
大統領選挙と同時に行われた連邦議会選挙で、米国議会の上下両院で共和党が議席を伸ばした。結果として上院は共和党が過半数、下院での民主党の優位は縮小。
3日の米大統領選と同時に実施した連邦議会下院選で、共和党が議席を伸ばす見通しとなった。女性やマイノリティー候補が民主党から議席を相次いで奪取した。圧勝シナリオが崩れた民主党では過激な主張が目立つリベラル派の責任を問う声があがり、不協和音が広がっている。 CNNテレビによると、共和党は8日夜時点で全435議席が改選となった下院の199を確保する見通しとなった。現有議席は197。民主党は213を固めて過半数を維持する見通しだ。残り23が激戦になっており、共和党は議席をさらに上積みする公算が大きい
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今回同時に行われた大統領選挙のバイデン氏の「史上最多得票数」という結果と明らかにに矛盾している。
本来ならばトランプ大統領こそが、史上最多得票数での勝利をおさめていたのでははないのだろうか。
「I WON THE ELECTION! 」とトランプ大統領が11月16日午後1時55分にツイッターでつぶやいている。
大統領選挙の結果も実際には確定しておらず、11月16日現在でジョージア州では手作業での再集計が続けられている。
しかしそもそも、手作業でも「投票者のIDが一致しているかどうかをどこまで見分けられるのか」の問題は残るわけで、「不正票」と「正当な票」を仕分けて「正当な票」のみをカウントすることが果たして本当にできるのかという問題はやはり残る。
だから、トランプ大統領は以下のようにもつぶやいている。
Georgia won’t let us look at the all important signature match. Without that the recount is MEANINGLESS. Open up unconstitutional Consent Decree, NOW!
(ジョージアでは、全ての重要な署名の一致を確認することはできません。それがなければ、再集計は無意味です。今すぐ違憲の同意判決を開いてください!)
このツイートの1時間前には下の様なツイートも。
The Radical Left Democrats, working with their partner, the Fake News Media, are trying to STEAL this Election. We won’t let them!
(過激な左翼民主党員は、パートナーであるフェイクニュースメディアと協力して、この選挙を盗もうとしています。させません!)
■「不正選挙は民主党のお家芸」だった
なぜ、ネットではかなり詳細な部分まで告発されている民主党による不正選挙疑惑の内容については報じず、「バイデン次期大統領」が確定したことであるかのようにメディアは報じるのか。
これは「フェイクニュースメディア」と「不正選挙がお家芸」の民主党の両者の利害が「トランプ大統領を引きずりおろすこと」で一致しているということを意味している。
それは「トランプ政権」の方向性、機密文書の開示などによってもたらされる不利益など、両者の共通の利害ということと想像される。
そもそも「不正選挙は民主党のお家芸」というのがこれまでの実態で、今回の大統領選挙ではドミニオン社が集計ソフトを用いて29の州で集計作業が行われているそうだ。
「ドミニオン社(のシステムと機械)を絶対に使ってはいけない。少し調べれば、わかるはずだ。ドミニオン社は、(電子投票システム会社の)Smartmaticのソフトウエアを使用している」 とジュリアーニ弁護士は11月14日と15日、NY市にあるラジオ放送局のWABC 770 AMとフォックスニュースの番組にそれぞれ出演して語っている。
2008年に汚職で投獄されたブラゴヤヴィッチ元シカゴ民主党市長なども「民主党は選挙の度に詐欺をしている。選挙詐欺は民主党の伝統芸だ。今回も大規模な選挙詐欺が横行しているに違いない」と断言しているそうだ。
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参考:
■選挙管理委員会議長が「この選挙は違憲」と早い段階で発言
連邦選挙管理委員会のトレイ・トレイナー(Trey Trainor)委員長は6日の時点に、Newsmax TVの番組で、「選挙の不正行為は、集計作業が終わっていない州で不正が発生していると確信している」と述べている。
「法律が守られていなければ、今回の選挙は違法だ」「トランプ陣営が起こした訴訟は非常に有効な主張(very valid allegations)である」と強調。「オブザーバーによる投票数のカウントへのアクセスを拒否する正当な理由はまったくない。事実上、投票のカウントは「非合法」だ」と発言。
動画:
■トランプ陣営の意志表明をしたポンペオ国務長官
ポンペオ国務長官は「投票は憲法に従って公正にカウントされねばならず、司法の決定を待つ」と10日の記者会見で、「トランプ大統領の再選を信じる」という立場を明確に表明。
そしてペンシルベニア州では、11月12日に、記載に不備があった郵便投票および期日前投票の用紙について、有権者が9日以降に必要な情報を提出した分を無効とする判断を示した。
ペンシルベニア州のブックバー州務長官が一方的に投票用紙の記載不備を修正する期限を9日から12日に延長した点について州裁判所が「州務長官に期限延長を決める権限はない」と判断し、先週この判断が出るまで9日以降に情報が補足された投票用紙を仕分けるよう命じており、ペンシルバニアでも実際には「不正票」の仕分けが終わっていないのが現状。
これまでにトランプ大統領が獲得した選挙人の数は232人で、これに現在再集計中のジョージア州(16人)やペンシルベニア州(20人)などの他、不正集計ソフトが使われた州は最低6州、多ければ24州ということで、得票数の異動があれば、勝敗が変わることによって、大統領選挙の勝者が変わる州が更に出てくる可能性があるのだ。
だからこそ、11日にポンペオ国務長官が「トランプ政権の2期目へ円滑に移行する。私たちは準備ができている」と強い自信をのぞかせたようだ。
ポンペオ長官の記者会見動画:
政府機関である米国一般調達庁GSAなどもまだバイデン氏を次期大統領とは認めておらず、米国議会も「大統領選挙によって次期大統領は現時点で確定していない」というのが正式な立場。
■トランプ大統領支持者らの抗議集会とデモ行進
14日、ワシントン中心部の広場で、トランプ大統領の支持者による「(バイデン候補側の)不正選挙」に抗議する大規模な抗議集会が開かれたことは日本でも報じられていた。

トランプ大統領を支持する大規模集会とデモ行進が首都ワシントンで行われ、中心部の通りを埋め尽くした数万人の支持者らは、トランプ氏の主張に沿って選挙で「不正」があったと叫び、「トランプ氏の再選」を訴えた。 写真の奥に連邦議会議事堂が写っている。
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■FOXは「次期大統領」と呼ばないよう指示していた
9日にはCNNが「保守系のFOXニュースがテレビ番組の司会者やスタッフに対して、民主党候補のバイデン前副大統領について、当確を報じる際に「次期大統領」とは呼ばないよう指示していた」と報じている。
しかし、トランプ寄りだった保守系メディアのFOXまでもがバイデン氏を「次期大統領」と認めるような報道が出てきたことで、トランプ大統領の支持者のFOX離れが起こり、代わりに保守系メディア「ニュースマックス」や「ワン・アメリカ・ニュース」は 今年の大統領選はトランプ氏の勝利だったと伝えており、ここ数日、両メディアのトランプ支持者の視聴者数は急増しているのだとか。
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■国務長官マイク・ポンペオ氏
彼はトランプ大統領が2016年の米国大統領選挙で勝利し大統領に就任したあとトランプ氏の要請で2017年から中央情報局CIAの長官に就任し、その後、ティラーソン前国務長官の退任を受けて、2018年4月からトランプ政権の国務長官に就任。
1963年12月30日にカリフォルニア州オレンジで誕生、1982年に、ロス・アミーゴス高校を卒業後ウェストポイントのアメリカ陸軍士官学校に入学し、機械工学を学んで1986年にトップの成績で卒業。
1986年から1991年まで米陸軍機甲部隊で働き、次にハーバード大学ロースクールに入学。ハーバード・ロー・レビューの編集者として法務博士(専門職)の資格を得て、1994年に卒業した後はウィリアムズ&コノリー法律事務所で法律家として働いた。 ティーパーティー運動(注)の一人であり、2011年から連邦下院議員に。
国務長官就任後、対北朝鮮、対中国の強硬姿勢が一貫しており、2020年7月8日の記者会見の中では、中国の領土紛争をあおる姿勢を批判。日本の尖閣諸島、ベトナム沖(西沙諸島)の南シナ海進出、ブータンとの国境問題を引き合いに出した。
2020年7月23日にカリフォルニア州のリチャード・ニクソン大統領図書館・博物館で演説を行い、共産主義体制と中国の習近平総書記による覇権主義の動きについて異例の厳しさで批判。対中政策の転換を示唆するとともに、同盟国に対して対中包囲網を提唱。
長くなってしまいましたので、ドミニオン社が不正集計ソフトを使用した疑惑に関しては別の記事に分けました。
つづき
(注)ティーパーティー
税金の無駄遣いを批判して「小さな政府」を推進しようという運動で、「アメリカ人の中核的価値への回帰」を訴える保守系独立政治勢力。