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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

今も昔も変わらぬ蝙蝠外交の国

2019-03-02 06:19:49 | 韓国・北朝鮮
2018年1月22日にヤフーブログに投稿した記事より

さて、また話題は再び「大韓帝国」末期ですが、日露戦争終結直前に当時の大韓帝国・皇帝高宗がロシア皇帝に送った親書が公開され、高宗が日本を強く非難していたことが分かったと、韓国の中央日報(2015年8月12日付け)が報じていました。

高宗がロシア皇帝ニコライ2世に送った親書の日付は、1905年8月22日、日露が朝鮮半島などの覇権をめぐって戦っていたさなかで、高宗は親書で「日本のあらゆる風習はわが国に由来しており、文字もわが国の民衆が(日本人に)教えた」などとし、大韓帝国が日本と異なり、独立国としてふさわしい長い歴史を持つと主張。しかし、「日本が悪辣にもわが国の主権を掌握」するという違法な行為に出ているために、「2000万の国民が涙を流している」などと、ロシア皇帝に国の惨状を訴える内容だったそうです。

日本が半島に影響力をもつ以前の自国の惨状(イザベラ・バード「朝鮮紀行」参照)を棚に上げておられますが、事実と異なる虚言も含め 日本の「悪口」を言い立ててロシア側にすり寄り、自国に少しでも有利な形に働きかけてもらうよう期待しての手紙であったことが見てとれます。今日の隣国の外交姿勢そのままですね。

高宗という人物は韓国の人々からみても大変残念な人物のようです。自らの不甲斐なさこそが自国の悲劇を生んでいる最大の要因だとは思わず、むしろ日本と上手に付き合って国力をつけるべきであったのですが、日露戦争後のポーツマス条約(締結日1905年9月5日)で日本の保護国となった後も1907年「ハーグ密使事件」を企てて、外交権を取り戻そうと画策しました。しかし列強からは相手にもされませんでした。ポーツマス条約という国家間の条約の重みを真に理解していなかった素人外交でしかなかったのです。その一方で、伊藤博文に対しては「韓国の慈父」と持ち上げたりもしておられたようです。「ハーグ密使事件」の後に李完用に退位を迫られ、その際にはなんと伊藤に自分がどうしたらいいか相談しておられますが、伊藤は自らが返答する立場ではないと言って部屋を退出したそうです。

明治日本の対韓政策(深谷博治著 友邦協会)は以下のものでした。
「日本は非文明的、非人道的な働きをしてまでも韓国を滅ぼさんと欲するものではない。韓国の進歩は多いに日本の望むところであって、韓国はその国力を発展せしむるため、自由の行動をしてよろしいけれども、ただ、ここにただ一つの条件がある。すなわち、韓国は日本と提携すべしということ、これである。日章旗と巴字旗(韓国旗)とが並び立てば日本は満足である。日本は何を苦しんで韓国を亡ぼすであろうか。自分は実に日韓の親睦を厚くするについては、自分の赤誠を貢献しようとしている。しかも、日清・日露の両大戦役の間、韓国は一体何をしたか。陰謀の外に何をしたか。戦争中は傍観しただけではないか。諸君は、日本が、にわかに来たって、韓国を亡ぼすならんと思うのは、果たして何に基づくのか聞きたいものである。
 
日本は韓国の陰謀を杜絶するため、韓国の外交権を日本に譲れというた。だが、日本は韓国を合併する必要はない。合併は甚だ厄介である。韓国は自治を要する。しかも、日本の指導監督がなければ、健全な自治を遂げ難い。これが今回の新協約を結んだ所以なのである」

更に、1905年の伊藤のメモには、「韓国の富強の実を認むるに至る迄」という記述があり、彼は、保護国とするのは国力がつくまでの一時的なものと考えていたが義兵闘争が盛んになった為、1909年に桂太郎(首相)と小村壽太郎(外相)の併合方針を是認したとされます。

国を危うくする反米や反日世論をコントロールできず、迷走しつづける韓国の無軌道ぶりは今も昔も変わらないということですか。



コメント

政権は、国をまとめる手法として反日世論を利用しているように思われます。
残念なことです。
2018/8/18(土) 午後 10:45 泉城

> 石田泉城さん
私も実はそういうことはよく感じます。ラオスのダム決壊のニュースに対する一般の韓国の人々のコメントなども観察してみると、実に情に深いまともな考えの方々も多く、ラオスの人々に申し訳ない、何とかして韓国政府がきちんとした対応をすべきだ、などの意見もみられます。国をまとめるために、敢えて「反日」を韓国政府が利用しているという側面はありますね。
2018/8/18(土) 午後 11:01 kamakuraboy


2018年1月22日ヤフーブログに投稿した記事より

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