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Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「感受性や想像力」・・・

2008-01-18 09:53:16 | Weblog
今朝もさむい曇り空の広がるなか…
いつもと同じようでありながら、ホンノスコシの変化を見せて
kirikouが階段を登っていきました。

昨日は、校内に書初めを掲示した「書写展」を観に、お昼頃学校に出かけて

ついでに、午後通級指導に出かけるのでkirikouのランドセルをピックアップしました。

ついでにもう一つ…2月2日に開かれる「にじの会の講演会のお知らせ」に

私のコメントを添えて、先生の数プラスアルファを用意して校長先生にお渡ししました。

笹森先生のお話は、校長先生も何度かお聞きになったことがあるそうです。

快く受け取ってくださって、ホッと一安心でした。

(参考までに添付した文章を、以下にご紹介いたします…
書き方には、ずいぶん気を使ったつもりですが…いかがなものでしょうか…)


  【講演会のお知らせ】
 
 日頃より学校全体で○○のことを温かく見守っていただき、ほんとうにありがとうございます。お陰様で楽しく安心できる学校生活を送ることができておりますことは、親として大変うれしく存じております。
 さて、2月2日(土)に『神奈川LD等発達障害児・者親の会「にじの会」』主催の講演会が開かれます。講演をなさいます笹森洋樹先生は、以前に横浜市の通級指導や巡回指導をなさっていらした先生です。教育現場のことをよくご存知でいらして、とても素晴らしいお話が伺えることと思います。「これからも在籍校の先生方にご支援いただくことが、どんなにありがたいことか」痛感しているところでございます。
先生方におかれましては、大変にお忙しいこととは存じますが、機会がありましたら、ぜひご参加いただけますようご紹介させていただきます。
入学して気がつくと、あっという間の4年間でしたが、高学年に向けて「家庭で、親としてできること」を試行錯誤しながら、これからも行っていこうと考えております。
今後ともご指導の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
                   ○ ○○ (4年○組 ○ ○○保護者)


今回は、もうなんと言ってもイチオシのオススメの先生ですし…

そろそろ学校に対して「思い切ってプッシュしてみようかしら~~!!」ということで
一歩(これでも)大きく踏み出してみました。

(反応のほうは、いかがなものか…過大な期待はせずにいるつもりですが
それでも少しずつでも何かが動き出すことを、心より願っております!!)

 
それから、ちょうど階段のところで
kirikouが給食当番の格好で女の子と一緒に
大きな「しょっかん」(って言うんでしたっけ?汁物を入れる容器のこと)を運んでいるのに行き会って
「あとで、運動場で待ち合わせね~!」と声をかけて、家にランドセルを置きに帰りました。

少し早めに迎えに行くと、まだ昼休み時間中のようで
校庭では、子どもたちがボール遊びや大なわとびをして遊んでいました。

目を凝らしてみると…kirikouもクラスの子たちと
おそらく「ボール投げ」というドッチボールと鬼ごっこを組み合わせたような遊びをして
校庭を駆け回っていました。

時間ギリギリまで遊んで、それから通級に向かいました。

今年、最初の課題は、(個人面談でもご相談しましたように)

『生活のふりかえり』

(1)下校してから、家でやることの順番や流れをきめよう。

   *自分で決めて自分で実行することが大切です。
 
(2)下校してからの生活のめあてや心がけること
   
  1(言われてやるのは?)言われるまえにやる(本人記入)

  2(切りあげられる?)じゅんをきめる(本人記入意味不明?守るという意味?)

(3)家族の人と相談して書きましょう。(宿題になりました。)

サテサテ…生活リズムについて、本人の意識もできつつはありますが
それを「実行に移す」「そのための本人の納得や実際の行動への動機付け」には、まだ到っておりませんので 

当分のあいだ、先生方のお力を借りながら、親子間の攻防・・
いえいえ、「すりあわせ」が続くことになりそうですね。


さて・・・書き始めるときにアレコレと思いを巡らして、
タイトルにした「感受性と想像力」のお話を、少しだけいたします。

というのも、昨日何度も書き直しながら、最後に出てきたそのふたつの言葉を書いてから

どうにも、曖昧な…どんな風にもイメージできる…
それだけに、人によって受け取り方もいろいろで

ましてや、数字や目盛りに示して「具体的にコレくらいです」なんて言えない事がらで
お話が終わってしまっていることが、とても気にかかっておりました。


「学力」というコトバにしても、同じようなことが言えると思いますし
最近、様々な「~~力」というタイトルの本がたくさん出ていますけれど

実際には、著者が想定した「抽象的なもの」をさしているだけで
「それが、どんなモノか」というと…意外に人それぞれイメージしているものが違っている…
ということもあるのではないでしょうか?

(もしかすると…私自身がそれらの抽象的な概念の理解があまり得意でなくって
ホントウの自分の体験や納得できる説明で「自分の中にストンと落ち着くまで」
なんとも居心地が悪い…そこまで行くのに、こだわり続ける・・・
というところがあるのかもしれません…)

ちなみに、文科省の学習障害の定義のなかにある

「聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力」というコトバも

あらためて読んでみると、とても興味深いものが浮かび上がってきますね。

モチロン、様々な方法や検査法を駆使して
できるだけ客観的な特性を測ることは、大切です。

そのデータの教えてくれることもたくさんあると想います。

その上で、それらの示していることを、如何に読み取るのか…
ということが大切になってくるのでしょうね。


さらに、先日平田オリザさんの作・演出の演劇を観たり

お書きになった「対話のレッスン」や「演技と演出」を読んでいて、感じたことがあります。

それは、お芝居を作るうえでも鑑賞する上でも、

その「想像力」というものの果たす役割が「如何に大きいことなのか?」

そして「その想像力のありよう(イメージするチカラのようなものや仕方、そのイメージしたもの)」が
人によって、ホントウに様々であって

「その部分をすり合わせていく過程(=イメージの共有)」が大切になってくるのか?

ということで、
そのことについては、これから当分の間アレコレと考えていきたいと想っています。

さらに、それは一人一人の人がそれぞれに違っていることを前提として

みんなが、一つの同じことに向かうのではなく

それぞれが、ユニークなそれぞれであるままで

それでいて「ある共通した空間や時間や経験を共有する」ということ…

のオモシロさや(なんと言えば良いのかわからないんですけれど…)
なにかがそこに生まれるような気がしています。

また…目には見えない…わけのわからないお話になってしまいましたが

こんなことが…今、どうにも気にかかって仕方のない…私です。


青年団のお芝居のお話も、もっとしたいところですし…

偶然、見つけた(何処で手に入れたか記憶のない・・

「空と雲のパッチワーク」のような、きれいな絵葉書に書かれている)

東京藝術大学大学院美術研究科の「先端芸術表現専攻修了製作展」もオモシロそうですし・・・

横浜美術館では「ゴス展」が開かれています。

江戸東京博物館では、特別展「北斎-ヨーロッパを魅了した江戸の絵師-」も開催していますね!

東京都写真美術館での「文学の触覚」展も新聞記事で見つけました。

それから、少し遠いんですけれど、
静岡県立美術館では「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡」を開催中です。
ロダンの「地獄の門」の展示してある…ところだと想います。)

そのほか…各地で、様々な催しが開かれていることでしょう…


このところ、人の生きる様や…
人の生み出すアレコレが、どうにも気にかかってしまいます。


時間が許すならば…と想いますけれど

もし、お出かけになってご覧になった方がいらしたら…

ぜひ、お話をお聞かせくださいね~!!


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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校内での動き (双子の母)
2008-01-18 22:46:17
こんばんは。いよいよ学校への働きかけですね。風待人さんのお人柄。校長先生はじめきっとよい方向に答えてくれそうですね。

双子の学校の校内イドバタ。参加者増加してます。
先生方が学年越えて、ボーダー領域の「支援」を今受けているお子さんの保護者に私のことを伝え始めています。
中学進学にあたり、「子供にあった選択」「支援実現への働きかけ」など「そのまま」ではいけないということを理解し、「親御さん自身」に動き出す必要性、相談、情報入手の相手として名前を挙げてくださっているようです。

私自身は地元中を動かすにはまだ状況が悪すぎました。
でも、このご時勢、1年以上あって、3人(もっと増えそうですが)
集まって、相談し続ける経緯があればなんとか道がひらけるかもしれません。(双子の学年が支援を断られて越境する現実もありますし)

横の連携。学校選び。「公務員」である先生方は大きくは動けませんし、意外に地元以外のことはご存じない。私立の内容はなおさら。思った以上に学校内でのイドバタはニーズが広がる様相になってきました。卒後も多分当分牽引役になりそうですが、がんばります。
返信する
「子供にあった選択」「支援実現への働きかけ」の重要性! (風待人)
2008-01-18 23:33:27
双子の母さま

参加者が増えているとは、素晴らしいデスね!

気がかりがあっても、なかなか相談しに行くまでの一歩が踏み出せないでいる方が
多いのでしょうね。

いろいろなハードルはあっても、学校内で共通認識を持っていることで
「イドバタ」のような場所を、一つの通過点としてうまく利用していく可能性が開けるのでしょうね。

さすがにバイタリティあふれる双子の母さまらしい活発な動きのお陰ですね~~!

中学については・・・私もまだ未知の領域です。

あと2年の間に、様子を観ながら
少しずつ働きかけのチャンスを探してみようと思っています。

(そろそろ、小学校の校長先生の人事移動なども絡んできますし・・・
目標を模索しつつ、焦らずじっくり・・・というところでしょうか?)

またいろいろと教えてくださいね~!!
返信する
教育現場は (コロン)
2008-01-19 01:08:32
今、風待人さんのように積極的に学校と関わってくださる保護者の方がすごく貴重だと思いますし、待ち望んでいるのではないでしょうか。

やはり日常の中で”今、ここ”という文脈を生きている子どもたちの成長をお互いが見つめていく上で、普段からの連携というのは必要ですし…その点に関して、教師は学校の中の教育の中に見失いがちになるのだと思います…。

また働きかけて学校とコンタクトをとることで、学校の中の見えない子ども像の一端を知る契機にもなりますし…ね。

頑張ってください!!応援しています。
返信する
どんなかかわり方が良いのかは・・・ (風待人)
2008-01-19 10:04:43
コロンさま

応援してくださる方がいると想うと、とても心強いです。
ほんとうに、ありがとうございます!

保護者として・・・だけの目線しかなかったら・・・
こんな風に考えることができたかどうかは・・・わからないです。

大学で教師をなさっている方の生の声を伺ったり、親野先生の率直なお話を聞いたり
教師をしている友人といろんな話をしていく中で
先生方もほんとうにご苦労なさっていることがよくわかったので。

怖ろしげな保護者ではなく・・・
できれば、協力関係をもてる保護者になれたらいいなぁ・・
と想っています。

今「先生になろう」という意志を持った若い方が、
できるだけたくさん出てきていただけるような・・・環境を、作ることは
子どもが学校に通っている保護者として、大切なことに感じています。

(どうも・・・敬遠されがちなムードがあるらしく・・・)

先生って「大変なこともあるけれど、
とてもやりがいのある素晴らしいお仕事だ」ということを

もっと、多くの方に伝えていきたいですね~~!

そのために・・・できることを考えつつ・・・
少しずつでも動いていきたいです!!

そういえば・・・昨日、チラッとテレビで観ましたが(残念ながらもう亡くなられたそうですが)
九州のほうで50歳を過ぎて教育実習に行かれて
高校教師として活躍された先生がいらしたそうですね・・

何か、大切なことを教えられたような気がしました・・・
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