橘の部屋

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「PERSONA ~trinity soul~」#19【帰還者】なんで誰も気づかないの?

2008-05-11 16:25:27 | ぺルソナ(ゲーム&アニメ)
なんでみんな洵が消えたこと気づかないのよ~。
慎はわかんなきゃダメでしょー。
悲しいよぅ。
結祈が生き生きしてて、楽しんでるのが複雑で。
彼女も気の毒なので、のびのびさせてやるのも悪くないさ。
でも完全に洵が居ないってのは…。
うわーん。

慎には気づいて欲しかったよ。

今回は拓朗がらみで、切ないお話でした。
帰還者。
拓朗の元と、旅館の女将さんの元に戻った大切な人の、
切ない微笑みが、沁みました。


あらすじは、公式HPより。


第19話「帰還者」
不可解な行方不明事件は依然、富山湾とその沿岸地域において断続的に起きて
いた。無気力さを深める人々の中には自らも消えたいと願う者たちが現れ、
海岸に呆けた姿を晒す。一方で、消えた人々の帰還も確認され始めるが、彼ら
は一様に肉体と精神の不一致という異変をきたしていた。日常が静かに異様さ
を増し始める中、榊葉拓朗は、生き別れになっていた父親を名乗る妙齢の女性
と出会う。


なんか、凄い展開になってきましたな。
タイトルの帰還者ってのは、今まで行方不明だった人が
ちらほら戻って来たということだけど、
中身と外見が違うって…ややこしいことになってます。
瀬間荘の女将さんの所へ戻って来たご主人。
外見は若いもんなー。
第一話で諒が担当し、後に映子も調べてたあの海洋開発機構の
潜水艇の乗組員、浅野なんだよね。
でも中身は旦那さん。
女将さんを見つめる眼が、なんというか
申し訳なさそうな、やるせないような眼でしたねぇ。

綾凪署の副署長(今は署長代行らしい)が諒に話した異母姉の話。
旅館経営してるって言ってたから、ひょっとした瀬間荘の女将さんか?
と思ったんだけど、やはりそうでしたな。
ちょっとした事柄も全部伏線なのが良いよね。
真田と伊藤が調べてたフェリーの柵に羽根が
いっぱい絡みついてるのが気持ち悪い。

めぐみのダンス、カッコ良かったね。
今日は今までの中で一番上手く踊れたというめぐみ。
八尾でふっきれたのよね。
言葉に出しては言わないけど、拓朗も慎も叶鳴も、
めぐみと母親とのこと、ほんとに良かったと思ってる。
良い仲間達だなと思います。

めぐみにダンスを教えて欲しいという洵。
いや…結祈です。
興味あったの?とめぐみは驚きつつも歓迎しますが…。
めぐみがダンスやってるのはずっと前から知ってたわけで、
なんで今になって?と皆不思議に思わないのかな。
人格変わってることに、気づかないの?
声も微妙に高いし、洵の時より弾んでるのに。
↑コレに関しては沢城さん凄い!と思います。
拓朗に女ばっかりの部なのにって言われるけど、
結祈は女の子だもん、それは障害にはならないわけよ。

ねぇ慎、慎は気づいてないの?
思い出して悩んでるのは、諒と戦ってしまったことのようだけど。
慎の暗い顔を別の意味に捉えた拓朗、
「消えたい族」の説明をします。
富山湾で人が消える事件が起きてるから、それにあやかって、
やりがいや生きがいを無くした人が
自分も神隠しに合いたいと海辺に集まるのだそうだ。
世も末じゃないですか。
でもこれ、なかなかリアルだと思う。
現代社会はまさにそうだよね。
ネットで一緒に死ぬ人探したり、死に方調べたり。

人がみんな無気力症になっていくみたい。
まるで10年前のように。
10年前の事件、でも慎にはその日の記憶がない。
強いショックを受けたせいかな。
そう思ったらしく拓朗は謝る。慎はもう少し楽天的なのだけど。
そこにくじらの羽根がほわり。
あぁ不気味だよこの羽根は。

浜辺にぼんやり立ち尽くしてる男。
拓朗が険しい顔で突っかかってく。
でも男は拓朗は見覚えないようで…。
水谷と名乗ってる。
あぁ中と外が違うわけだ。
洵…いや結祈には、わかったね。

遊佐さん…いやヒイラギ製薬の永井も、
無気力症になっちゃったのかー。
で、取調べの最中に人格が突然入れ替わったってよー。
紺になったりギンになったり?(違います)
もうちょっと遊佐さんの声聴きたかったなぁ。
でもそれ中と外が違うだけじゃなく、
人格複数入っちゃってたりもするっとことだよね。
あー、なんか洵と結祈のことがよぎる…。

永井ってば社長に不満があって、反社長勢力に
引っ張られていたのか。
あれを稀人たちに売ったのは、資金集め、ね。
なんだ小者だったのね。がっかり。
遊佐さんなんだから、もうちょっと頭の切れる人に
してほしかったな。

諒がまだ幼かった頃のシーンが入りました。
両親も例のグループにいたってことか。
そして抜けたわけね。
10年前、洵と結祈を手術した九條は、たまたま居合わせ
たんじゃなくて、最初から彼らのことを知っていたって
ことだな。
払っていい犠牲とそうじゃないものがある。
人であることを思い出すべきだ。
父がそう訴えていた相手は、九條なんだろうな。
そして諒はそれを聞いていた。
でもこれ、誰の記憶?
いくら結祈でもこれは知らないだろう。

「お兄ちゃん」
アトリエで『くじらのはね』を読んでる慎に声をかける結祈。
結祈は可愛い。可愛いが…。
洵~っ
浜辺で見た人は拓朗の父親だと、慎に告げる結祈。
拓朗が小さかった時、彼を置き去りにした人。
うわー、反則。ちびな頃の拓朗ってかわいいじゃん。
そういうこと、全部解っちゃって、辛くないか?
と「洵」をいたわる慎。
頭撫でられた時の結祈の表情がねぇ~。
ちょっとビクッとして、でも照れつつ嬉しいのがわかるよね。
洵なら、多分表情違うだろう。
うわっ、そこへアヤネがっ。
-くじらが怯えている。

拓朗の父は、拓朗が5歳の時行方不明になった。
サイクロイドVのアトラクション見てる間に。
お母さんは男作って出てったらしい。
拓朗もやはり、悲惨な生い立ちだったわけよね。
それにしても浜辺で会った父は若かった。
でしょうね。別れた時の年齢のままなんでしょう?
生きてるわけじゃないから…だよね。
そこに声を掛けてきた女性。
「俺だよ拓朗…お父さんだ」
ぶっ飛ぶよねー。
笑っちゃいかんが笑えた。
中と外がごっちゃになってるとはいえ、
男女関係なくシャッフルかよ。
こりゃまたシュールだなぁ。

-くじらの具合が悪くなってるの。
-あの日、この街と海はくじらと繋がった。
-くじらは感じてる。
-人が無理矢理生み出したありえない歪みと痛み。
-私も、その一つだった。
-くじらは心の海。
-全てのものの底深く、
-静かに横たわっているはずのもの。
-これはかさぶた。くじらの悲鳴。

「兄貴はお前の傍にいるのか」
普通の状態じゃないとは、わかってるのよね。
「くじらと一緒」
と応えるアヤネ。
「いらないって…みんな無くなっちゃえって」
それは、諒がそう思ってるってこと?
映子を自分が殺して絶望したから?
結祈が泣きそうな顔してる。
言うだけ言って消えたよアヤネ。
今日はすっごい能登さんらしい声だった。
静かに喋ってたし、前回みたく怖くなかったし。
眼がちょっと切なげだったよね。

お、拓朗の父ちゃん。中身の方がやってきました。(そんな言い方って)
拓朗に渡して欲しいと紙に包んだものを渡し、
あわせる顔がなかったから、却ってこの顔で勇気が持てたという
父ちゃん。なかなか面白い人のようだ。
あまり時間がないというのは、もう消えちゃうんだよね。

「それ、本当に拓朗くんのお父さんかもしれない」
こういうとき、天田…あ、いや戌井と関わってて良かったと
思うよね。中と外が違うって話は、真田、伊藤、戌井しか
わかってない話だから。
穏やかに凪いでいた海がざわめき始めてる。
正体ばれてからの戌井は、なんかちょっとカッコ良くなったな。

拓朗とまゆりも良い感じなんだよなー。
まゆりが何かに悩んでるのも見抜いていて、
外歩く時と客につり銭渡す時は気をつけろよなって
いう拓朗、なんか愛情つきの忠告って感じで、
優しいよな、良いヤツだよなって、思う。
株上がってきたよ拓朗。

そこへ慎たちが到着。お父さんからの預かり者を渡す。
サイクロイドVのフィギュア。
戌井はよく知ってて、当時ものの初版らしい。
時間が無いと言っていたと慎に言われ、拓朗が向かったのは…。

多分、当時アトラクションショーを見たデパートの屋上、ですよね。
やはりそこに父はいた。外見は女性ですが
「汚ねぇよ」
と拓朗。そんな成りで帰ってこられたら殴れない。
そりゃそーだ。
父に捨てられた後、祖母のところで暮らしていた拓朗。
しかしその祖母も多発事故で亡くなり、伯父夫婦が
中学卒業までは置いてくれた、と。
辛い思いをしたようです。
で、この頭にしたわけですか。
「半端な野郎は近づいてこなくなった」
そうだったのね。
自分で作った借金でもないのに、1人で抱え込んで消えた。
ははぁ、友人か何かの借金被ったってとこですか。
連帯保証人か何かになってたんでしょう。
家族に迷惑かけたくないから失踪したわけね。
でも拓朗もアンタの妻も、苦労してでも一緒にいたかったんだよ。
思わず息子を抱きしめる父…ですが、
傍目には女性の方から大胆にも若い子を抱きしめてやがるーって
絵になるんだなこれが。ははは。

反面教師だと言う拓朗。
惚れた女は泣かせない。
信じてくれるヤツを裏切らない。
「そうか…それでいい」
そう微笑んだ父の身体が光り出した。
「お別れだ…拓朗」
最後に会えて嬉しかったという父。
フィギュアを持ってけという拓朗に、
「サイクロイドVは深いぞ、拓朗」
別れた頃と変わらぬ、相変わらずの父の言葉に
涙が出ました。

「どー深いのかなぁ」
あぁ結祈、無邪気だね。可愛いことで。
上映会を提案する戌井。部屋は提供してくれるそうだ。
でもビデオ屋にいく必要はなさそう。
拓朗がDVD持っているから。
こちらは切ないながらにも、ほっと胸が温かくなったわけですが、
海辺では相変わらず消えたがりの人たちが
座り込み、それとは別に帰還者たちがぞろぞろと…。
不気味~。

水谷と名乗った拓朗の父ちゃんの外見の人は、
声、竹若さんだよ…ね?
んで中身父ちゃんの女性が喜多村さん。
聞いたことある声だけど、とっさに思い出せなくて、
EDで確認したよ。


予告。
-2人じゃ出来なかったこと。
-一緒じゃいえなかったこと。
-甘えたりない。拗ねたりない。
-笑い足りない。触れたりない。
-それはとても大切な、許された初めての時間。
-限られた…きっと、最後の時間。

結祈の思いですなこれは。
最後の、というのは、結祈が消えるからなのか、
諒に対してなのか。
そう!次回、諒が帰ってくる~っ!!
でも拓朗の父ちゃんと一緒で、わずかの間なのだろうか。
ソファで眠る諒を見つめる結祈が、なんともいえません。

またまた次が待ちきれない状態です。
アヤネが残した言葉などから、色々推察したいところなんだけど
今日は時間ないのでまた時間があれば…


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