25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

パリ同時テロ事件

2015年11月21日 | 社会・経済・政治

  フランス、イギリス、アメリカ、ロシア、他に有志連合の国々。空爆というテロをして、先進国がテロを起こすと、先進国側からの情報で支配される。これらの国々の人々が普段の夕食をしている時に、シリアやイラクの庶民は空爆に怯え、逃れ、明日はどうするかを考える間もなく、震えていることだろう。フランスの人々の怯えも理解できるが、このツケを国民がなんとか解決しなければならないだろう。

 アメリカのブッシュのイラク戦争、遡れば、イギリス、フランスの身勝手な国境戦引き、その前の植民地化。そのツケがまわってきている。いくら、ラ・マルセイユを歌い、団結を叫ぼうと、それがなんだ、おまえたちはひどいことをしてきたではないか、と過激派集団の個人は言うだろう。

 ヨーロッパの一部の若者が過激派思想に染まる、と日本も含めた先進国のテレビは報じる。

  日本は誤った戦争を起こし、自国民を犠牲にして継続した。特攻まで行った。そして空爆を受け、さらには原爆を二度も受けた経験をもっている。その日本人なら、シリアやイラクの人々の気持ちがわかるはずだ。

 僕らは多面的に見なければならない。フランスやアメリカは本当に自由で平等な社会なのか。なぜ、イラクやシリアの人々は無力なのか。イスラム教徒への差別はどうなのか。なぜ、ISは武器を持ち得るのか。今の時代の資本主義はいいのか。宗教と政治をどう考えるのか。日本はなにを発言すべきなのか。

   ゆめゆめ、有志連合に入ったらいけない。間違えれば、世界の経済は破綻するし、窮屈な社会となる。国と国との戦いではない。個人や小集団と国の戦争になっているのだ。戦争の概念が違っているのだ。日本は今、積極的に裏と表を語り、いかなる戦争もテロも「悪」と発言すればいいと思う。

   

 



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