つい先日お話した時は、グリーンの占める割合がほとんどでしたのに…
今、窓から見える銀杏の葉っぱは…いつの間にか黄色が優勢になって
黄檗色(きはだいろ)に抹茶ラテの色をところどころ溶かし込んだような…
穏やかな…やさしい色合いを見せてくれています。
今朝、kirikouを「何とか朝会にギリギリセーフで滑り込む…」タイミングで
見送った時には、グレーの雲が重たそうに空を覆っていましたが
先ほどから、激しい雨音が響いてきました…
土曜日は…おかげさまで、移動もスムーズにできて
地下鉄の出口を間違えて戻っても、余裕を持ってPHP研究所に到着しました。
(前回のシンポジウムの際に、滝川一廣先生のお話を伺った同じ会場で
席について「間にあって良かった…」と、ホッとしてから
部屋の外に、並んでいる講師の方々のご著書を見にいきました。)
今回の講師の菅野先生の「愛の本―他者との<つながり>をもて余すあなたへ」もありましたが
偶然、手にとった「いまこの国で大人になるということ」は
苅谷剛彦さんが編者となってイロイロな分野の方々16人が
この表題の投げかけている問題について、それぞれの視点から考えつつ
同じように答を探しているであろう読者に向けて
様々なお話をしてくださっているようです。
なんと~!その中に茂木先生も書いていらしゃることを発見して…
思わず「コチラをください!」と購入しました。
さて…菅野先生は…とてもマジメな雰囲気で
ご自分の歩んでいらした経験と「社会学との付き合い」について
飾らない雰囲気で、やさしい言葉を選びながら、
ひと言ひと言噛みしめるようにお話してくださいました。
「ジンメル・つながりの哲学」という本が
『つな哲』と呼ばれて多くの方に読まれているとのこと。
関わっていらっしゃる学生さんたちのコトバも交えて
その本で見せて下さった「ジンメルの切り口」のオモシロさをお話してくださいました。
「いわゆる社会学」というものが、ナニを研究しているかについて、とんと疎い私ですが
例えば本に書かれていた「ミーアキャットの視点」「当事者の視点」というあたりに
とてもオモシロいきっかけをいただいたような気がします。
終章 <私から社会へ>のルート探し―<根性なしの社会学>からの出発
から以下に引用いたしますと
…私たちは、ややもすると、「社会」というものを、自分たちを超えたいわば「生」に先行してすでにある「実体」として理解する場合が多い。しかも社会を私たちの上に覆いかぶさる「一枚の大きな岩」のように感覚することは、私たちの「生」をとても息苦しいものにしがちだ。私たちの「生」をよりよく生かすためには、もう少し異なった<社会的イメージ>が求められる。それが、「社会」というものを私たち一人ひとりの日常的な行為が織り成す関係の網目として理解する視覚なのだ。
ジンメルがそうした視覚をまさに準備したのであり、彼は、社会を実体としてではなく、生成するプロセスととらえ、それを「相互作用」と呼んだ。社会を「相互作用」の網の目として理解することによって、人間の「生」を一方的に規定するイメージから離れ、人々の生の現実化である行為が社会を形作るという側面がとらえられる。人びとの「生」と社会との関係はいわば「作りつつ作られる」関係にあるということが浮き彫りになるのだ。(中略)
だから、いま求められているのは、他者や社会的ルールに対する個人の<態度>をどうとればよいのかという問題に対して、私たち一人ひとりが自分なりの「見取り図」を描く際の手助けとなる<知的道具(ツール)>を整えることなのだ。そして、そこにこそ「社会学」の一つの大きな存在理由があると私は思う。(引用ここまで)
(菅野 仁著「ジンメル・つながりの哲学」より)
人間学アカデミーの講義では「家族というつながり」をテーマにして
菅野先生が独特の切り口から「家族」を考えていく上での
先生らしい「見取り図」の書き方を提案してくださることと想います。
(残念ながら…2回目は伺えませんが、
最終講義にはぜひ参加したいと思っています!)
さて休憩時間に入ったところで席を立って、ちょうどすれ違った管野先生に
「『つな哲』のご本は、素人の私にもとてもわかりやすくて
今日のお話もとても勉強になりました。」とお話して会場を出ました。
(次は…半蔵門駅から青山一丁目に出て、大江戸線に乗り換えて都庁前駅まで行きます…)
車内で、ベビーカーに乗った一歳前後の赤ちゃん連れの若いカップルがいらして
同じ駅で降りがけに「もうスグ一歳くらいですか~?」なんてお話ししました。
降りてから…たまたまエレベーターで、一緒になって
「住友ビルに行きたいんですけど、ドッチに行けばいいのでしょう…」と伺って
行く方向を教えていただいて、ほんとうに助かりました。
改札を出て、地下道を表示に向かって歩いていくと…
何とか住友ビルの地階につながる入り口にたどり着きました。
ガラス越しに日高先生と茂木先生が壇上でお話なさっているのが見えて
ようやく席について、また一安心でした。
程なくして日高先生の「ゆうれい」にまつわる楽しいお話がありました。
そのほか「鼻行類」や「イリュージョン」についても興味深いエピソードや考察が伺えました。
質問コーナーでも、ユーモアがあって、あたたかな先生のお人柄の伺われる
とても楽しいお答えがいただけました。
このところ「ミーム(meme)」についても気にかかっていましたし…
100%客観的な見方というのが、できるものかしら…?
あくまで「私が観ている…」というところから抜け出られない…
その前提の上で、ナニモノかを表現していく中で
いろいろな方とそのナニモノかを共有することが可能なのかしら…?
というあたりの気がかりに、少し明るい光がさしてきたような気がしました。
日高先生と茂木先生のおふたりの息のあった(?)絶妙な間のある(?)やりとりに触れることができて
とても楽しい時間を過ごすことができました!!
ほんとうに、ありがとうございました。
(その後…念願かなって
Cafeでお知り合いになった方々と、ゆっくりおしゃべりすることができました!
先日、偶然本屋さんで手に入れた「青春と読書」12月号で
「茂木先生と長谷川眞理子さんの対談」を企画した編集者の方とも
イロイロな作家さんとのやりとりのお話などを伺いました。
今回「青春と読書」の連載が「欲望する脳」として集英社新書から出版されて
好評を博しているとのこと、多くの皆さまがお読みになっているようですね~!!
(まだ、私の目の前には現れておりませんが…)
本を読むのも好きですし…
いろんな方が読んでいらっしゃる「オススメの本のお話を伺う」のも大好きなので…
そのうちに…必ず読ませていただく機会が訪れると想っています…
そんな出会いを楽しみにしていますね~~!!
そういえば…学校まで行く途中のお家のお庭に
クレマチスのようなピンクの花の咲いている、すっくと高く伸びている木がありました。
(…ところが調べてみると…木ではなく、宿根草のようですね。
ただし「木と草の違い」を検索していくと…
日本植物生理学会「みんなのひろば」と言うページに行き当たりました。
質問コーナーもあって…結局ドチラかということにこだわるのもどうかと…
言うあたりに落ち着きました。)
昨日ソフトボールの練習を観にいく時に、おうちの方が庭のお手入れをなさっていましたので
「お花の名前を教えていただけますか~?」と、思わずお声をかけました。
「皇帝ダリアと言うんですよ。」
「私は、コチラで初めて観ましたが…
名前のそのとおりに堂々としていて…この時期にお花が咲くんですね~!
植物のお手入れが…お好きでいらっしゃるんですね…」
なんてお話を、しばしさせていただきました。
家で過ごす月曜日…いつの間にか雨音も途絶えて…
窓を開けてみると…南の空が少し明るくなってきましたね…
桃色の花びら揺れる皇帝ダリア 冬空を背にすっくと立つ
風待人
今、窓から見える銀杏の葉っぱは…いつの間にか黄色が優勢になって
黄檗色(きはだいろ)に抹茶ラテの色をところどころ溶かし込んだような…
穏やかな…やさしい色合いを見せてくれています。
今朝、kirikouを「何とか朝会にギリギリセーフで滑り込む…」タイミングで
見送った時には、グレーの雲が重たそうに空を覆っていましたが
先ほどから、激しい雨音が響いてきました…
土曜日は…おかげさまで、移動もスムーズにできて
地下鉄の出口を間違えて戻っても、余裕を持ってPHP研究所に到着しました。
(前回のシンポジウムの際に、滝川一廣先生のお話を伺った同じ会場で
席について「間にあって良かった…」と、ホッとしてから
部屋の外に、並んでいる講師の方々のご著書を見にいきました。)
今回の講師の菅野先生の「愛の本―他者との<つながり>をもて余すあなたへ」もありましたが
偶然、手にとった「いまこの国で大人になるということ」は
苅谷剛彦さんが編者となってイロイロな分野の方々16人が
この表題の投げかけている問題について、それぞれの視点から考えつつ
同じように答を探しているであろう読者に向けて
様々なお話をしてくださっているようです。
なんと~!その中に茂木先生も書いていらしゃることを発見して…
思わず「コチラをください!」と購入しました。
さて…菅野先生は…とてもマジメな雰囲気で
ご自分の歩んでいらした経験と「社会学との付き合い」について
飾らない雰囲気で、やさしい言葉を選びながら、
ひと言ひと言噛みしめるようにお話してくださいました。
「ジンメル・つながりの哲学」という本が
『つな哲』と呼ばれて多くの方に読まれているとのこと。
関わっていらっしゃる学生さんたちのコトバも交えて
その本で見せて下さった「ジンメルの切り口」のオモシロさをお話してくださいました。
「いわゆる社会学」というものが、ナニを研究しているかについて、とんと疎い私ですが
例えば本に書かれていた「ミーアキャットの視点」「当事者の視点」というあたりに
とてもオモシロいきっかけをいただいたような気がします。
終章 <私から社会へ>のルート探し―<根性なしの社会学>からの出発
から以下に引用いたしますと
…私たちは、ややもすると、「社会」というものを、自分たちを超えたいわば「生」に先行してすでにある「実体」として理解する場合が多い。しかも社会を私たちの上に覆いかぶさる「一枚の大きな岩」のように感覚することは、私たちの「生」をとても息苦しいものにしがちだ。私たちの「生」をよりよく生かすためには、もう少し異なった<社会的イメージ>が求められる。それが、「社会」というものを私たち一人ひとりの日常的な行為が織り成す関係の網目として理解する視覚なのだ。
ジンメルがそうした視覚をまさに準備したのであり、彼は、社会を実体としてではなく、生成するプロセスととらえ、それを「相互作用」と呼んだ。社会を「相互作用」の網の目として理解することによって、人間の「生」を一方的に規定するイメージから離れ、人々の生の現実化である行為が社会を形作るという側面がとらえられる。人びとの「生」と社会との関係はいわば「作りつつ作られる」関係にあるということが浮き彫りになるのだ。(中略)
だから、いま求められているのは、他者や社会的ルールに対する個人の<態度>をどうとればよいのかという問題に対して、私たち一人ひとりが自分なりの「見取り図」を描く際の手助けとなる<知的道具(ツール)>を整えることなのだ。そして、そこにこそ「社会学」の一つの大きな存在理由があると私は思う。(引用ここまで)
(菅野 仁著「ジンメル・つながりの哲学」より)
人間学アカデミーの講義では「家族というつながり」をテーマにして
菅野先生が独特の切り口から「家族」を考えていく上での
先生らしい「見取り図」の書き方を提案してくださることと想います。
(残念ながら…2回目は伺えませんが、
最終講義にはぜひ参加したいと思っています!)
さて休憩時間に入ったところで席を立って、ちょうどすれ違った管野先生に
「『つな哲』のご本は、素人の私にもとてもわかりやすくて
今日のお話もとても勉強になりました。」とお話して会場を出ました。
(次は…半蔵門駅から青山一丁目に出て、大江戸線に乗り換えて都庁前駅まで行きます…)
車内で、ベビーカーに乗った一歳前後の赤ちゃん連れの若いカップルがいらして
同じ駅で降りがけに「もうスグ一歳くらいですか~?」なんてお話ししました。
降りてから…たまたまエレベーターで、一緒になって
「住友ビルに行きたいんですけど、ドッチに行けばいいのでしょう…」と伺って
行く方向を教えていただいて、ほんとうに助かりました。
改札を出て、地下道を表示に向かって歩いていくと…
何とか住友ビルの地階につながる入り口にたどり着きました。
ガラス越しに日高先生と茂木先生が壇上でお話なさっているのが見えて
ようやく席について、また一安心でした。
程なくして日高先生の「ゆうれい」にまつわる楽しいお話がありました。
そのほか「鼻行類」や「イリュージョン」についても興味深いエピソードや考察が伺えました。
質問コーナーでも、ユーモアがあって、あたたかな先生のお人柄の伺われる
とても楽しいお答えがいただけました。
このところ「ミーム(meme)」についても気にかかっていましたし…
100%客観的な見方というのが、できるものかしら…?
あくまで「私が観ている…」というところから抜け出られない…
その前提の上で、ナニモノかを表現していく中で
いろいろな方とそのナニモノかを共有することが可能なのかしら…?
というあたりの気がかりに、少し明るい光がさしてきたような気がしました。
日高先生と茂木先生のおふたりの息のあった(?)絶妙な間のある(?)やりとりに触れることができて
とても楽しい時間を過ごすことができました!!
ほんとうに、ありがとうございました。
(その後…念願かなって
Cafeでお知り合いになった方々と、ゆっくりおしゃべりすることができました!
先日、偶然本屋さんで手に入れた「青春と読書」12月号で
「茂木先生と長谷川眞理子さんの対談」を企画した編集者の方とも
イロイロな作家さんとのやりとりのお話などを伺いました。
今回「青春と読書」の連載が「欲望する脳」として集英社新書から出版されて
好評を博しているとのこと、多くの皆さまがお読みになっているようですね~!!
(まだ、私の目の前には現れておりませんが…)
本を読むのも好きですし…
いろんな方が読んでいらっしゃる「オススメの本のお話を伺う」のも大好きなので…
そのうちに…必ず読ませていただく機会が訪れると想っています…
そんな出会いを楽しみにしていますね~~!!
そういえば…学校まで行く途中のお家のお庭に
クレマチスのようなピンクの花の咲いている、すっくと高く伸びている木がありました。
(…ところが調べてみると…木ではなく、宿根草のようですね。
ただし「木と草の違い」を検索していくと…
日本植物生理学会「みんなのひろば」と言うページに行き当たりました。
質問コーナーもあって…結局ドチラかということにこだわるのもどうかと…
言うあたりに落ち着きました。)
昨日ソフトボールの練習を観にいく時に、おうちの方が庭のお手入れをなさっていましたので
「お花の名前を教えていただけますか~?」と、思わずお声をかけました。
「皇帝ダリアと言うんですよ。」
「私は、コチラで初めて観ましたが…
名前のそのとおりに堂々としていて…この時期にお花が咲くんですね~!
植物のお手入れが…お好きでいらっしゃるんですね…」
なんてお話を、しばしさせていただきました。
家で過ごす月曜日…いつの間にか雨音も途絶えて…
窓を開けてみると…南の空が少し明るくなってきましたね…
桃色の花びら揺れる皇帝ダリア 冬空を背にすっくと立つ
風待人
ジンメルつながりの哲学、なるほどなと思いました。
おもしろくて、分り易いですね。
風待人さんは、いろんな人に声をかけて大変気さくな方なのですね。
ダリアの桃色素敵です。
私の一番好きな色はピンクですが、日本では、桜色、なでしこ色、桃色、紅梅色、灰桜・・・いろんなピンクがありますね。
最近ストレスかな?よく眠れなくて、そんな時、風待人さんのところに来てみたら、なんだか安らいでしまいましたよ。
ありがとうございます。 おやすみなさ~い。
本当ですね~!!
日本の色って・・・名前のつけ方やそのきめ細やかさにおいても・・・
素晴らしいですよね~!
そんなページや本もありますよね!
(私も、「いま目の前に見えている色」をなんて表せばいいのか・・・
時おり、その色見本を参考にしたりします。)
眠れない夜・・・
私の場合・・・たいてい子どもがなかなか寝なくって
ア~ダコ~ダ言っているうちに、コチラがカッカしてしまうときなんですけれど
身体は疲れているのに、頭がさえてしまうんです・・・
たいてい、ホットミルクを飲んだり・・・ムリに寝ようとは想わないで
録画しておいた「プロッフェショナル」のビデオなどを観て・・・
ホッと気を緩めたり、気持が落ち着いてから・・・
フトンに入ると・・・いつの間にかストンと寝てしまいます・・・
うみさまも、リラックス・・・できると良いですね~!!