Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「ペンシルクラブ佐々木正美先生講演会」・・・

2008-08-23 10:42:05 | 子育て
今朝も曇り空…先ほどから、とうとう雨も落ちてきました。

スッカリ涼しくなってしまいましたが、
このまま、夏とサヨナラ…という訳にはいかないと想いますし

残っている夏休みの宿題を終わらせるには、
ちょうど良いコンディションかもしれませんね。


このブログを始めたころは…

(ブログに向かって、何かを書いていきたい気持の意味を探りつつ
いろいろなことの整理をしながら)

朝の登校や宿題を巡っての毎日のkirikouとのアレコレや、私自身の気持などを
とにかくひたすら書き綴っていくことが
私自身の精神安定剤のような役目を果たしていたのではないかと

今振り返ってみると、思い当たります。

ある時、kirikou本人から「あんまり(?)僕のことを書いて欲しくない。」との要望が出ましたので
折にふれて…できるだけ、差しさわりのない程度に書くことにいたしました。

それでも、(書いた私自身も、その記憶がおぼろげになリつつありますが)
2年と数ヶ月書き連ねてきたお話を、ふと読み返してみるのも
なにやら感慨深いものがありますね。


ちょっと前の自分なのに…どこかつながっていながらも、どこか違っている
なにやら(そんな言い方があるかどうかもワカリマセンが)

『1.5人称』というような距離感と申しましょうか?


情報発信としての、ブログの機能を重視するならば
もっとすっきりとした、きちんと整理した形で書くべきなのでしょうが…

その辺りの整理整頓が不得意なのと、
このままの個人的なブログとしてのスペースに、まだ愛着がありますので
とりあえずは、当分の間は、このままのスタイルで続けるつもりです。

しっかりした情報アンテナを作っていらっしゃる方々のサイトなどを
できるだけ皆様にご紹介しながら、いろいろとご不便をおかけするとは思いますが

お気の向くままご自由に、お越しいただけたら幸いです。

(ブックマークのお願いをいたしましたところ、早速ご快諾を頂きましたので

『よつばくらぶ情報アンテナ』をブックマークに載せました!!

ぜひ、参考になさってくださいね!!

『よつばくらぶ』の皆さんは、所沢を中心に活動をなさっているそうです。)

そんな「回想モード」に、しばしの間ひたりつつ(埼玉巡りのお話は、後にまわして・・・)

まずは、昨日伺って参りました

ペンシルクラブ主催の「佐々木正美先生講演会」「軽度発達障害児の成長の道すじ」
のお話を、少しだけいたしましょうね。


kirikouが幼稚園の年長さんの時に、初めて佐々木先生にお目にかかって以来

機会があるごとに「子育ての基本」や「発達障害を持つ子どもとの関わり方」について
佐々木先生のお話を伺って参りました。

今回は、昨年のペンシルクラブでの講演会以来1年ぶりのお話でした。

(一電車、間にあわなくって…
前回の曙町経由ではなく、若松河田駅経由で東京女子医大まで向かうと

すでにお話は始まっていましたが、教室の後ろから入って
空いていたいちばん前の席に座りました。)


先生もとてもお元気そうなご様子で、なんと言っても一安心です。

お話は…やはり「母親として、身につまされる」内容で

自分自身を含めて「この子どもたちを理解してくれる人々」の存在が、
いかに必要であるかと言うことを再認識いたしました。

「富士山のたとえ」で、裾野に当るタイプの人が、かなりの人数存在すること

一続きの連続体で捉えること、

その持っている力が不均衡であったり、その質が違っているという特性をもつ。

「告知について」は

その特性(障害という意味も含めて)を、
肯定的に受け止めている人が伝えることが大切である。

良いところ優れていること、能力の高いところ長所をたくさん伝えてから
その上で、こんな特性があるんだということを伝えていくこと。

共通点を挙げながら、基本的な大切な対応のポイントをお話くださいました。

『短く肯定的な、具体的な表現で伝える』

『アレもコレも、しつこく言い過ぎない』…(私のいつもの反省点デス!!)

『同時統合機能の弱さ』がある。

『将来のことを心配し(過ぎ)ない。』『親の先走りは、マイナスになる』

『この子は、この子なりに能力を発揮してくれれば良い』

『具体的に選択肢を挙げながら、本人が選ぶことができるように』していく
『本人の意思』が大切。

周りにその人を理解してくれる人がいる中で
『自分で自分を理解して生きていく』ことができるように。

不登校や学校での不適応などの二次障害についてのご質問に対して

(とってもお優しい佐々木先生にしては、やや語調も強めに)

「その学校の指導者や友人に理解者がいないのであれば…
別の選択を考えることが必要ではないだろうか

きちんと対応のできるフリースクールなどを探したり
そのお子さんにあった環境をゆっくりと考えることが大切です。」とおっしゃっていました。

ただ・・・私としては、それは、まったくその通りなんですけれど…

そのような対応ができるところが
選択肢として考えられるほどには、整備されていないのが現実だと思いますので

親も子も…ある意味では悩みは尽きないのが現状です。

佐々木先生も…「僕がもう少し若かったら、
フリースクールを作りたいくらいです。」とおっしゃっていました。

(参考までに『在籍校での支援を考える』など・・・)


私も、一年に一回でも佐々木先生のお話を伺うことで

「もうひと踏ん張り!いろいろあっても、子育てに前向きに向かっていこう!!」という

元気と勇気のエネルギーを、たくさんいただくことができました。


講演終了後に、エレベーター前でご一緒して(先生は、きっとお忘れかもしれませんけれど)

「子育て協会で、先生のお話を伺った頃から考えていた
『おしゃべり会』を、私もやっと始めました。

私は伺えませんが、明日からの自閉症カンファレンスもきっと素晴らしいでしょうね。
鶴間の勉強会は、いかがですか?」とお話をいたしました。

「最近は、たくさんの方が参加してくれて、申し込みをお断りすることもあります。」とのこと。

ブックマークにある『ぶどうの木』を観ていただくと
佐々木正美先生の勉強会や掲示板のお知らせもありますので

関心のある方は、是非ご覧ください!!



帰りがけ、(地下鉄大江戸線の都庁前で降りて)
新宿センタービルの中地下一階にあるペンタックスフォーラムで開かれている

「NPO法人宇宙船地球号」の山本敏晴さんの「ツバルの写真展」に寄ってきました。

山本さんも受付にいらっしゃって、「またドチラかに行っていらしたんですか?」と伺うと
「ラオスとルーマニアに行っていました。」とのこと。

世界各地での「お絵かきプロジェクト」の進展が、ますます楽しみです!!

HPによると『「こどもの本」に6か月連続、エッセイを連載」
8月号から2009年の1月号まで、毎月800字程度の文と写真を掲載。』とのこと。

今度、探して読ませていただきます!

山本さんの個人ブログも、発見しました!!(とっても、オモシロイデス。)


どうも、私が気にかかって仕方のない方々の共通点が、なんとなく少しだけ見えてきましたが

それは…こちらでは、内緒にしておきましょう。



どうやら今のところ、雨はやんでいるようですね。


ちいさな「季節の変化」を感じつつ

皆様も、お気持も晴れ晴れとお健やかな佳き一日を、お過ごしくださいネ!!


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