goo blog サービス終了のお知らせ 

25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

イギリス、日本はどうなる

2019年03月13日 | 社会・経済・政治
 イギリスは一体どうなっているんだろうと気にかかる。アイルランドの問題があり、スコットランドやウェールズの分離独立の問題もある。国家が小さな単位になっていくことはよいことかもしれない。例えばルクセンブルクは小さな国家である。ベルギー、フランス、ドイツに囲まれた人口57万人で、世界一位の富裕国であり、一人当たりの生産量が高い。鉄鋼業が衰退し、国民は金融業に舵を切り、EUでの金融センターとなった。同様にシンガポールも都市国家であり、アジアの金融センターとなった。ひと昔前は中継貿易で稼ぐ国家だった。
 ルクセンブルクはロンドンに次ぐ金融センターというから、イギリスも最終的にはロンドンだけでやっていくことになるのかもしれない。
 短期的にどうみればよいのか、長期的にどうみればよいのか、ぼくにはわかりにくい。
 イギリスの人々の思惑もわかりにくいところがある。日産の工場を誘致した市の投票者の60%がEU離脱に投票した。日産が工場を移転させるだろうと予測はできたはずだ。それを今になってそれは困る、失業すると言われてもなあ、とぼくだったら思う。イギリス人はそんな覚悟もしてEUを離脱することにしたのではないか。
 経済パニックが起き、世界に波及していくことだけは避けなければならないだろう。

 さて、日本は安全保障の面でアメリカから無理強いを言われそうである。駐留米軍の給料まで出せ、と言う勢いだと聞いている。
 アメリカにべったりの日本は窮地となる。朝鮮半島、中国ともそれなりに仲良く、対等にやっておれば、アメリカばかりに依存する必要もない。イージスアショアが秋田と山口に配備されるというのもおかしな話だ。グアムへの通り道が秋田と山口だということだ。イージス艦の方が安く、ミサイル数でも桁が違う能力があるのに、十数本しか撃てないイージスアショアを買わされて、どうするんだ、という声もある。玉川徹の言うように、日本は外交のあり方を変える大転換時期に来ているのかもしれない。

 経済政策と日米同盟のツケをやはり安倍首相に最後まで責任をとってもらいたい、と主張する学者もいる。このまま政権を継げば、たいへんなことになると政権をとることを躊躇う自民党員や野党議員もいるという噂もある。お金のない日本にとって、軍備で攻められ、車関税で攻められるのは苦しいところだ。
 イギリス、中国は電気自動車に舵を切り、近い将来ガソリン車を廃止にする。おそらくこの傾向はヨーロッパ、アメリカでも進んでいく。水素自動車になってほしいと思うが、そこへいくまでの間が電気自動車なのだろう。

 今は情報も過多だから、尾鷲からでもイギリスのことを考え、ルクセンブルクのデータを取り、日本の諸問題についても素人でも感想は述べられるのである。