MIN LEKPLATS

& Patrick Chan is the ONE

後記

2014-03-24 13:19:54 | Season13/14
あれほど待望したソチ五輪も早や歴史となってしまったようです。
結果論ですが男子の勝負はGPFで決まっていたのかなと思っています。仏杯で信じられないような神演技を揃えてピークを迎えたパトリックが、一息ついて再度上昇を期する筈だったファイナル。ところがそこで思いもかけない負け方をしてしまって、一気にメンタルを崩されてしまったという印象です。負けたこと自体はそれほど問題ないと思うのですが、あの演技でFSでも羽生君を下回る評価だったこと、PCSであそこまで肉薄されてしまったこと・・・は彼でなくとも衝撃ですよね。
もちろんそれでもやってくれると信じて応援しましたし、彼もそう自分に言い聞かせつつ頑張ったのでしょうけど。パトリックって情的で人間的で、メンタルは世で思われてるほど強くない。やはり払拭できずに引きずってしまったかなあ、と。

羽生君は間違いなく王者の器で、いつかはトップに躍り出る逸材だったのは確かです。ですが正直言ってブレイクするのが半年早過ぎたと思う。後もうちょっと待って欲しかったというのが本音です。ソチはパトリックと高橋君というスケーティング技術と表現力で頂上を極め、一時代を画した者たちの主導であって欲しかった。その後羽生君を中心としたジャンプ主流の新たな潮流が来ても文句はありません。でも、ソチ五輪だけはパトリックと高橋君のものであって欲しかった。二人にはそういう花道を与えられるだけの価値があったと思う。

まあ、だからといって誰が悪いわけでもなく、強いて言うならオーサーさんの「俺が取れなかった以上もう誰にも取らせんぞ!!」という執念のなせるわざか(てのは冗談)
パトリックのピークが早く来すぎてしまったのも問題だったんでしょうし、高橋君はなんたって負傷しちゃったし・・・やはり羽生君の凄まじい強運が一番の原因でしょうね。GPS一戦二戦→GPFへの流れは彼の側からみたらマジスポ根ドラマ顔負けのストーリー展開でした。オーサーさんがいなければここまで早く伸びることはなかったと思うが、彼にコーチを頼んだのも当人だしね。チャンを脇役にしちゃうなんてほんと凄い坊やだ(呆)

てことで恨みは重なりますが、現在の日本男子の中で一番羽生君が好きなのも事実です。可愛いとか美しいとかスタイルがいいとか、そういうミーハーな賛美を聞くと却ってひくし、個人的にあまり好感度の高くないプル様やジョ二子さんと結び付けられるのも私的にはプラスには作用しないんだけど、スケーターとしてはやっぱり凄いので。これからどうなっていくか楽しみです。

でもゆづる君、あそこでチャンを負かしちゃうなんて、それはやっぱりやばいだろ(爆)
史上最高、これほどの滑りをする選手はもはや二度と現れないと思う。そんなチャンがなんで五輪金メダリストになれなかったのか、これはやはり謎だ。天界の運命執行部でなにか手違いがあったとしか思えない。

" GOD, WHY!? "  (責任とってくれー)

てことで、五輪にとっておいて欲しかった神演技をもう一度





パトリックがこれからどうするかは未定。もう一度現役として戻ってきてくれたらこんなに嬉しいことはない。しかし、やはりソチがひとつのピークであったのは間違いないからね。
これからは勝敗にあまり拘らず自分の演技を極めることに集中して欲しいな(無理だろうけど)


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2 Comments

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終わったんですね (びっぐあぷる)
2014-04-05 16:45:12
悦さま、

お久しぶりです。

五輪後、ブログの更新をされてなかったのは、悦さん、なにか考えてらっしゃるんだろうな、と感じてました。
一月以上経って、やっとなんとか、という感じでしょうか。

世間が何を言っても、ファンとしては「わかったようなことをいうでない」という気分になりますね。

パトリック、残酷なゲームになってしまった。メダルの色じゃなくて、やはり、ベストな演技とはほど遠い内容だったことが。。。トラウマにならないことを祈ります。

羽生君という相手が、どうしようもなかったと思う。私は彼のファンでもないけど、かなり早くからソチ金は確信してた。ついでにワールドも。だって彼って、勝負ごとに成功するヒトが持ってること、実行することを、全部持ってて、実行してるから。ジャンプ失敗ノートを自分でつけてるとこや、負けたときに、相手の優れてるとこ、自分がだめだったところを、自分で分析して、公然と口に出すところとか。脳に勝利がプログラミングされちゃってるヒトだから。
フィギュアスケート界の吉田沙保里になるのではないでしょうか。

悦さんのお気持ち、分かりますよ。pcsって、ホント、なんなのでしょうね。適当ですよね。

それと、五輪前のグランプファイナルを日本で開催するっていうのは、デフォなんでしょうかね。

私は、ヨナほど夢中になれる選手は、まあ、ないでしょうか、これからは気楽にこのスポーツを見物します。あの、マオU+26ABのことで一秒ももう煩わされたくないですし。
4月にはアメリカでたくさんのショーがあるので、アボ、ジェイソン、アシュリー、アリッサなどなど堪能してきます。それでは、また。
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びっぐあぷるさん ()
2014-04-05 20:50:02
コメ有難うございます。

>羽生君という相手が、どうしようもなかったと思う

同感です、もうこれに尽きますね。
羽生君のきな臭さは私もGPS途上からびしびし感じてました。彼は本当に凄いです。アンチさん達が男版ヨナと評してるのを見かけましたが、ほんとにそうだよと思います、良い意味においてね。実力だけなら他に何人も競合できそうな選手はいるけれど、彼はメンタルで頭一つ突出してますよね。男子の中だとやはりプルシェンコの再来ってのが一番的確な称号かと。

PCSはジャッジがどういうスケーターを理想とするかで揺れ動くのかなと思ったりしてます。そして理想像には時々の流行がある。ここしばらく男子はパトリック、女子はユナのスケートが理想に近いものとして見てこられたけれど、潮流が変りつつあるみたいですね。ジャンプ偏向になっていくようで私としては不満ですけど、だからってどうすることも出来ません。老兵は去り行くのみ・・
ま、パトリックはまだ去るつもりはないみたいですけど、続けるなら以前とはまったく違う厳しい状況を覚悟する必要があると思います。

私も今はちょっとフィギュアから距離を置いています。申し訳ないけど、羽生君の演技も浅田さんの演技もリピする気にはなりません。
(そういえば浅田さん、引退撤回ありなんですかね・・)
もう少し落ち着いたらまたいろいろ観始めると思いますけど、ブログは今度こそ本当にお仕舞いにします。
いろいろと有難うございました。
またどこかでお会いしましょう。
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