25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

カバーズ

2018年05月01日 | 音楽
 筒美京平という作曲家の特集を「カバーズ」で見た。一青窈もでていた。彼女は自分の持ち歌より、陽水の「ジェラシー」やユーミンの「ひこうき雲」を歌うと抜群のうまさがでる。一青窈は「ギンギラギンにさりげなく」を歌った。やっぱり元歌より数倍よく聞こえる。
 野口五郎の「いい女で出直せよ」を田島貴男が歌った。かれの歌い方は独特のポップス感があって、この曲の良さがよくわかる。野口五郎調では元歌歌手に失礼だが、大人の歌にならない。
 ついで、郷ひろみがでてきて持ち歌、もちろん筒美京平作曲の「あなたがいたから僕がいた」を歌った。元は速いテンポだが彼はゆっくりと歌った。若い頃のキンキン声はすでになくなり渋い声になっている。ぼくは今の方がよいと思い、またこの曲もなんてよい青春ソングなのだろうと何度もかけなおしたのだった。過ぎ去ってしまった青春の頃が思い出されて胸がキュンとする。
 バート-バカラックとポール-マッカートニーに影響を受けたというが、彼はレコード会社の社員のとき、アメリカやイギリスから、レコードがでると、すぐに取り寄せ、曲の分析をするのだった。いまはジャズバンドでピアノを弾いて楽しんでいると聞く。1970年代、1980年代は彼の曲ばかりだったように思えるほどだ。その中には、現代の歌手が歌うと生まれ変わるものも多々あるのだろう。
一青窈や田島貴男などはその一番手である。

 「カバーズ」や「Songs」をNHKがやってくれるのでありがたい。
 そろそろ大人数のグループの時代から一人で勝負するアイドルが出て来てほしいと思っている。

 


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