goo blog サービス終了のお知らせ 

Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「宿題」をやり終えて・・・

2007-02-19 18:52:37 | Weblog
「宿題」と言っても、「やりたくて、好きで始めたこと」なので

「タイヘンだ~!」なんていって、誰にも文句を言える立場でもなく…

「イヤならやめていいんだよ~、今からでもフツウの生活をすれば~」

という単純なお話なわけで…


すこし(いえいえ、カナリ?)変わり者にお思いになるかもしれませんが

「学ぶ」という一見すると苦しく思われる行為の中にも
実は、計り知れないヨロコビが隠されていることに…

いつしか気づいてしまいましたので、
もう少しの間は、このペースを保っていきたいと想っています。

ただし、当然のことながら、教科書や活字とにらめっこするのだけが
勉強とは限りませんので

息抜きやらストレスの解消も含めて、いろいろなことを経験するのも
愉しくもあり…役にも立ち…とても大切なことにも思えます。

さて、ようやく一仕事を片づけたので
かねてから、気になっていた映画「モーツァルトとクジラ」を観てきました。

実は、そのお話しをするには、すこしだけ自分自身の中で整理する時間をいただきたくて…

(理由は…手放しで「オススメすることもできず…」
でも「いろいろな方に観ていただくことも大切で…」
かといって「どんな風に、お話すれば良いのか、すぐにはことばにならなくて…」
というのが、今の正直な感想です。)

ということで3月9日まで上映しているようなので…
それまでに、もう少し落ち着いてから、書いてみたいと思います。

さて、お話は変わりまして…

私の通っている通信制大学「星槎大学」では、公開講座やセミナーも行っています。

今回、私もできたら参加するつもりの講座もありますので
ご関心のある方は、ぜひ覗いてみてください!!

会場は、横浜情報処理センターになりますが
全国にある学習センターなどをテレビ会議システムで結んで配信されます。

特別講習

2007年3月3日(土)13:30~16:30 ■テーマ  「日本国憲法」

■講師: 小中 さつき (こなか さつき)
      星槎大学講師 駿河台大学講師
■費用: 本学生 2,000円 (一般 3,000円)
■会場
・横浜情報処理センター(神奈川県横浜市)
・M-netアビニオンスクール(静岡県静岡市)
・明聖館高等学院(香川県高松市)
・今治高等学院(愛媛県今治市)
・福岡学習センター(福岡県福岡市)

特別支援教育セミナー

2007年3月17日(土)13:30~15:30

■テーマ「いま、子どもたちに必要なことは何か」~特別支援教育の目指すところ~
■講師: 品川 裕香 (しながわ ゆか)
      教育ジャーナリスト
      教育再生会議有識者メンバー
■費用: 本学生 2,000円 (一般 3,000円)
■会場
・横浜情報処理センター(神奈川県横浜市)
・「わっと」(北海道釧路市)
・見附市養護学校(新潟県見附市)
・郡山学習センター(福島県郡山市)
・富山学習センター(富山県富山市)
・M-netアビニオンスクール(静岡県静岡市)
・播磨西高等学院(兵庫県姫路市)
・ステディーサポート(岡山県岡山市)
・明聖館高等学院(香川県高松市)
・今治高等学院(愛媛県今治市)

参加申し込み・お問い合わせは星槎大学横浜情報処理センターまで
  ※各講座・セミナーとも定員になり次第締め切りになりますのでお早めに

 お問い合わせ:  0120-82-2686         


品川裕香さんのお話は、私もぜひ一度伺ってみたかったので

とても楽しみにしています!!

今話題の(?)教育再生会議で有識者メンバーのおひとりとして
孤軍奮闘(といっても、大げさではないくらいに)

いろいろな教育的ニーズを持った子どもたちのことを、お話してくださっている方です。

こんな風に書いてみると、相変わらずアチコチに顔を出して

私一人が、落ち着かない毎日をおくっていることが、皆さまにもわかってしまいそうで…

皆さまは、家のことや、kirikouのことをご心配いただいているかもしれませんね。

自分で言うのは、何なのですが…

できていないことは、相変わらずで、その中で、それなりにやりくりしながら
おかげさまで、日々のことをこなしているという感じです。

欲を言ったらキリがないし…かといって、現状に甘んじているのも良し悪し…

すこし長い目で、俯瞰して観ると「まぁまぁ、これでも良いほうかしら…」というところです。

先日は、月に一度程度のサイクルで学校を巡回してくださっている
スクールカウンセラーの先生に、お会いして
来年度のことなども含めたお話とご相談をしてきました。

明日は、授業参観と懇談会が予定されています。

その次の日には、在籍校の先生が通級に来てくださって担任者会があります。

また在籍校から、来年度も「校内に特別支援教育教室を設置します」

とのお知らせも届きました。

学校と家庭において、今できる限りの対応を模索する中で

こんな風に、少なくともささやかながらも、安心して過ごすことができていることは

ほんとうに、ありがたいことだと思っています。


こんな私やkirikouのお話が、何かのお役に立つこともあるかしらと
思いをめぐらしながら書いております。

けれど、これはあくまで私が感じたり、考えたり、見聞きしたことをお話しているに過ぎないので

そのまま、こんなやり方が、皆さまにとって有効というわけでもなくて

ましてや、こんな風にすることを、オススメしているわけでもありません。

ただ、少しでも何かのきっかけになったり、
参考になるような取り組みなどがありましたら

そのときは、お子さんの特徴や状態を良く観ながら
お子さんには、どんなやり方が、あっているのかしら~?
こんなことを、試してみようかしら~というふうに
お考えいただけたらいいなぁと思います。


映画を観て感じたことにも通じますが

どんなに本を読んでも、どんなに有名な先生のお話を伺っても

目の前にいる我が子や生徒について、語っているのではない…わけで

そこには、当然共通することもあるけれど
まったくあてはまらないこともあるということは、言うまでもない当たり前のことですが

あらためて、きちんと確認しておくことが大切に思われます。


一番大切なことは、目の前にいる実際に関わる子どものことを

「よく観ること」「よく知ること」「よく聴くこと」

そして適切なやり方と距離感で「近づくこと」…

そうするうちに、きっと少しずつ、その子どもの「発している何か」

それは、言葉かもしれないし、言葉にならない何かかもしれないし

その表面上の言葉には見えてこない「べつの(本当の?)何か」かもしれない…

まだ、私にも見えていないナニモノかが、きっと浮かび上がってくるように思います。

最後は、ずいぶん抽象的なお話に片寄ってしまったような気もいたしますが

この一年間に、拙いながらもこのブログに書いてきた

『その時々のことばたち』を、いま振り返ってみると

今、私にお話できることって、こんなことなのではないかと感じています。

今すぐには、思い出せないことも多々ありますが

さかのぼって少しずつ読み返してみると、オモシロイ発見もあって

「こんなことを、こんな風に書いていたんだなぁ」と思いつつ

まだ、もっと工夫して書けるようになりたいと感じるところもあります。

できれば、また皆さまからのご感想やご意見をいただけると

それが、励みにもなり、また深く考える道筋を見せてくれることもあります。

今くらいのペースで、ポチポチと書いていけたらうれしいので

これからも、どうぞよろしくお願いいたします!!

最新の画像もっと見る

9 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画 (RAM)
2007-02-19 22:00:59
>気になっていた映画「モーツァルトとくじら」
ご覧になったのですね^^
いいなぁ~首都圏!
戸惑っていらっしゃること、大体察しがつきます。
返信する
ほんとうに、よく描けていると思います・・・ ()
2007-02-20 07:46:41
RAM さま

「レインマン」にはなかったと思われる
当時者の視点が、おそらくよく描けていたと思うので・・・

それだけに、観ることには・・・たぶんツライ部分があるように思います。

でも、見て良かったと思っています・・・

アトは、馴染みのない方にどんな風に受け入れられるのかしら~?
という点が、とても気になりました。

少しでも予備知識があったら・・・ちがうかとも思いますが
どこかしら、かさねあわせて観られるかどうか・・・

若い感性・・・と言うのか、見方があまり枠にとらわれていない人には
何かしら、わかってもらえるかしら~?なんて

考えてしまって・・・まだ、上手く書けません。

いろんなエピソードを、上手に映像にすることができていて・・・
素晴らしいと思いました!
返信する
Unknown (twins mama)
2007-02-20 19:03:15
今日はお会いできて嬉しかったです。
最近、子供本体は学校と塾に結構お任せ状態で
就労や親の会に多忙な母で御座います(笑)

2年前に今日のような支援や環境設定は、全く予想していませんでした。時代は変わっているのだと・・。
親の情報交換や思いを共有する場の大切さは
先日の勉強会で安藤先生も力説されていました。

理解と共生のために何ができるのかがこれからの私の宿題です。

講演会多分出席できると思いますので
来月、会場でまたお会いしましょう。
返信する
お久しぶりです・・・ (コロン)
2007-02-20 19:03:39
風待人さんのあるがままの想い、それに触れたくてこちらにお邪魔している次第です(笑)

子どもの発する信号に常にアンテナを張る…その通りですね。出版物にはこどものことは何も書かれていません。”子ども”という目の前の分厚い本のページを読み理解すること以外に手はないですよね。

私も教師として働く傍ら、教科『情報』の教員免許を取得するために、北海道情報大学の通信教育部に在籍していました。レポートなどほんと大変ですよね…。私はコンピュータに関しては全くの門外漢だったのでなおさら…。今思えばよくやったと思いますが、ほんと苦しかったですよ…。だから風待人さんの辛さはよく分かります。

徒然なるままに書き綴っていたので、内容が飛びますが、品川さんの話は私も興味があります。是非…と思うのですが、日程が合いません。(実は3月2日の茂木先生×中沢新一さんも、次の日が卒業式のためにダメでした…)…ということで、風待人さんの報告を楽しみにお待ちしております。

追伸
CAFE以外の場でもいろいろとお話ができればいいですね…。

返信する
子どもの居場所・・・ (風待人)
2007-02-20 21:08:33
twins mama さま

ハイ!!私もお話できて、とても楽しかったです!

昨日、虫の知らせかけいじばんを覗いてヨカッタです。

あれから、授業参観と懇談会で・・・
そのあとも、立ち話をして家に帰ったのは5時過ぎでした。

子どもも、ひとりでお留守番もできるようになって
(ただ、単にひとりで羽を伸ばしているだけですけど)

それでも、それなりの成長とプラスに思えることも
発想の転換かしら~と思っています。

親としては迷いますけれど、どのあたりに目標を置くかを
少しずつ見極めていくのも大切のように思いますが
いかがでしょうか?

母親は、ある意味「母として、子どもを支える」こと
第三者によるサポートや関わりを受けられるようにしていくこと

そのあたりの環境を、整えていくことも大切でしょうか?

また、いろいろとお話しましょうね!!

コロン さま

コメントいただいて、ありがとうございます!!

スクーリングなどでも、現場の先生方のお話を伺うことは
ほんとうに、子どもたちのことを知る上で、とても参考になります。

その意味でも、コロンさまのお話から
ほんとうに子どもたちを、見つめるまなざしの
確かさとあたたかさが伝わってきます。

教育現場からのナマの先生方の声を、
なかなか発信しにくいことは、よく聞きます。

価値観もさまざまな中で、どのようにしていけば
一人ひとりに寄り添った学びの場になるのか…

なかなか解けない問題に思えてしまいます。

小学校での習熟度別授業の様子をテレビで観ましたが
やり方によっては、よい面があるように感じました。

ひとつにポイントを絞って考えてみるとして
小・中学校・高校と、それぞれで違いはあると思いますし
良い点悪い点も含めて、どんな風にお思いになられますか?

ただの保護者の視点の域を出ていませんが
シロウトだからこそ、素朴な疑問やとんでもないことを聞いてしまったり・・・
できるのかもしれません。

ずれていたら、おっしゃっていただけると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。

(こちらには、メールを載せていないのですが
Cafeのメールを通じて、良かったらご連絡いただければ・・・と思います)
返信する
どこまで親が関与するか? (双子の母)
2007-02-20 23:10:59
我が家のモットー。
100ます計算一枚でも良いから365日、怠けないこと。
随分、低い目標設定です・・。
家の手伝いをどんなに些細なことでも良いからひとつすること。
なんだか「一日一善」運動みたいですね。

ある意味第3者のサポートは随分利用しています。
子ども会でも子供のみの行事参加(宿泊も含め)
スイミング、塾でもフィールドワーク。
塾での学力強化(最近親は見守るのみ)
検査およびカウンセリングで大学研究センター
当然、学校の支援も。
これだけ外注すると親は計画・立案・経過観察する「コーディネーター」として働き、現場は当事者を信頼してお任せです(良いのかなあと思いつつ)

また、見通しが立たないとだめなお子さん達なので、どの場面でもいつも具体的な最低レベルを提示し、これは死守させています。(パブロフの犬の反射のように最低レベルだけは実行しています)

なんだか、親子の暖かい情ではなく
「明るく正しい大人への養成講座」風になっている気がします。
(ちょっと自衛隊ちっくです。我が家はほんとに)


返信する
習熟度別授業については・・・ (コロン)
2007-02-21 05:21:30
実は、私はあまりいい評価をしていないんです。

確かに少数に分けることで、できるだけ個の学力にそって指導できるので力が伸ばせるという利点はあるように思います。その利点に関しては、私も評価しているところなんですが・・・。

ただ学校という子どもの数が多い場所でそれを実践する場合、問題が山積しているように思うのです。例えば…

●時間割編成の難しさ

●クラス編成の困難性
これは、例えば上位・下位層を少なく、中位層を多くとすれば中位層で学力の層化が起こってしまいます。また人数を均一にすれば、今度は上位・下位層の生徒に指導を施していくことが難しくなるという側面があります。さらに年間同じクラスでいくのか、もし学期ごとに替えるならどのように替えるのかなど考慮すべき点が多いように思います。

●生徒のモチベーションの問題
小学校ではクラス選択性を導入してできるだけ劣等感を払拭しようとしているところが大抵のようですが、下位グループに入った生徒の学習へのモチベーションをどう高めていくのかは難しい問題です。

●科目設定の難しさ
ただやればいいというのではなく、設定する科目によってはなかなか時間を要し、効果が見えずらいものがあり、生徒のやる気を促進することが難しいものも中にはあります。

●評価の難しさ
習熟度別にクラス編成した場合、成績をつけていくのが実はすごく難しいのです。

●学校施設の問題
今後の少子化を考えれば、空き教室などが少し増えると思うので問題はないかと思いますが、教室数の絶対数が少ない場合は実施に困難があります。また少人数を大きな教室で行うときの教育効果の少なさはある学校の教育実践の報告の中で聞いた覚えがあります。

など、学校体制上ではほんとに生徒の力を伸ばすシステムとして作用させるためには困難が多いように思います。ですから、もともと母体が少人数という場合は機能しやすい面もあるかもしれませんが、学校全体で行う場合には少し無理があるかもしれない…そんなふうに考えています。 
返信する
なるほど~!! (風待人)
2007-02-21 07:08:10
コロン さま

ほんとうにていねいにご説明していただいて
課題となる点など、とてもよくわかりました。

ありがとうございます!!

私の観た番組では、さんすうの授業で
コースは、おそらく子どもが自分で選択して途中で変更できるようでした。

「今ある学校の体制」の中では・・・とても難しいということはあるのでしょうね・・・。

私は、いまは小学校しか見えていませんが
先生方のお忙しさ(色々なお仕事の煩雑さ)を、
もう少しどうにかするということはできないのかしら?と思います。

特別な例かもしれませんが、茅ヶ崎の浜之郷小学校のお話では
もちろんとてもタイヘンなご苦労はあったと想像しますが
「子どもや教えることに向かう時間を増やす」ような
取り組みをなさったと聞きました。

どこからどんな風に手をつけていったら良いのか・・・

教育については、とっても大切なことなのに
問題がほんとうに複雑ですね~~

一保護者の声では、いかんともしがたいので・・・
みんなで一緒に、もっと知恵を絞らなくっちゃ・・・と想っています。

どうぞよろしくお願いいたします。
返信する
慌てていて・・・ (風待人)
2007-02-21 07:15:20
双子の母 さま

お返事を書き忘れてしまい、ゴメンナサイ!

手前の情報に気をとられてしまい・・・(よくあるパターン?)

さて、「学力は、あれば邪魔にはならないので」・・・

それから「あいさつ」や基本的な人付き合いそれから「お手伝い」は

「就労に関して、今できること、しておいたほうが良いことです。」
とジョブコーチの方がおっしゃっていましたね。

ただし、裏返すとその点に取り組むにも苦手な面があるわけで・・・

あせらずできるところから・・・やっていきましょう!というのが
ノンビリタイプの私のやり方でしょうか?

双子の母 さまのお話を伺うと、ほんとうにいい意味で
刺激をいただいて、よ~し!!って、気合が入ります。

ほんとうに、素晴らしいお話を、ありがとうございます!!
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。