25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

片岡球子展など

2015年06月29日 | 旅行
 気が変わって、尾鷲に帰らず、名古屋でのんびりした。愛知県立美術館で片岡球子の絵画展があったからである。じっくりと近くで見たり、遠くでみたりした。ゲテモノと言われた初期の頃の絵がだんだんと精密になっていき、片岡球子の絵がゲタモノを突き破っていく様がよくわかった。50代後半からはひとつひとつの絵がしっかりと強烈に観る者にわきあがっては描かずにおれない魂と、究極「富士山がもういいよ」と言うまで富士にのこだわった姿勢もよくわかる。山を描くのもすだが、海もそうだし、面構もそうである。片岡球子の絵葉書を見ると、まさに色とりどりの美しさがかえって目立つ。彼女は103歳まで生きた。

 カフェに入り、道ゆく人を眺めているだけでも飽きない。
 タワーレコードにも行った。すると過去のジャズの名盤はCD4枚組みになって格安で特別セールをやっていた。これはありがたかった。みんな買ってしまいたいような衝動もあったが、抑制し、「バド パウエル」だけを買った。シューマンのピアノ五重奏曲も欲しかった。「コラ・ジャズバンド」の「バック・トゥ・アフリカ」という変幻自在なアンサンブルをなすという現代のミュージシャンのも欲しかった。
 午後から仕事をし、夜は居酒屋で飲み、そのまま近くにあるスウィングというジャズバーに仲間と流れ込んだ。すると、第一曲目はキャロルキングの僕の大好きな「You've got a friend を30代ぐらいの女性歌手が歌っていた。黒人のサキソフォンプレイヤー0飛び入りなどもあり、楽しんだが、タバコも吸えず、みな行儀がよく、あまりおいしいウイスキーはおいてなく、そういうのは不満であった。

 久しぶりの一人のんびりした。
 


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