25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

ひとり、つらつら考える

2019年06月08日 | 音楽
 ひとりのんびりと反町隆史と竹野内豊のずいぶんと前のDVD「Beach Boys」を見ている。画面サイズが昔のものだから相当昔なんだろう。どうしてこのDVDを見ようと思ったかと言えば、アメリカの音楽グループのビーチ・ボーイズのことを結構よく知っているからだ。それと同じ名で、日本の映画だ。反町隆史と竹野内豊に現在好感をもっているこよと、脚本が「おひさま」とか「ひよっこ」の岡田惠和ということも選ぶ切っ掛けになった。反町隆史も竹野内豊もまだ若く演技も下手で、広末涼子もまだ若い。しかたないか。
 15分ほど観て、止めた。気分が変わればまた見ればよいのだ。

 桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」の第2部は次回にして、第3部を観た。2008年が第1回。5年後が第2回、それからまた5年の平成30年が第3回で完結だった。第3回ではカミロの「ハバナ」まで披露した。バックの音楽はとても細かいとことにまで気を配っていた。ここで鉄琴の音がほしいのだな、とか、コーラスに男性を入れたのも、当たりだな、と思わせた。この頃はサザンにプラスして、ギターの斉藤誠、SAX.FLUTE.PICCOROの山本拓夫、コーラスのTIGER.バイオリンの金原千恵子は常連メンバーだ。加えてダンスチームだ。
 歌とユーモア、ちょっと下ネタをやるが節度がかかり、歌を聴かせるのが主になっている。まさに舞台もNHK紅白並み。4時間、歌いどうしだった。 

 翌日、「サンデーモーニング」でメルケル首相が米ハーバード大学で演説するのを見た。一部であるが、「無知と偏狭は頭の中にあるものだ、その壁を取り除きましょう」と語り掛けていた。学生から大喝采を浴びた。思えばメルケル首相は旧東ドイツ、ヒトラーという怪物による荒廃があり、ソビエトによる支配が続き、ベルリンの壁の向こうには自由があるのだ、と思い焦がれたらしい。民主主義が生んだヒトラーによるファシズム。社会主義革命がもたらした一党独裁によるスターリンによるファシズムの構造を知り尽くしているだろう。

 山崎雅弘の「歴史戦と思想戦」は良書である。資料、取材、文もしっかりしている。こんな本が多く読まれてほしい。一部の安部政権を取り巻く櫻井良子だのはよく読めばいい。櫻井のような人言っていることテレビか週刊誌でまともに信じてしまったら、それこそ「無知」に脳が陥る。自分でもたの意見や本を読み、考えることだ。
 朝日新聞に載った吉田文書が間違っていたことだけをとって、「慰安婦問題などない」としてしまう。南京虐殺の証拠もない、人数が違うといって、南京虐殺はなかったとしてしまう。小さなひとつの誤りを言い立てることで、全部をなかったことにするこの、発想はどこからくるのだろうか。「しかたのなかった戦争だったのだ」 「日本が間違っていたなどと言えば、戦争で死んだ者たちが可哀想ではないか」
 「歴史戦」を宣言したのは産経新聞である。まず、歴史研究はあっても歴史戦はないだろう、と思う。
 ドイツのように徹底的に反省した国と、あの戦争は間違っていなかった、と言う人々がいる日本。だからいつも中国、韓国が首相が靖国神社を参ろうならば抗議してくる。
 そうであっても日本人は韓国や中国に旅行し、彼らもまた来て、インバウンドを成長戦略組み込んでいる。櫻井良子や金美齢がトランプ大統領にへつらう姿を大相撲観戦時にぼくははっきりみたぞ。今度櫻井良子の本でもあれば book off で買ってみようと思う。
 隣国と仲良くやっていくためにはこの歴史観の解決をしなければならない。日本には櫻井のような負の感情をもつ人が少なからずいて、地道な活動をしている。それが怖い。
 


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