美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

先輩を招いての講演会

2010年03月10日 | ノート
高校に入学して1年が終わろうとしている今、もう一度学ぶこや、自分を見つめることを目的に、お二人の先輩のお話を聞かせていただきました。


勉強するということと現実社会とはどうリンクしていくのか・・・と熱弁されたK先輩。

政策や知識ではなく、もっと「人間」ということに対して根源的な問いかけが必要ではないか?
研究者としては、問題意識の深さが大切。
その問題意識に繋がる思考や経験を持ち続けることが、将来自分の飛び込んでいった世界で必ず返ってくる・・・
「考えること」と「思い悩むこと」は違う。
考えるとは、既存の経験を踏まえ自ら考えることで、思い悩むとは経験に基づかない妄想である。
考えるための経験の蓄積は大切。そして、そこから思考することが大切なことである。
上手くいっているとき、勝っているとき、これでいいんだ・・・と思うことは思考が停止している。また、悩んでいるだけ・・・というのも思考が停止している。
自分が出会う様々な場面で「どう考えるのか」という思考のプロセスを鍛えていくことが学びの本質となるのではないだろうか・・・
Not to know what,but to know how.



一期一会。出会いが自分の生き方を導いてくれる・・・と誠実な生き方を示してくださったI先輩。

社会に出るにあたって自分は「資格」という武器を手に入れた。
独立系の資格と、就職系の資格がある。
資格を取るには技術がいる。
中学高校時代に勉強することで無意味なことは何も無い!自分の無限の可能性にどこで出会うかわからない。
この学校の絆(きずな)の深さは、卒業して本当に強く感じる。隣にいる友を大事にして、友情を培ってほしい。
この学校の卒業生は思っている以上に社会にたくさんおり、君たちを視ているよ!どうか自覚を持ってプライドを持って過ごしてほしい。
いっぱい遊んでもいいよ! ただし、考えながら遊べ!!
こんな世界もあるんだな・・・と感じるようなこともあるかもしれない。でも、この世界にはまってしまったらダメかな・・・とか。
聖書の言葉を心に残していくといい。今自分は礼拝での聖書の言葉や、先生のお話をもっともっとしっかり聞いて覚えておいたらよかったな・・・と思う。
社会で仕事をしていて、いろんな人との出会いがある。
話題を持っていなければ話ができない。
自分自身を深めていけば絶対にいい出会いが待っている。


お二人とも母校の後輩に心からメッセージを送ってくださいました。
熱心にメモを取る者もおり、終了後も先輩に質問に来る生徒もいました。
両先輩本当にありがとうございました。




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