みーばぁ整体室より: 体の謎とバトルの日々

みーばぁ整体室の現場では、病気や痛みや体の謎を解きつつ施術が進みます。謎が解けると施術も上手くいく。それが楽しいの。

脚の痛みなど・・8月のカルテより(2)

2014-08-20 | いろいろな症状

日が短くなりましたね。・・夕方の7時になると、もう真っ暗。

豪雨の被害が各地で起こっていて、今後の台風シーズンが心配です。

   

~~~お盆の最終日、カルテの整理をし始めたとき、ふと、

「カルテに沿ってブログを書いてみようかな」と思って、前回のブログを書いてみたのですが、

書いてみると、書きやすい感じがしたので、今回も続けます。

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8月のカルテより(2) <Miz整体>

Kちゃん(小6)= 症状「左の太ももの外側が痛い」 (8/4) 

   

お母さんが言うことには「Kは よく転ぶんですよ。バランスが悪い」

そこで、Kちゃんに片足立ちをしてもらうと、明らかにフラつく。

片足で1分と立っていられない。特に右足が・・。

~~ Kちゃんの体のどこに問題があるのでしょうか?

調べてみると、骨盤底中心が左側に片寄っていることが分りました。

これは、体の重心が左に片寄っていることの現れです。

左足に体重をかけた時に、痛みが出たりしやすくなります。

~~Kちゃんの場合は、骨盤(股関節を含む)に傾きがあったので、

骨盤の左傾きを是正する施術をし、片足立ちのフラつきが無くなりました。


T氏(72才)=症状「右太もも痛」&「ビッコを引く」(8/6) 

Kちゃんと同じように、T氏も「太ももが痛い」と言って来室しました。

ただし、T氏は左側の太もも痛。・・そして、ビッコを引いている。

  

(注「ビッコを引く」という言葉は差別語だそうですが、症状を説明するために使わせていただきます

T氏は、友人と鋸山に登ったそうで、

「階段ばっかりが続く山で、階段で足をヤラれた」と言います。

Miz は、T氏の骨盤やら背骨やら膝の不具合を施術しました。

結果、Hさんは「太ももの痛みは楽になった」と言いますが、

歩く姿を見ると、まだ、ビッコを引いている・・・。


整体の時間が終了し、T氏が帰りかけた時でした。Miz は、

T氏の 膝下部分(Foot)が上がりにくく重そうな様子に気づきました。

「もしかして、薄筋(はっきん)がズレ落ちている?」と思い当たり、

T氏に再びベッドに座っていただいて、調べてみると、案の定、恥骨が薄筋と共に下垂しているようでした。

薄筋は恥骨から出て、膝下の内側に付着する

Mizは大急ぎで、下垂した薄筋の付着部(恥骨)を押し上げるという、応急処置をしました。(・・この施術はね、Mizが若かった頃は、ちょっと抵抗がありました・・)

数分の施術のあと、T氏の歩く姿を見てみると、、、ああ、良かった!

「ビッコを引かずに歩けますねぇ」

「ああ、ちゃんと歩けるな・・」

~~薄筋というのは、細い紐のような筋肉ですが、

  意外に大きな働きをしているんだなあ、とあらためて認識しました。

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ところで、

前回のブログでは、Hさんの「右足のふともも痛」の話を書きました。

Hさんの  Before  After



Hさんも、Kちゃんも、T氏も、症状は「太もも痛」ですが、

  Hさんの右太もも痛は、両肩の右回旋が原因でした。そして、

  Kちゃんの左太もも痛は、骨盤の傾き(回旋を含む)が原因で、

  T氏の 右太もも痛には、薄筋の下垂が関与していました。

3人とも太もも部分(股関節の下)に痛みがあり、症状は似ていますが、

その原因はそれぞれ違っていて、体のメカニズムを考えさせられました。


「太ももが痛い」というとき、Miz整体では、太ももの周辺の部位に注目するよりも、

体の全体的なバランスや重心の偏りに注目し、

そこから太ももとの関連を正していく、という方法をとっています。

「この方法には誤りがあるかもしれない」といつも少々の心配を抱きながら施術しているので、

施術の効果が現れると、Miz はほっと安堵するのです。

 

----------追記----------------------------------

ちょっと詳しく書き過ぎでしょうか?

こんな感じで書いていては、カルテの整理がはかどりません、な。

どうしたものか・・。

 


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