三日坊主日記

思い出した頃に書く日記。記憶が頼りな割に記憶力がなかったり。

RENT

2007-12-25 17:36:16 | 舞台・音楽・映画など
初めて見ました。ブロードウェーミュージカルRENT

日本に何回か来ていること、人気があるらしい、すごいらしいというのは知ってましたが、内容はさっぱりわからないまま。

まず、中心人物ロジャー登場。拍手、掛け声があがり、そのことにびっくり。
今までみたものは大抵、登場=物語の始まりで拍手は
あっても掛け声はなかった。拍手もマレだったかも←観劇の種類が片寄ってるだけで、ブロードウェーミュージカルなら当たり前なのかな。
もう一人の中心人物マークが登場した際も拍手喝采が。
というか、この時点でかなりのファンがついてる作品なんだなと実感。

夢を諦めかけている二人はイーストビレッジに住む貧乏なルームメイトです。
ロジャーはミュージシャン、マークは映画監督。この二人を中心に、マークが日常をテーマした作品を撮るとビデオカメラを回しながら、
ストレートのロジャー&ミミ(ダンサーでジャンキー)、
ゲイのコリンズ(ロジャーの昔からの友人大学講師でハッカー)&エンジェル(ドラァグクイーン?)、
バイセクシャルのモーリーン(マークの元恋人)&レズビアンのジョアンヌ(政治家の娘で弁護士)
と3組のカップルの物語になっていきます。

そしてコリンズ・エンジェル・ロジャー・ミミはエイズに感染しています(マーク・モーリーン・ジョアンヌは言及されてませんどした)。
食べるものがないときに、ロジャーがマークから(腹のたしに)抗エイズ剤飲めよ!とからかわれてたり、エンジェルがコリンズと出会った時に「エイズ感染者のためのライフサポート(たぶん)」に出ると言ったらコリンズも「俺もだ」と言ってたり、エイズ患者がそばにいること・カミングアウトがあまり大変なことじゃないのがわかります。日本とは違うことを実感。
エイズ患者の数が多いせいかもしれないけど。

冒頭で、マークの元ルームメイトで、金持ちの娘と結婚→ホームレスを追い出して綺麗な街or建物を作り、昔からの夢だった映像スタジオを!というボロアパートの持ち主ベニーに家賃を払えと催促されて、ロジャー&マークがかけあいで歌います。
この「払わなきゃ」「払わなきゃ」が段々「払えない」になっていき、しまいには「払うもんか」になっちゃうんですが(この歌すっごいよかった!)、この「部屋を借りること」=「家賃」=タイトルの「レント」みたい。
「あのレント(家賃)どうしよう」みたいに歌ってました。
このかけあいもよくて、しょっぱなから心をつかまれました。

ここでも思ってたんですが、ロジャーの歌がすごくよい。
すごいすきな声だし、上手い!
一人で歌っていたところ、ミミがたまたま訪ねて、それが出会いになるのですが、歌を遮らないで!と本気で思いましたよ。
でもミミの「キャンドルに火を灯して」もよかったんだけど!
その後の二人の歌が3回くらいあるのですが、3回めが一番よかったかなあ。ロジャーの声が途中でかすれたところがあったのが残念でした。

久々にニューヨークに帰ってきたコリンズは、コートを盗まれお金がなくて行き倒れ寸前のところをエンジェルに拾われ、恋人になります。
昔からの知り合い?ロジャーに会いに二人でいくのですが、登場時には男性の服を来ていたエンジェルが(言葉は怪しかったし、カミングアウトもしてましたが)、このときにはミニスカ、タイツ、かつら、化粧で登場。目が点です。
観客はその格好で登場したときから拍手・掛け声・手拍子です。
ノリノリなエンジェルが歌って踊る、楽しいシーン。歌はそんなに上手くなかったんですが、踊りがパワフルだったなあ。
エンジェルはこの後、登場の度に色んなかっこをしてました。またそれが似合うんだ。
エンジェルは物語随一の明るさ。
楽しく生きたい、毎日が幸せ!というのが伝わってきます。
エイズの悲壮さは見えません。
コリンズとエンジェルのデュエットもよかったなあ。エンジェルが可愛い女の子に見えた(たまに)

一方モーリーンとジョアンヌは、土地の持ち主ベニーのホームレス追い出しに抗議する集会を企画。
スポンサーからみで集会を辞めさせたいベニーは、元ルームメイトのマークに集会をやめさすることを依頼。
滞納している家賃をチャラにする&新しいビルが建ったあかつきにはそこなスタジオができるんだぜ!という誘惑つき。

結局、元恋人モーリーンが忘れられない&心情的にモーリーン側に近いマークはベニーの頼みは聞かず、エンジェル・コリンズが参加したライフサポートに行く→モーリーンの集会・打ち上げに行きます。
集会でモーリーンは初登場(かなり引っ張ってた)
浮気症でろくでもない女、なんて言われ方なのに、二人ともメロメロなままのモーリーン。

私は すごくキュートで小悪魔な女性を想像してました。…なんというか、うーん。
歌はうまかったんですが、どうも二人がそこまで溺れる女に見えなかった残念。
わりとおばちゃんチックに見えちゃったんだよね…
エンジェルのが可愛くね?と言ってしまいそう。
振り回されるジョアンヌ(黒人女性)もかなりのおばちゃんだったので釣り合いはとれていたのか。
ジョアンナとマークの、モーリーン登場前の「タンゴ:モーリーン」は二人とも歌も踊りも楽しくて好きだなぁ。

私が見に行ったのは、12月17日の月曜日だったんですが、どうやらこの日はモーリーンは代役でいつもの人ではなかった模様。
モーリーンが自由奔放、自分のスタイルをいく!女性であることはわかりました。

打ち上げには3組のカップル+マークも参加。
商談をしていたベニーに、当て付けのように集会の成功を祝います。
このときの歌、「ラ・ボエーム」(ボヘミアへ行こう、かな?)がまた楽しくて。
覚えて一緒に歌いたい感じ。主旋律は何回も繰り返してたので、頑張れば覚えられそうでした。

この打ち上げの裏では、ホームレスの弾圧→ホームレスの暴動(ぎゃくだったか)があり、打ち上げどころじゃなく皆かけつけます。
この時のマークがまわしていた映像が注目されて、マークにも未来が…
ロジャーとミミもすったもんだの末、上手くいきそうだし!というところで1幕終了

2幕は後日で(もうかなり忘れてる…


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