株取引って楽しい~な~

思いついたままにジャンルにとらわれず書いていきます。
たぶん株取引が中心の話題になる予定。

そろそろ潮時か

2006年05月06日 03時24分13秒 | Weblog
 『双日』が決算発表した。5月1日の決算発表説明会のIRビデオを
ネットでさっき見てみた。野村のMPO(MSCBみたいなやつね)
3000億円で優先株を一掃するということらしい。
前から言っていた「期間利益による買い入れ償却」は諦めて方針転換との
ことであった。

 さて、これをどう捉えるかが問題だが、結論から言えば野村のMPOなので
下げないだろうけれど、前みたいに近い将来の2000円の夢はなくなったね。
まあ1000円くらいの値は行くだろうけどね。
この発表を受けて、買い入れ償却を信じ、そして2000円を夢見ていた
個人投資家を中心に5月1日に売りが出て下げたのであろうが、ここは慌てずに
野村の介在による株価の緩やかな上昇を期待し、順次撤退することに決めました。

 もちろん長期保有の人は復配期待で持ち続ければ、2000円も夢ではないと
思うのだけれど、問題はその時期がいつ来るか、また、それ以外の銘柄でもっと
パフォーマンスの良いものがあるかどうかの問題なのだけれど、復配に関しては
巷で言われているように2007年3月の復配は個人的に懐疑的に感じるようになったので、
2000円達成は2008年以降だろうと思います。懐疑的になった理由は
ここでは述べませんが、決算発表を見ていて思いました。
少なくとも2007年3月に30円配は絶対しないだろうね。10円配位なら
可能性はありそうだけれど。

。。。と書いてて思ったけれど、やはり2007年3月も無配な気がしてきた。
その理由は。。。まあいいや。同じことを考えた誰かがその内ネットで書くだろうな、きっと。


 ところで、野村の3000億円と言うMPO(HPOも含め)は去年や一昨年の
この分野の野村の年間取り扱い合計額(十数件分合計)に匹敵する金額です。
個人的には、ここに野村の強い経営判断が介在していると推察しています。
銀行と証券の垣根が低下し、大和は三井住友と、日興はみずほと連携を深める中、
自主独立路線を進めていた野村も、郵政の民営化が決定するなど、銀行との連携を
深め自主独立路線を放棄せざるを得ない状況となっていると思われます。
従って、なんとしても東京三菱UFJ銀行と良好な関係を維持したいであろうと
推察されるので、UFJ銀行の最後の大物再生銘柄である『双日』の今回の
案件を梃子に、銀行とのコネクションを強化したい意向が働いていると考えます。
 従って、今回の『双日』案件は野村にしてみれば、絶対に失敗できない案件と
なっていると考えます。3000億円という金額に野村の意気込みを感じます。
そうとなれば、今回のMPOは野村にしてみれば外部からと言うより、三菱東京
UFJ銀行から見て、失敗だったという評価を下される訳にはいかず、必ず
成功させねばならないと言えます。成功と評価されるためには株価を下げさせる
訳にもいかないであろうし、むしろ適正な価格以上に株価を維持させる必要がある
のではと思います。そう意味で、今回のMPOによる株数増加分の割り当ても、
野村の子会社(Nomura Securities(Bermuda))経由で長期保有の機関投資家に
売れる当てがあると考えられます。

 それでは適正価格はいくらでしょうか?同業他社との株式時価総額などの
比較から、やはり900円前後なのかなと思います。
従って、若干のブレを期待して1000円超がいいところでしょうね。

これで復配してくれたらマジで良いのだけれどねぇ。


持ち株
双日HD     65000株(今日の終値685円)
インデックス       2株(今日の終値16万0000円)
です。