22日、江藤拓農林水産相は米の価格高騰を受けた輸入拡大論に対し、「主食を外国に依存することが国益か」と強く否定的な姿勢を示した。一方で政府は米の輸出拡大を推進しており、政策の矛盾が浮き彫りとなっている。
2025年4月22日の閣議後記者会見で江藤拓農林水産相は、米の価格高騰を受けて一部から高まる海外からの米輸入拡大の声について、明確に否定的な持論を展開した。
江藤大臣は「コメまで、安いものがあるなら海外から買ってくるのか。国民の将来にわたる不安につながる」と述べ、安価な輸入米に依存することが日本の食料安全保障や将来の国益にとって大きなリスクになるとの認識を示した。
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コメ輸入拡大に否定的な江藤農水相 輸出拡大政策との矛盾も浮き彫りに
江藤農水相が米の輸入拡大に否定的見解を示す一方、政府は米の輸出拡大を推進。国内米不足と輸出増の矛盾が議論を呼んでいる。
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