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クズ、9月21日の誕生花・花言葉を学ぶ

2019-09-21 | 探求:誕生花・花言葉

9月21日の誕生花には、

イヌサフラン・ジャノメギク・トレニア・カンナ・ギンバイカ・クズ・グロッバ・ゴシキトウガラシ・コルチカム・サルビア:スプレンデンス・サンビタリア・ダリア・トレニア・トレニア(紫)・マートルがある。

今回はその中でクズにスポットを当てて誕生花や花言葉について調べてみたいと思う。

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 クズ、秋の七草のひとつは9月21日の誕生花

葛の名は日本の中でも有名な産地が大和国(現在の奈良県)国栖(くず)地方であることに由来する。

学名はPueraria lobata(プエラリア ロバタ)

プエラリアはスイスの植物学者Marc Puerariの名前が由来。

ロバタは「裂片がある」を意味する。

別名は「真葛(まくず)」・「裏見草(うらみそう)」

英名はKudzu(クズ)・Arrow root(アロー ルート:矢の根)

原産は日本・東アジアから東南アジア

花言葉は、

「活力」

「芯の強さ」

「治癒」

「恋のため息」

シンボルは、

「守護」

「たくましさ」

「秋の七草」

裏シンボルは、

「恨み」

考察

葛は日本・アジア原産のため誕生花としては新参者。

当然ギリシャ・ローマ神話にも登場しない。

ただこの植物が持つ薬効や日本の秋の七草である事、プラスイメージの花言葉が多い事から誕生花に取り入れたい花。

[花言葉・シンボル]

花言葉の「活力」・「芯の強さ」やシンボルの「たくましさ」はこの植物が精力旺盛ですぐに伸びるつる性植物であることが由来。

シンボルの「守護」は陰陽師 安倍晴明(あべのせいめい)の誕生の逸話に由来する。

安倍晴明の父親は安部保名(やすな)

妻が遠くへ出かけていた時に保名が信太(しのだ)明神にお参りに行った帰りに助けた白狐。

しばらくして妻が帰ってきて子供が生まれる。

そんなときに妻から「もうじき帰ります」の手紙が。

実は今いる妻は助けた白狐の化身で真実がばれると森へ帰っていった。

幼子は母親をしたって毎日泣き続ける。

不憫に思った保名は幼子を連れて森へ出向く。

森の中では白狐が出てきて幼子の陰に生涯寄り添って守ることを誓う。

その幼子が安倍晴明という逸話

白狐が森に帰っていくときに詠まれた歌が葛とのつながりとなる。

『恋しくば 尋ね来てみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉』

[裏シンボル]

「恨み」は万葉集が由来となったもの。

葉っぱの裏が白く風でなびくと白さが目立つことから裏見草の別名があるがこれを転じさせて「恨み」と詠った。

[誕生花]

開花時期は8月から9月。

秋の七草として名前を連ねていることを考えると日本の誕生花としては9月が適当と考える。

[薬効]

この花の根を乾燥させたものが「葛根」

これを使った漢方薬が風などに効く「葛根湯(かっこんとう)」

「食用」

根からは「葛粉」とよぶデンプンが採れる。

また新芽は茹でて和え物や煮物に用いることができる。

花は天ぷらや酢の物に利用できる。

[まとめ]

裏シンボルの「恨み」は気になるがこれは万葉集で読まれた歌のこじつけが由縁。

それよりも食用にもでき薬にもなるクズの生命力の方を強調したい。

そして秋の七草の代表として9月の誕生花として取り上げたい。

秋の七草は主に観賞するものとしての存在。

観賞時期は現在の9月中旬から11月初旬に当たる。

葛の開花期が8月から9月であることを当てはめると今日、9月21日が妥当と言えるかもしれない。

誕生花について

誕生花の起源について調べてみるとギリシャ神話やローマ神話にたどり着く。

ギリシャ神話・ローマ神話を元に人々が月日に神が定めた誕生花を当てているようだ。

神に選ばれた日にあてがわれた花と言うことで季節が合っていない事があるのだろう。

また、北半球と南半球では季節が逆なので特に南半球特有の花は北半球では季節の花ではないものが誕生花として当てられている可能性がある。

そして現在ではギリシャ・ローマ時代のヨーロッパに存在しない日本・中国・朝鮮半島の花も登場する。

さらに1492年の新大陸発見までヨーロッパに伝わっていなかったはずの南北アメリカ大陸固有の花も誕生花に名前を連ねている。

これについては誕生花にまつわる書籍を見ると開花時期に合わせて著者自身が選んだ花を誕生花として取り上げているようだ。 

花言葉について

花言葉について調べると誕生花と同様にギリシャ神話やローマ神話の影響が強いようだ。

そんなギリシャ神話には悲しく残酷な物語が多い。

その話しは人生を感じさせる。

それも喜怒哀楽の中で言えば「怒」と「哀」に特化し神を擬人化した欲望渦巻く物語

そんな神話にまつわる花言葉が与えられたならマイナスイメージの花言葉が生れてもおかしくない。

また、現在の花言葉の多くに関しては日本で独自に作られたものが多いらしい。

そして元々ギリシャ神話をベースにした誕生花には花言葉と言うよりシンボル(象徴)・裏シンボルと言ったものが存在している。

そのシンボルと裏シンボルが花言葉の元になっているようだ。

「日本の誕生花 by AIグッチー」に向けて 

以上の事をふまえてもAIグッチー的に誕生花や花言葉に対する疑問が5つ。

「誕生花なのにミカン・松の様に観葉植物・果実・樹木そのものの時がある」

「同じ花が別の日の誕生花としても取り上げられる」

「マイナスイメージが多い誕生花っていかがなものか?」

「先取りならともかく季節外れの花が誕生花とはいががなものか?」

「昔と比べて今は環境・気候・文化などが違うのだから誕生花も時代に合わせるべきでは?」

誕生花と言うからには花!

同じ花が別の日の誕生花になるのは・・・特別感が減る!

マイナスイメージの花言葉が多い誕生花って微妙!

誕生日に見られない誕生花とは!

誕生日に手に入らない誕生花はいかがなものか!

ギリシャ神話・ローマ神話や先人によって選ばれた誕生花については敬意を表したい。

それを踏まえていつの日かAIグッチーなりの誕生花を紹介できたならと思う今日この頃。

その日のために「都度勉強日々精進」

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本日 誕生日の方へ おめでとうございます。

また御覧 頂きありがとうございます。

<<<参照図書>>>

「花の神話伝説事典」 八坂書房 C・M・スキナー[著] 垂水雄二・福屋正修[訳]

「花を愉しむ事典」 八坂書房 J・アディソン[著] 樋口康夫・生田省吾[訳]

「花のシンボル事典」 説話社 杉原梨江子[著]

「新装版 誕生花と幸せの花言葉366日」 主婦の友社 徳島康之[監修]

「366日 誕生花の本」 三五館 瀧井康勝[著]

「誕生花事典366日」 角川文庫 植松黎[著]

「誕生花 Birthday Flowers」 保育者 井上恵子[著]

「日々を彩る幸せのダイヤリー 誕生花366の花言葉」 大泉書店 高木誠[監修]

「贈る・楽しむ 誕生花事典・日々を彩る花言葉ダイアリー」 大泉書店 鈴木路子「監修」

「花の神話」 新紀元文庫 秦寛博[編著]

「ギリシャ・ローマ神話 付 インド・北欧神話」 岩波書店 ブルフィンチ[作] 野上弥生子[訳]

「一冊でまるごとわかるギリシャ神話」 大和書房 吉田敦彦[著]

「美しい 花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ」 ナツメ社 二宮康嗣(孝治)[著]

「小さな 花言葉・花図鑑」 自由国民社 宇田川桂子[監修]

「花言葉 花贈り」 池田書店 濱田豊[監修]

「知る 飾る 贈る 花言葉・花事典」 池田書店 高橋秀男[植物監修] 石森康子[原稿作成]



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