はしご湯別館

はしご湯のすすめは引っ越しました

週末は8年ぶりに蔵王温泉

2017年11月21日 | 《温泉たび》山形
週末は、なんと8年ぶりに!蔵王温泉へ行ってきました。


8年もご無沙汰だったのか~・・と驚きですが。この数年山形市街地は時々通過するものの、蔵王温泉には何故か行かずでした。

今回蔵王温泉を目指した理由は、単純に「蔵王の濃厚な温泉に浸かりたい」という事と、週末の北日本に1月並みの寒波が来るとの天気予報だったので「よーーし車中泊で手持ちのモンベルダウンハガー♯3がどれだけの耐寒か試してみよう」というお試し企画です。テン泊をしない人にとってはダウンハガー♯3って言われても「何のことやら?」だと思いますが。耐寒結果は次の記事に記すとして・・・


さて8年ぶりの蔵王温泉は、とてもよかったですよ。温泉はとても良かった。


成分がやっぱりとても濃いんですよね。ここ最近行った草津温泉と比べ溶存物質約2倍、野沢温泉だと約3倍。川原湯なんて湯畑の上に浴槽が造られた奇跡の足元湧出だし、単に成分が濃いという事以上に大湯源泉にしても近江屋源泉にしても肌に感じる浴感が素晴らしい。蔵王の温泉力は日本でも有数のトップクラスだと思います。


ところが・・ところがですよ、


これだけ素晴らしい温泉を持っていながら温泉街に人の姿が全然見当たらないんです。お客さんがいない上に、温泉街の住人も時々ひとりふたりチラリと見かけるだけ。お店も土曜日というのに閉まっている所が多い。温泉街がビックリするくらい活気がないんです。


紅葉も終わりスノーシーズンまでの閑散期とも言えますが、それでもお客さんの姿がありません。同じ条件でも草津温泉の賑わいはいつだって凄い。湯畑周辺では日本語・北京語・韓国語が飛び交い時期を問わず溢れる観光客で大賑わいです。蔵王温泉はスノーシーズンに一気に集客しようって事でしょーか。


これほどの凄い温泉を持っているなら1年隙間なくガッポリ稼げばいいのになぁ~と思ってしまう。


▲お昼に食べたラーメンと、湯めぐりの糖分補給に食べた蔵王名物「稲花餅」、どちらもおいしかった。


で、今回の最大の目的がダウンハガーの耐寒テストだったんでぜひとも蔵王での車中泊をしたかったんですが、「利用できるかな?」と目論んでいたロープウェイ駅の駐車場はロープが張られ閉鎖、体育館前の温泉街無料駐車場は駐車できるもののトイレが閉鎖、さらに温泉街から外れた公衆トイレのある謎の広々駐車場もトイレが閉鎖。おそらくは我家のようなアヤシイ車中泊組を警戒してのことでしょう。

もっと探せば夜間も利用できるトイレがあったかもしれませんが、これ以上突っ込むと温泉巡りならぬトイレ巡りになってしまうのでやめときました。


そしてトドメの一撃は、イザというときの頼みの綱にしていた中央ロープウェイ温泉駅駐車場近くの
ファミマが閉店していた~~っっ!


そんなわけでトイレ閉鎖とファミマ閉店という二重打撃をうけ、泣く泣く夕方に一度山形市街地へ降りて湯めぐり、


そして夜に再び蔵王へ行き名物ジンギスカンの夕食後、昼間に下見した謎の広々駐車スペースに数時間だけ寝袋のお試し車中泊、そして夜明け前にはコンビニのコーヒーとトイレ目指して山形市街へ戻りました。


さて土曜日には曇り時々晴れといった具合の天気も、翌早朝には予報通り寒波襲来、空からは雪が舞い気温は-3℃でダウンハガーの耐寒テストもバッチリでした。


その後ちょっとだけ青根温泉界隈を湯めぐりし帰宅。この辺りは未湯ばかりだなぁ~。また来よう!


【追記その1・蔵王温泉で共同浴場巡りに便利な駐車場】

共同浴場利用者にも開放されている駐車場の中で、一番便利なのが吉田屋旅館の正面玄関斜め向かいにある「霊泉広場」だと思います。1時間の制限付きですが共同浴場のすぐ近くにあり、現時点では冬季も利用できるようです。ただ駐車スペースの構造上大きい車は停めにくいかもしれません。場所は「堀久」「招仙閣」などの旅館や「下湯共同浴場」などが並ぶ高湯通りを上湯共同浴場目指してずんずん進み、吉田屋旅館あたりまで来ると、その斜め向かいに位置します。


【追記その2・蔵王温泉共同浴場回数券】

以前は蔵王湯めぐりこけしを持っていれば温泉街三か所の共同浴場(上湯・川原湯・下湯)も入れたのですが、もう何年も前から不可になっています。よって日帰りの人は1回200円を料金箱に支払います。我家も二人で400円×3箇所入浴。その後湯めぐりを終え観光協会に立ち寄ると、なんとちょっとだけお得な共同浴場の回数券が売られているではありませんか!・・・なんだ、先に観光協会に寄ってみればよかった。


【追記その3・南陽市渾身のラーメンガイド】

そして山形では、このような無料冊子を発見。

南陽市のラーメン店が素敵に紹介されていました。