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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

エルフェンリート②~ここが「楓荘」のモデルかも?

2019-05-10 20:49:02 | 音楽・映画・アニメ
日本のアニメ「エルフェンリート」のOP「Lilium」が海外で聖歌として歌われているという記事を書きましたが、そのあとで姉妹ブログの記事の感想コメントに「よく出てくる海岸が由比ヶ浜なのですね。楓荘がどこにあるのか興味が湧きます」というコメントを頂きまして、もう少しさがしてみたところ、もしかしたらここかな、という場所をみつけました。それは由比ガ浜にある「かいひん荘鎌倉」という割烹旅館です。ここは「古都鎌倉唯一の割烹旅館」だそうで、たまたま法事の機会に親族が泊まり、昨日そこに行って来ましたのでご紹介します。




由比ガ浜です。今朝散歩していたら、同じユニフォームを着たボランティア団体の方々が浜辺を掃除しておられて、ごらんの通りゴミが落ちていません。アニメでは殺し屋のおっさんがゴミ拾いしていましたが。この浜辺でにゅうとコウタが再会。




アニメのなかで、コウタの妹が浜辺で拾って兄のコウタにプレゼントした桜貝をにゅうが壊してしまい、その代わりの桜貝を探すというエピソードがありましたが、由比ガ浜には桜貝がけっこう落ちておりまして、歌碑まであります。



ここが由比ガ浜の「かいひん荘」です。古都鎌倉にある「唯一」の割烹旅館のようです。楓荘は廃業した「割烹料亭」という設定でした。






にゅうとナナが玄関の掃除をしているときに、玄関のこのような雰囲気の格子入りのガラスの引き戸を壊してしまう場面がありましたね。「かいひん荘」の引き戸は自動ドアになっていましたが。



玄関のところに「大時計」はありませんが、佐藤栄作首相(当時)の手による「扁額」が飾ってあります。この近くに昔、佐藤首相の別荘があったのだそうです。









朝の7時半から10時までラウンジで淹れ立てのモーニングコーヒーが無料でセルフサービスとなっております。おかわりも自由です。ここは大正時代のクラシックな趣のラウンジです。


階段横の通路から客室(畳の和室です)へと行きます。



廊下の板の感じが雰囲気似ています。因みに、にゅうがパクパクしているのは鎌倉土産の定番「鳩サブレ」でしょうか。






男女それぞれの大浴場があり、こちらは女性用の大浴場。夜は11時半まで、朝は6時半から入浴できます。にゅうやななが大喜びしていた(普通の内風呂より大きめの)大浴場の湯舟はどんな形だったでしょうか。





かいひん荘鎌倉の公式HPより

「当館のシンボルである洋館部分は大正13(1924)年富士製紙社長の村田一郎別邸として建てられました。その後時を経て戦後昭和27(1952)年旅館として開業その後増改築を重ね現在に至っております。

建物の特徴としては二室からなる大きな洋館部が独立した洋館のような印象を与えています。また出窓(ベイ・ウインドウ)の多さと急勾配の切り妻屋根も特徴の一つで、円弧状の出窓の上の丸い屋根が道行く人々のアイスポットとして親しまれています。

昭和40年代、時の内閣総理大臣である佐藤栄作氏は近隣にある現在の鎌倉文学館(旧前田侯爵邸)を別邸としておりました。当時、佐藤氏の番記者(総理大臣付き記者)の方々が当館を常宿としてご利用になり度々記者会見が行われた事もありました。

昭和50年代後半には旧ソビエトの世界的ピアニストであるスヴャトスラフ・リヒテル氏が日本公演の折、当館にヤマハピアノを持ち込み長期にわたり滞在した事がありました。

この建物は平成4(1992)年に鎌倉市の景観重要建築物第7号、平成21(2009)年に国登録有形文化財に指定を受けております」


 引用:http://www.kaihinso.jp/history.htm


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2 コメント

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間違いないですね (泉城)
2019-05-12 11:36:19
kamakuraboyさん、
こんにちは
楓荘のモデルは、由比ガ浜にある「かいひん荘鎌倉」という割烹旅館で間違いないですね。
私もとても気になってグーグルでそれらしいところを探ました。
これまでモデルがなかなか見つからなかったのが、ついに見つけましたね。
建物の配置、正面玄関の構えや格子戸のところなどそっくりです。
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こんにちは (kamakuraboy)
2019-05-12 16:40:27
作者の岡本倫という方は和歌山県に生まれ、神奈川大学在学中に漫画研究会に所属。卒業後はバンダイに就職し、玩具の企画やPCゲームソフトの「時の国のエルフェンリート」の製作に携わり、28歳の時漫画家を目指すためにバンダイを退社。

2000年1月「ヤングジャンプ増刊 漫革」(集英社)に読切版「エルフェンリート」が掲載され、漫画家としてデビュー。2002年6月から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で「エルフェンリート」の連載を開始。2004年にアニメ化。最初はCS放送のみで地上波で放送されたのは2005年だそうです。

アニメの原画を起こすときに江ノ電沿いの実際の風景を取材しての制作のようで、かいひん荘は由比ガ浜駅からも近く恐らく取材時に訪れているでしょうかここが楓荘のモデルになった可能性は高いかなと思います。
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