
この海の向こうで
起こっていること

何かおかしい

同じ空の下に生きる

同じ人間なのに
かつて湾岸戦争で卒業旅行を断念した時
それでもどこか遠いところでの
出来事だったように思う
当事国の友人が身近にいる今
それは大問題として自分の中で大きくなる
一刻も早い事態の収拾を願うばかり
日々の暮らしの中でも
自分の近しいところもしくは
当事者になったとき初めて
やっと本気で
起こった問題を解決しようと
動けるのだと実感したことがあった
その時何が起こり
その時何を感じたか
聴いて心を寄せることはできても
己の言葉で語れるのは
体験した人にだけ許されることと
常々思うのである