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歴史の真実③

2019-03-02 05:57:28 | 韓国・北朝鮮

イザベラ・バード(1831~1904)大英帝国の旅行家、紀行作家、英国地理学会特別会員に選出された。
1894年から1897年4度にわたり末期の李氏朝鮮を訪れ、"Korea and her Neighbours"(「朝鮮紀行」)を書いている。併合前のソウルに関して「この世で一番不潔な街」と書いている。国際情勢に翻弄される李氏朝鮮の不穏な政情、伝統的封建的社会、文化など、バードがじかに見聞きした朝鮮の情勢を伝える。



1880年頃のソウル南大門のあたり

安重根は韓国の人々にとり「侵略者日本」からの独立運動の始まりの象徴とみなされています。諸説があるようですが「断指同盟」という12名で結成された「国権復活」運動において伊藤総監は倒すべき相手であったようです。

1909年10月26日当日、伊藤はロシア蔵相ウラジミール・ココツェフと会談するためハルピン市に赴き、午前9時に駅に到着しています。その当時、ハルピン駅はロシアが利権を持つ東清鉄道の駅で、路線と駅構内はロシアに管轄権がありました。伊藤・ココツェフの会談が列車内で設定された背景は同地の治安の悪さがあったようです。ココツェフは予定通りにロシア側の列車で先に到着して待っており、伊藤は日本側の列車車内を訪れたココツェフの挨拶を受け、20分程歓談した後、ココツェフがロシア側の列車に宴の席を設け招待したことで、列車を移る際に暗殺の場面が用意されます。

ココツェフは伊藤に敬意を表するためロシア兵を整列させたので閲兵してもらいたいと言い、伊藤は平服であったため一度辞退したものの、ココツェフが重ねて希望したため、一行はホームに出て整列したロシア兵の閲兵を受けることになりました。そのとき群衆の中から彼が近づき、所持していたブローニング拳銃7連式の銃で3発が伊藤に命中したとされています。



コメント

イザベラ・バードの生涯は1831~1904ということですから、日本で言うと江戸時代から明治時代に掛けてということになりますね。
"Korea and her Neighbours"(「朝鮮紀行」)のなかで、併合前のソウルに関して「この世で一番不潔な街」と書いているとのことですが、これは街のあちらこちらにごみが落ちているというのではなくて、不穏な政情、伝統的封建的社会、未熟な文化などを指しているのだろうと思われ、それらのことが当時の朝鮮の喫緊の課題だったのだろうと推察されました。
写真にはたくさんの家が写っていますが、ソウルはこんな感じだったんですね。
でも、その頃の江戸や東京はどうだったのでしょうか?
表側の大名屋敷に面したあたりは道幅が広くてきれいだったのかもしれませんが、そうでないところはもしかするとこの写真のようにごみごみだったのではないのかなって想像してしまいました。
2018/11/2(金) 午後 9:37 [ weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼) ]


> weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼)さん
イザベラ・バードのいう「この世で一番不潔な街」の意味するところはそこかしこが糞尿まみれだったという意味のようです。ちょっと彼らをけなすようで申し訳ないのですが。
「味噌糞一緒」という言葉はそこからきているそうで、「チャングム」でも描かれていましたが、一昔前まで朝鮮の人々は人糞をなめて病の診断をしたり、幼児の大便をトンスル(똥술、糞酒tongsul)といって、薬用酒として飲用されていたし、戦後も人尿を集めて痛風の薬剤の原料にするために輸出していたし、北朝鮮では現在も人糞を集めて肥料にするので、人糞は貴重な資源である、といった具合です。
日本については「イザベラ・バードは明治十一(1878)年に来日し、三ヵ月に亘って東北、北海道を旅して、貧しい農村風景を『日本奥地紀行』として著したことで知られる。やはり農婦や車夫の半裸姿に驚き、戸惑っているが、そういう庶民の勤勉さや礼儀正しさも同時に正しく観察している。」などとあります。
2018/11/2(金) 午後 11:31 kamakuraboy


> weeping_reddish_ogre(泣いた赤鬼)さん
イザベラ・バードの朝鮮紀行にせよ「日本奥地紀行」にせよかなり上から目線で書かれているのも事実ですが、それはアジアが西欧に比べて近代化が遅れていたということも事実で、現在ですらその差は埋まっていませんし。
https://diamond.jp/articles/-/117130
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AB
2018/11/2(金) 午後 11:38 kamakuraboy


2018年1月20日ヤフーブログに投稿した記事より

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