11月8日(土)のつぶやきその１

2014-11-09 01:51:56 | 絵本、大好き♪

鮮やかな菊の花の黄色が、目を惹く季節です・・・

昨日は、町田市民文学館ことばらんどにて開催された

竹内美紀先生による児童文学3回連続講座

「石井桃子の翻訳はなぜ子どもをひきつけるのか」の3回め

最終回の『声を訳す文体の秘密』を受講しました。

　　　　　　
　　　　　

　

三回を通して、石井桃子さんの多岐に渡るお仕事について

「作家・編集者・研究者・実践者・翻訳家」に着目し

特に、代表的な作品についての分析と考察をお聴きしました。

三回目の昨日のお話では、石井桃子さんとって

大切な出会いとなった「熊のプーさん」（１９４０年初版）

「プー横丁にたった家」（１９４２年）は、合計１１回の改訳を行っているとのこと。

また、石井さんが最初に携わった

「たのしい川べ」ケネス・グレアム著　中野好夫訳（１９４０年）を

「白林少年文庫」から出版されたのち

２度にわたって『ヒキガエルの冒険』（１９５０年）

「たのしい川べ―ヒキガエルの冒険』（１９６３年）　と石井さんが訳されるなかで

物語世界の「理解と読み」を深めていたいらした点を、

改訳に伴う変更点を細かく分析することで、指摘していらっしゃいました。　

　

また、石井桃子さんご自身が、墓標に刻むよう言い遺していらしたという

六作品「ノンちゃん雲に乗る」「幼ものがたり」「幻の朱い実」

「クマのプーさん」「ピーターラビットのおはなし」「ムギと王さま」のなかから

自伝的小説「幼ものがたり」と「幻の朱い実」と

加えて、９０歳にして翻訳に取り組まれた、A・A・ミルンの自伝を取りあげて

　　　　　　

幼い「声の文化」の時代に、たくさんのお話を聴いていらしたこと

幼いころの記憶と描写力、その幼少期の大切さと

「クマのプーさんと魔法の森」という不思議で

あたたかな世界に、大人になってからも入ってゆくことができたことなど

解説していただきました。

石井桃子さんに関する本など（一部を除く）

図書館で見つけた本の写真を、貼り付けておきます。

　　　　　

子どものための本や物語とは・・・

身近に居る子どもに伝える物語・・・

もしかすると・・・

「自らのなかにいる子ども」の存在ゆえに

その子どもに向けて語られる「物語」があるのでしょうか？

知れば知るほどに、石井桃子さんという人物への興味とともに

やはり、「物語」や「ヒトが語り、それを聴くということ」への

興味が、ますます深まりました。

　NHK BSプレミアム　@NHK_BS_Premium　23:42

NHK BSプレミアム 23:45 アニメ　山賊の娘ローニャ（１）「かみなりの夜の子」 nhk.jp/P3016 #nhkbsp

sako yukoさんがリツイート | RT

2025年6月
日	月	火	水	木	金	土
1	2	3	4	5	6	7
8	9	10	11	12	13	14
15	16	17	18	19	20	21
22	23	24	25	26	27	28
29	30

Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

11月8日(土)のつぶやき その１

コメントを投稿

11月8日(土)のつぶやきその１