Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

私(たち)のこだわりについて考ながら・・・

2012-06-09 11:17:51 | 子育て
このところ、息子のことを考える中で

友人や不登校の子どもを持つ親の会の先輩お母さんと色々なお話をいたしました。



遡れば・・・幼稚園の登園しぶりもありましたし、小学校でも遅刻魔でしたけれど


それでも、長期の欠席が続くことは、ほとんどありませんでした。


中学生になってから、これまでのほぼ2年間は、


やはり「学校に行く、行かない・・・行きたくないのか?行けないのか?」などという



学校との関係に、苦労をする毎日が続いています。



これまでのカウンセラーのM先生とのお話にもありましたが

昨日、友人とお話をした際にも、再確認をしたのが、


私の中に「学校には行くのが当たり前というこだわり」が、まだまだ強くあって

そのことが、今の息子の状況を受け容れることを難しくしているのかもしれない、ということです。


これまでの自らの学校との関わりを、今改めて振り返ってみることにしました。



小学校三年から、国立大学の附属の小中学校で、学習も得意不得意はありつつも、まぁ楽しく

友人関係もそれなりに過ごして、県立の進学校に行きました。

高校では、勉強で苦しい時期もあり、学校生活は、あまり楽しくないながらも

卒業して、地方の単科大学の薬学部に入学し、途中二年間の休学を挟んで


なんとか卒業して、薬剤師の資格をとりました。


ただ、企業や薬局には勤めずに、国立病院の中の研究室に入り

今でいう、非正規雇用の仕事をしました。

夫も、中学生の時は喘息で入院したこともあるそうですが、


その後は、県立高校から私立大学、普通の会社員として三十数年勤めています。


私も夫も、とりあえず学校で勉強したり、生活する事は

ごくごく当たり前のことと思って、これまでの数十年を過ごしてきました。


いま、息子がこんなにも「学習や学校での生活」に馴染めずに苦しむことになろうとは

ほんとうに驚くとともに、どうしてよいやら…困惑してます。


息子に発達の偏りがあることが、分かってからも、当然の事として


「学校での生活」を通して、彼なりの良いところを育てていけたら良いと、考えておりました。

このところ、息子の登校への意欲も低下して、お休みが続く状況になって

いざ、その「学校には行くのが当たり前というこだわり」を見直さなくてはならない事態に直面しています。
その価値観が、いまの息子の様子を、素直に受け容れられない要因になっているのでしょう。

もちろん、「できる事ならば,学校で過ごして欲しい」という親の想いはありますけれど


いまの息子の、辛い気持ちや、どうしてよいかわからない苦しさも

彼が言葉にするようになって、ようや分かってきました。


息子も、私たち親や学校の先生方の学校への想いを、彼なりに感じているからこそ

その、どうにも出来ない苦しさを募らせているのかもしれません。

さて…


いま、私と夫、そして息子と、何を想い、何を目指していけばよいのでしょうか…


日々の暮らしの中で、ひたすら考えながら…探しているところです。


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