために、抹消の血管（手先の皮膚）に障害が現れた」
というプロセスによって生じた症状と考えられます。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

先週の木曜日(12/6)、
Hさんが再度、Miz の整体室に来室しました。
Hさんの手はどんな変化を見せているか・・？
・・・Miz も気になっていました・・。
Hさんの手の変化については、次のブログに書きます。
見てください。