そのとんがりにはLOHASがつまってる。

インズヤンズ梟城 美化係
ブログといふものをしてみむとてするなり

霜里農場

2010-07-13 16:34:26 | 環境のこと
10日は、リボーンの『小川町ツアー』に参加し、
とうふ工房わたなべと、金子さんの霜里農場の見学会に行きました。

リボーンの、しかも「小川町ツアー」とあって、参加者さん皆さんツワモノ!と言った感じでした。
本当にいろいろなことを実践されて、さらに勉強を!というパワフルな人ばかり。
ツアーに参加したみなさんからも、たくさん刺激をいただけました


とうふ工房わたなべさんは、地元産の有機大豆にこだわった豆腐を、
スーパーマッケットなどに卸すのではなく、直接売るという方法をとっています。
全ては「顔と顔が見えるつながり」を大切にするため。
安全な豆腐を安心して食べてもらうため、です。

一時は、小売店に買いたたかれ豆腐屋を辞めようと考えたこともあるそうですが、
大きく商売をするのではなく、地域の人々に安心で安全な豆腐を届けようと
儲からなくても小さくやればいい、と販売方法を変えたのだそうです。

ところが今はそのお豆腐のおいしさが評判を呼び、
都内からのバスツアーが立ち寄る豆腐屋さんになってしまいました!

地域の無農薬、無化学肥料で大豆を作る農家さんのために、
収穫できた大豆を全部現金で買い取り、地元の農家さんを買い支え、
美味しいお豆腐を地域の人々に提供する、顔の見えるつながりを大切にしています。


試食のお豆腐と、人気のとうふソフトクリーム!

とうふ工房わたなべを後にし、隣町の小川町へ
霜里農場のすぐ隣にある元分校で、お昼ご飯をいただきました。



小川町の地場野菜のお弁当です。
  

この日は天気もよくて、木陰がとても気持ちよかったです。


ランチの後、分校の音楽室で金子さんのお話を聞きました。
40年も前から日本の食や農業に危機感を抱き、当時変わり者扱いをされながらも、
有機農業にこだわり、小川町地区は完全に有機農業の町になりそうなのだとか!

お話を聞いた後、実際に農場を見学。

エネルギーの自給にも取り組んでいて、ガラス温室作り、廃食油燃料の利用
太陽電池、バイオガスプラント、間伐材を使ったウッドボイラーなどわくわくするような設備を見せていただきました。


今、会うのがなかなか難しい、金子さん。 (↑遠心分離機)
物腰は柔らかく、ときどきダジャレを言うとてもお茶目な方でした。
手に持っているのは、SVO=ストレート・ベジタブル・オイル
食用廃油を遠心分離器にかけて不純物をとりのぞいたもので、
エンジンを改造した車やトラクターなどに使っているんだとか!

車の改造(15万円)や、遠心分離機(米製30万円)などトータルでも45万円くらい、
機械にくわしい人がいれば、できないこともない、かも?

  

農場の印象は、畑にありがちなマルチなどのプラスチック系のゴミが、全然見当たらない!
全体がとても美しく、金子さんの柔らかい印象とは全く違う、強烈な「哲学」を感じました。
継続することを重んじつつ、常に新しい事にチャレンジして進化し続けている!
私など、もう、ひれふすしかないといった感じです。


天気が超よくて、暑くて、正直ちょっと疲れましたがとても、とても、勉強になるツアーでした。

リボーンのツアーはどれも本気&本物です ぜひぜひ、参加してみてください~