美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

芸術とは・・・美術教育について

2006年07月19日 | 教育美術
やや誤解を招く言い方かもしれないが、知識や論理が真実なのではなく、自分の五感が感じ取り、実感できたことがその人にとって真実である。

その感じ取る「感性」ということが、最も大切なことなのではないだろうか。

公立中学校で「総合的な学習の時間」というものが取り入れられたのは、多くの知識の詰込みではない教育のあり方、すなわち、自らの勘や、想像力、感性を働かせて、自らの身体を使って直接的に気づき、感じる、実感の伴った知というものが目指されたわけであるが、実際のところその時間を創造する力が、教師(美術教師)に欠けていた。

何年もたってやっと見よう見まねで形になってきたというところであろうか。
感性を大切に考える美術という教科が教育現場でもっと見識を持って力をつけていれば、総合的な学習の時間も必要なかったのかもしれない。

美術という教科は、まだまだ教育現場で実現しなければならない、基礎となる力を生徒に十分に身につけさせているとはいえない。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 教師の仕事がズレないように | トップ | パリ、オペラ座 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

教育美術」カテゴリの最新記事