美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

今日は卒業式

2006年02月25日 | ノート
10代というのは、人間の魂、知識、身体が著しく成長する時期です。
しかし、様々なアンバランスも出てくる時期です。
いろいろなことを乗り越えて、時代にふさわしい深い思考力や知識、一方でそれを超えた豊かな感性、その両方を大切にした成長をめざしたいものです。

人間がもっとも美しく成長する10代を、どんな学校生活で、どのような友人と交わり、どんな先生に出会えるか・・・


今日は高等部の卒業式がありました。
今年の卒業生にはどんな高校生活の思い出がつまっているのでしょうか。

担任はクラスの一人一人の名前を読み上げていきます。生徒の「ハイ!」という素直な返事の中に、クラスと共に歩んだ時間がよみがえります。I先生が途中で感極まって読み上げにつまってしまいました。私もI先生の気持ちが伝わってきてこみ上げてくるものがありました。来年自分が今のクラスをを卒業させるときのことを連想してしまいました・・・
卒業式のこの感動は教師ならではのものです。厳粛な素晴らしい卒業式でした。

様々な思いや、考えを持って卒業していきますが、命を与えられた存在として、自分のことだけを考えたり、喜んだりという生き方ではなく、「他者の喜びが自分の喜びとなるような生き方」を選択していってほしいと願っています。


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