MIN LEKPLATS

& Patrick Chan is the ONE

感謝

2011-03-23 07:52:16 | Season10/11
日本の皆様、甚大な被害にあわれて今も言い知れぬご苦労の只中にある方(そういう方は拙ブログなど覗く余裕はないでしょうけど)、比較的軽い被災地にあり再建にご苦労されている方、また被害があまりなかった地域の方も様々な心配を抱かれながらそれぞれの立場で被災地援助の努力をされていることと思います。本当にご苦労さまです。

私には中近東やアフリカから亡命してきた友人がかなりいます。そういう人達の話を聞くと、日本やスウェーデンに住む者は本当に例外的に幸運な者達で、世界の大半の人々は飢餓、極貧、圧制の中、私などには想像することさえ不可能な凄惨な生活を強いられているんだとわかります。また、あたかも選んだかのように、これまでそういう悲惨な人々の上に天災が降りかかってきました。その結果はもう完全に筆舌を絶します。
正直言って、あまりに多くの人々があまりに悲惨な苦難の中にあるので対応し切れず、申し訳ないと思いながらも、敢えて距離を置いて見てみぬ振りをしてきた部分が多かったのです。

それが今回、世界の憧れと希望の対象であった日本があのような前代未聞の天災に見舞われました。世界、特に先進諸国の人々にとってどれほど衝撃だったでしょうか。しかも、その後に伝えられてきた、災禍に臨んでの日本人の素晴らしい証の数々・・。
うまく言えませんが、日本の今の頑張りは世界に言い知れぬ希望を与えてくれていると感じます。苦難に喘ぐ発展途上諸国にも、物質中心主義で飽食退廃しつつある先進諸国にも、謙虚な反省と感謝と決意を促してくれているように思います。
そして、我々は皆同じ船の乗員なんだ、世界は一つの家族なんだという認識を強めてくれています。

本当に大変なのはこれからだと思います。
ですが、どうか挫けず頑張ってください。皆さんの頑張りはただ日本の為だけのものではありません。世界の未来が懸かっている、私にはそう感じられます。もちろんそういう皆さんを手本として、私達も頑張ります。日本への援助も出来る限りやりたいと思いますが、それ以外にも、これからもっともっと世界に関心を持って自分に出来ることを模索していきたいと思っています。


ところで、震災関連のエントリーは本来なら別なカテゴリーにするべきなのでしょうけど、ずっとフィギュアの10/11シーズンに入れてきました。なんとなく全部関連してみえるんですよね、私の観点からすると。ワールドの直前に起こったってのもあると思うんですけど。これからどうなるのかわかりませんが(果たしてワールドは開催されるのか?)このシーズンが生涯忘れられない特別なものになることは間違いありません。

『翔ぶ者たち』も最終的には今回被災された方々へのオマージュになればいいなと思って書いている部分があります。書き始めた頃には想像だにしなかったことですけどね。

自分の人生と世界、宇宙とのつながり・・宇宙の中に自分の居場所を見つけることが大事だと思います。その為には自分のことだけ考えていてはいけないんでしょうね。他者との繋がりがあってこその人間なんだと改めて思いました。

日本の皆さん、本当に有難うございました。これからも宜しくお願いします。



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2 Comments

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2011-03-23 20:45:56
hanaさん

前のコメントからかなり大変だったんだなと想像しておりましたが、お住まいが東北だったんですね。改めて心よりお見舞いを申し上げます。
ショックを受けて当然です。励ましを重く感じるという感覚もよくわかります。被災地の方は今はただ耐え抜くのに背一杯ですよね。頑張れといわれたって力が出るはずありません。悲しみの只中にある方々に対しては、再び空を仰ぎ見て立ち上がるひと時を迎えられるようお祈りするのみです。耐えてくださってること自体がどれほど尊いことでしょうか。

心に響くコメントを本当に有難うございました。また親しくお話出来るのを楽しみにしております。どうかご自愛ください。
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2011-03-25 02:08:46
ぴよさん

コメント有難うございます。
幼いお子さんがおられるなら不安は尚更ですね。放射能という言葉にはとても強い負のイメージがあるだけに、過敏になって当然です。上からのきっちりした情報と対策があれば随分違うのでしょうけど。
遠くから見ている側(そうであることが本当に申し訳ないです)からすると、悪戯に恐怖心を煽る無責任なマスコミにも責任の一部があるように感じます。
ともかく本当に大変ですね。
日本だけでなく近隣国にも揺れがきているようです。早く一帯の地盤が落ち着きますように。そして原発の危機が一刻でも早く乗り越えられますように。

どうかご無理をなさらず、お嬢さんの為にも希望を持って明るくお過ごしください。それが一番難しいことだとは思うのですが。

何も出来ない自分が本当に申し訳ないですが、お気が向かれたら、またいつでもお話にいらしてくださいね。お待ちしています。
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