Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

雷、鳴って・・・

2008-07-15 16:18:53 | 表現すること
先ほどから、雲が広がって
カミナリの音が遠くから響いています。

雨も、時おり降ってきているのでしょうか?


先ほど「はじめのい~っぽ!」の集まりを終えて
ノンビりとお買い物をしてから帰宅しました。


今日は、私を入れて5人の方が集まって
「こじんまりと…けれど広範囲にわたる様々な課題について」お話ができました。

学校での特別支援教育の在り方については、現場での対応にも様々な課題が見えていますが
なかなか、これといった実際の手立てには結びついていない…
部分が多々あるようですね。

皆さんと、様々な情報を共有する中から
効果的な発信方法やアプローチの仕方が見えてくるといいなぁと想っています。


さて…世の中には、ほんとうにいろいろな人がいていろいろなことをおっしゃっているようで

先ほども、ありがたいことに教えて下さった方がありました。

私自身も知らないことや解らないことが山ほどありますので

「教えてくださる方には、大変に感謝しております。」

これだけ複雑で情報のたくさんある世の中にあって
一人の人間に知ることのできることには、どうしても限りがあります。

私自身の書いていることは、単なる「私が見たり聞いたりして感じたこと」を
そのまんま感じたままに書いていることがほとんどです。

(それが、伝わっているかどうかは、甚だ心もとないのですけれど)

ひょっとして、単なる錯覚だったり
思い違いだったり思い込みだったりと言うことが、全くないともいえません。

100人中99人の人とは、違う感想を持ってしまう…という可能性も否定できませんので
限られた情報の中で、何かを判断することの怖さや課題もありますし

私も、書いていることの真偽には、極力気をつけたいと想っておりますので

お気づきの点や、何かまちがいなどありましたら
是非とも、教えていただけますとありがたいです。


知らないでいることの恥ずかしさを感じつつも
それに気づくことのきっかけをいただけることに感謝して。

それにしても人と言うのは、偽りと知りつつ、偽りを論ずることがあるのでしょうか?

偽りとは知らずに、確からしいモノとして論ずるのでしょうか?

人は一人では、その考えを深めることはできないのでしょうか?


ひとつとして、真実と言えるようなモノは見当たらないと思えるような
混迷の最中にあっても

(もしかすると…ただの自己矛盾の中にあるだけかもしれませんが)

「こんな風に、ブログに自分の言葉を書き連ねている理由を探すために
言葉を書いているような気がしてなりません。」



先ほどから読んでいたダライ・ラマの「思いやりのある生活」の中に(以下引用)

『思いやりを育む方法

 他者への愛情や行為を妨げるものに自分を第一に考える自己中心があります。人はみなある程度、自己中心に苦しめられています。しかし真の幸福を実現するには平常心を保たねばなりません。このような心の平安を唯一もたらすことができるものそれが思いやりのある心構えです。
 では、どうすればこの心構えを発達させることができるでしょうか。思いやりは大切なもので素晴らしいものだと、ただ信じているだけではもちろん不十分ですよ! 
 思いやりを育むには、猛烈に努力しなければならず、毎日の生活のあらゆる出来事を、自分の考えや振る舞いを一変させるのに利用しなければなりません。』(引用ここまで)

という言葉がありました。

このあとの部分では、「自分の要求や愛着が入り込んでいない思いやり」と
「愛着」についてお話は進んでいきます。

その言葉から伝わるものの厳しさや深さに思いを馳せてみると

実際の生活の中で、意識的にモノコトに対処すること…

まさに「言うは易し行うは難し」ですが

できていない自分も含めて、一つずつ振り返りつつ=自己認知を進めながら

他者とのかかわり方を見つめなおす=他者認知に取り組む…毎日ですね。


そうそう、今年の円覚寺の夏期講座のお知らせがありました。

個人的には、名捕手でいらした古田敦也さんと
「がんばれ仏教」の上田紀行さんに興味があります!!

(私が行けそうなのは、最終日のみですが)

関心のある方は、是非チェックしてみて下さいね!


そして…今日のプロフェッショナルは、先日もドキドキしながら名人戦の中継を見ていた

『森内俊之VS羽生善治』を、一時間の拡大版で放送するそうです!
将棋をする方の何気ない表情や仕草のウラに見え隠れする激しい戦いの模様を

テレビの映像を通して、観ることができるのでしょうか?



さて、夏休みまであと3日。


雷が3日鳴ると…梅雨が明けるという言い伝えがあるとか…


いよいよ『暑い、暑い夏休みがやってきますね!!』


今年の夏も、できれば元気ハツラツ…といきたいところですが

そろそろ「体力と気力のバランス」を見計らいながら…

それでも、できることには淡々と、飄々と…精一杯に取り組めますように~!!


皆様も、くれぐれもお身体を大切になさって

お健やかな夏をお過ごしになられますように~!心よりお祈り申し上げます!!


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8 コメント

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雑感です (双子の母)
2008-07-15 23:53:37
特別支援に関して・・。
共通しかつ効率的なアプローチ。
小学校時代は考えました。
しかし、この数年実際に学校とのやりとりをして感じたこと。

「個々のケースに個々の対応」なのです。
まだ、その先には進んでいないと思います。
親のニーズ、子供の状況、親子の受容状況、さまざまな因子がからんでの話し合いになります。

誰ひとつ、おなじケースはありません。

大変だけど、多くの失敗を積み重ねながら
「がんばりすぎないけどあきらめない」
「時には退き、相手方に歩み寄り大きな視野をもつ」
「互いに耳を傾ける」
「プロの力を借りる」
いろいろなやり方があるのだと思います。
返信する
『誰ひとつ、おなじケースはありません』 (風待人)
2008-07-16 07:39:40
双子の母さま

そうですね・・・

お子さんの特性も、環境も、親自身も・・・
その一つひとつが個別的なものですものね。

その「個に寄り添っていく」ことがスタートなんでしょうね・・・

私も集まりに際して、なるべくかっちりとした枠や境界を
あえて設けない方向で始めたいなぁと思っていました。

それらをなるべく大きな視点からみていく事で
その個を大切にしながら、その上で共通している課題について
皆さんでお話していきたかったんです。

マダマダ手探りですが・・・

双子の母さまのおっしゃっている

「がんばりすぎないけどあきらめない」
「時には退き、相手方に歩み寄り大きな視野をもつ」
「互いに耳を傾ける」
「プロの力を借りる」

って、とっても大切ですね!!

お話いただいて、ありがとうございました!
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できることは (Hbar)
2008-07-16 17:35:38
1人で思索に耽るしかしようがないのです。
他人の脳内で起きている事は想像の内でしかありません。
だから、自閉の問題が難しいのです。
只、言える事は自閉は障害です。
ですから手足が無いとか目が見えないとかと同じように障害を受入れる必要があると言う事です。
全ての人間は夫々の思索は自身の中で完結さして、その上で討論となるという姿しかあり得ません。
それにしても玲瓏という響きは良いですね。
頂点を極め、その後流離った者だけが味わえるのかもしれません。
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『他人の脳内で起きている事は想像の内』・・・ (風待人)
2008-07-17 09:10:53
Hbarさま

そうなんですよね・・・

どんなに言葉を尽くしても・・・どれほど言葉を重ねても・・・

それぞれの想いをまったく同じようになど、共有し得ないということを
いつもいつも心に置きながらお話しているつもりですが

その前提すら・・・なかなか同じように感じることはできない
歯がゆさを、日々感じずにはいられません。

けれど・・・どういうわけでしょうか、そんなことに気づいてしまったので

逆に、伝わらないことに対する畏れがなくなってきたような気がします。

どうしたって
こんな不完全で曖昧な言葉を使ってしか、想いを伝えられないのならば・・・
その不完全で曖昧なまま・・・そのままで伝えるしかないではないのでしょうか?

『玲瓏』という言葉・・・そのさし表しているものを
感じることができますように、心を開きつつ・・・

今日もお出かけしてまいりますね!

Hbarさまも、ご健勝であられますように~!
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玲瓏 (Hbar)
2008-07-17 14:12:55
多分、羽生さんのように究め尽くさないと実感できないのでしょうね。森内さんでは無の心止まりですものね。ですから、やればやる程その境地に近付いていくのですよ。8月2日と3日は学会見物に東京へ出て行くのですよ。それが終わると3日位は東京でアンテナ張りでもしようと思っています。兎に角、前進あるのみで玲瓏の心模様が描く事ができるか、死ぬまでには実現したいものです。
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自分にないモノを持っている・・・ (風待人)
2008-07-18 07:11:11
Hbarさま

プロフェショナルの中でしたか・・・
羽生さんと森内さんのお話に、それぞれの持ち味が違っていて

それぞれの違いがぶつかり合った時の
その賭け合わせのようなものに、大きな魅力がある・・・
というようなことをおっしゃっていたのが、とても興味深く感じました。

夫婦もおそらく友人も
そのそれぞれの個性が織り込まれて紡ぎだされる関係性に
妙味があるのかもしれませんね・・・

違っているけれど、どこか響きあう・・・という感じでしょうか?

ところで参加なさる学会は・・・どんな内容なんですか?

私は、8月2日は横浜で行われる自閉症児者の支援セミナーの公開講座と
5日6日は大学のスクーリングがあるのですが・・・

もしご都合が合うようでしたら、是非お目にかかって
Hbarさまのお話を伺いたいです!!

(連絡方法があるといいのですけれど・・・
ちょっと考えてみますね。)

それにしても・・東京の暑さは、ほんとうに酷いので・・・
お身体には、お気をつけてください。
返信する
学会について (Hbar)
2008-07-18 14:56:20
日本発達障害学会第43回研究大会日程は8月2日と3日の両日。
場所は明治学院大学 白金キャンパス(東京都港区白金台1-2-37)
1日目は特別講演と教育講演が1つ。
2日目は実行委員長講演と教育講演が2つのようです。
問合せはE-mail: jadd43th@mail.meijigakuin.ac.jp
のようです。
Biglobeコンテンツ会員であれば無料ですし、ブログにメッセージ機能が付いていますから詳細な打合せも可能と思います。
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早速お知らせいただきありがとうございます! (風待人)
2008-07-18 17:24:22
Hbarさま

明治学院大学で開かれるんですね!!

そちらは、特別支援教育士セミナーでよく出かけていた大学です。
(学会HP  http://www.jasdd.org/43thhkk_02.htm

特別講演をなさる山口薫先生は、とても素晴らしい先生です!

いまは、私の在籍している通信制大学の学長をなさっています。

そうですね・・・何か連絡の方法を考えてみます。

では、またよろしく願いいたします!
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