25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

楽しみなこと心配なこと

2016年01月21日 | 日記

 琴奨菊が強いので、ハラハラしている。白鵬を倒したが、小さな身体で動きのすばやい日馬富士に勝てるものか。

 もうひとり注目している力士がいる。彼が高校で柔道をやっていて、相撲を知らないまま、相撲界にスカウトされた。入門したのは元旭天鵬の部屋だった。彼の一年を追う、ドキュメンタリーをテレビで見た。その力士はもうすでに25歳は過ぎているはずだ。旭大星という。十両の下のほうにいる。彼は相撲の修業が辛くて部屋を黙って出て行ったことがあった。故郷で思い治して、また戻った。彼には故郷の後援会もあり、期待されていた。十両はたぶん3回目だと思う。十両になったかと思うと、よく場所落ちてしまう。

 身体にも肉がついてきていて、ようやく関取らしい身体になっている。小さいときの相撲勘のようなものがなかったのだろう。小学生や中学生ぐらいのときに相撲を取っていればもっと違うのかも知れない。柔道から相撲に転じると柔道の癖がわざわいする。

 昨晩、「内蔵の時間」という本を読んだ。内蔵は「考える」、「連携する」、「記憶する」ということが近年わかってきている。故三木成夫の形態学からの考えが裏付けされていた。

 翌日、実家に行くと、腹が痛い、という。「便秘なん?」と訊くと、「違う」という。「下痢?」と訊いても「違う」という。う~ん、と考えて、昨日の「内蔵の時間」の中で、「腎臓の機能というのは急降下で低下する。そのときに腎臓に代わってサインを出すのは腸である、書いていた。母親の腎臓は検査ではたしかにやや機能が低下していた。それが腸がサインを出さなければならないほどになったのだろうか、と心配になった。今日の様子を見て、病院に連れていくかどうか、を判断しようと、ときどき様子を訊いている。

 楽しみも心配も同時にくるものだ。母のことは今日は様子見と決め、琴奨菊対あ日馬富士戦を楽しみにしている。旭大星も黒星が先行している。頑張れと言いたい。



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