Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

日記を読む・・・

2008-03-11 11:46:59 | Weblog
時計の針は、もう11時を過ぎて…

家庭においでの主婦ならば、お洗濯も干し終わって「ひと息」という頃か?

お仕事をなさっている方は、午前中の段取りをアレコレとこなして
ランチタイムまで、もうひと息…というところかもしれませんね~!


窓越しに差し込むお日さまの光の明るさが、
それだけで「生きものとしての活動を促進する」ような気がしてならない今日この頃デス。

今年のお彼岸は、楽しみにしている予定も目白押しなので
いつにも増して、心の踊る待ちどおしさもひとしおです。

サテ、おかげさまで体調も徐々に快復して
皆様には、申し訳ないほどのマイペースですごさせていただいてる私ですが

このところ、時間を見つけては読んでいるのが
(貸し出しの延長をしても、読みきれそうにありませんが)
ドナルド・キーン著「百代の過客」「続・百代の過客」です。

新聞に連載されてから、すでに25年近く経っておりますので
多くの方がお読みになっていることとは存じますが

私にとっては、古典に興味を持つこととほぼ時を同じくして
いにしえに生きた人の書いたものと
それを書いた人物そのものに近づいていく手立ての一つとしての日記の面白さを
丁寧に手引きしてくださっている本書にめぐり合えたことは
ほんとうに、この上ない幸運だったと想います。

平安時代から鎌倉・室町・徳川そして続編で扱われた近代日本における
無名有名の書き手による日記の数々のその様々なることに、まず大きな驚きを感じます。

森鴎外や夏目漱石といった文豪たちの日記についての記述からは、
今まで自分が抱いていた(勝手な?)イメージが覆されるような

なんとも、曰く言いがたい小気味の良さまでもが感じられました。

まぁまぁ、些細なことにも面白さを感じてしまう…
私ゆえのクセによるところ大かもしれませんけれど。

また、日記といえども書かれていることが「真実か否か」

作者の解釈や思い込みや思惑も複雑に絡みあっていることや
他の人に読まれることを意識しているか否かなどなど

今、曲がりなりにも拙いブログを公開している身といたしましては

それもそれとて、非常に興味深きテーマについてのキーン氏の指摘も見事に感じました。

翻って思うに、古今東西の日記文化なるものについて
このように論じたものが他にもあるのかどうかも、私は全く存じておりませんが

このところのブログの流行をみまするに
どうやら「日本人ならではの日記文化」のようなものもあるのかもしれませんね!

どなたか、お詳しい方がいらしたら
ぜひ、教えていただけましたら、うれしい限りです!!



というところで、ひとしきり勝手気ままなおしゃべりをお聞きいただきましたところで

インフルエンザの最中にも朦朧とした意識の中や
さらに、この週末に掛けて、気になるテレビ番組が目白押しでした!!

録画したものを見直しながら、復習がてら
コチラに書き留めておきますので、再放送などの機会がありましたら

ぜひ、チェックしてみてくださいね~!!

まずは、今日これからの番組と言えば…

やっぱり火曜日は「プロフェッショナル仕事の流儀」ですね~!!


今日は…心臓のバイパス手術の専門のお医者様とのこと。

人の命を預かるお仕事は、大きな責任と使命感を伴うものでしょうね。

先週の祖母井さんのサッカーチームのGM=ジェネラルマネージャーと言うお仕事も

人を育てながら、さらに人と人との「まとまりの要」ともいえる
ほんとうに大切なお仕事をなさっていらっしゃる方でしたね!

続く「爆笑問題 ニッポンの教養」のFILE030:「検索エンジンは脳の夢を見る」
バーチャルな空間に古本屋さんや書棚が出現して

「どこでもドア」さながらの「連想検索」とは~??!!

けれど、ふと立ち寄った街の古本屋さんの本棚の隅っこから
「コレだ~!!」っていう掘り出し物を見つける「アノ快感」も忘れない
「現実に足をつけた優れもの」に、ぜひなってほしいなぁと想いました。

サテ金曜日の夜10時には、
昔なつかしい、私にとってはまさに青春をともに歩んだチューリップの
「TULIP ~青春のラストラン」がありました。

同世代の方だけではなく、若い方もコンサートに来ていて
何かがつながっていく感じが、なんともいえずうれしく感じました。

日曜日は、いつもの「こころの時代」に

(かねてより、密かに注目していた)
「僧医」を目指して研修中の対本宗訓先生がご出演なさいました。

臨済宗で禅の修行を収められ管長職もなさった後、医の道に進まれて
いずれは「緩和医療」の道を目指そうとなさっています。

どこかで、ささやかながら私の目指しているものと交わることがあるように感じております。

いずれ、直接お話を伺う機会もあるように想っております。

お昼過ぎの再放送は、千日回峰行を収められた比叡山飯室不動堂大阿闍梨酒井雄哉師のお話でした。

とてもキビシい修行をなさった方なのに、飄々としたにこやかなお人柄が
ほんとうに印象的でした。

夕方の日曜フォーラムは、「産学連携で新しい医療システム作り」とのこと。

最先端技術が進む中で、シロウトながらも
結局のところ「お医者様は人を観るお仕事だ」と想うこともしばしばで

特にこれからのお医者様には、専門知識や医療技術の修得はもちろんですが

患者さんの訴えや思いを、聞き取っていただける…そんな「人間らしさ」を
ぜひとも期待しております。

「ダーウィンが来た!」の「ハナイカの生態」も殊にオモシロく
「篤姫」のあと、トップアスリートの筋肉のすごさも気になりつつ…

10時からは、昨夏亡くなられた「小田実の遺す言葉」が放送されました

緩和ケアを受ける病床から、搾り出すように
けれど、未来に向けて希望を託すことばが力強く語られていました。

そういえば…このところの朝9時代にBSで「司馬遼太郎と城を歩く」という番組をやっていますね。
(たまたま観るとやっている…のかもしれませんが)

今目の前にそびえている大きなお城の後ろに…
幾人もの人の生きた証がうごめいている…そのことが、身近に感じられることの不思議さを
一人の作家の書く文章から読み取ることのオモシロさは
時間的にも空間的にも、たとえようのない奥深さと広がりを持っているものなのでしょうね~!!


さてさて…私にとってのオモシロきことばかりを並べ立てた日記など
お読みいただく皆様には、どうにも退屈なものにも想われますが

どうにかこうにか、とりあえずの目的地が近づいてきたようです。



今日の午後は…kirikouたち4年生の「1/2 成人式」が開かれます。

我が家のkirikouときたら

それほどの緊張もしていないのか?ことの重大さをそれほど感じていないのか?

今朝は遅刻せずに登校できたのが、何よりの幸いと申しましょうか…

何はともあれ、どんな展開になるのやら~??

ドキドキしているのは、母ばかり…かもしれません。


では…

記憶の新しいページに、想い出の映像をしっかりと刻んできましょうね~!! 
    

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